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8月31日が来たら。  作者: 真岳仁緒
最終日、8月31日
8/9

vs『絶滅派』其の元

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「状態異常が嫌い」



「まあ、落ち着け。そんなに意味わからないこと言うなって、なあ。戦犯?今回もまあ派手にやったもんだ」

「5.5…5…4(17→6-5#(.=*♪・(☆9\|-1\5¥1$+7.17→「4☆58*6☆52*(43(-」

「はあ、はっきり喋れよ。聞き取りづらい。ほら、これでどうだ」

「5+〜☆*(・☆|んだ?そんな事できるはずが………………!!!!」



現在時刻は午後11時55分。

ある一つの、最近できた綺麗な一つのタワーの一室に、二人の男がいた。

その部屋はなにか鉄のような匂いが充満していて、あたりはどす黒く、赤色に染まっている。いくつかあるイスは倒れ、そのイスの近くにあるパソコンは、調子がおかしいのか、狂ったように画面に文字を映し出している。

「なんだ………お前。どうしてここにいれる?」

「そうだな。ぼくがここにいるのは、誰かの声が聞こえたからだ。やり直したいってね。こんな終わり方はいやだって、誰かが望んだのさ」

「……….…はっ、だったらお前に何ができる?これはもう、終わりなんだ。全てが無かったことになり、これで全てが終わる」

「本当にいいのか?それで?」

男はもう一人の男の顔を覗き込むようにして見た。

「ぼくは、不条理、状態異常、などの、正常じゃないものにだけ働く対お前ら用の特別性みたいなものだ。

言っておくが、ぼくにそんなレベルのものは効かない」

「そして一度しか言わない。お前、どうしたい?」

「どうって………?」

「答えろ。これで最期のチャンスだ。これでもかなり、譲歩している。俺は、お前の利にある行動をこれ以上1秒たりともやりたくない。早く、答えろ」

男は、息を呑む。

そして、頭を一度だけ、回転させた。

それは、誰かの言ったことが響いたのかもしれない。全く関係なかったのかもしれない。

「………….……自分を信じる力が、欲しい」

「へぇ?」

「俺が、なにかをどうにか出来るくらいの、力じゃない。そんな何かを」

「………………。ふ、ふふ。ふふふふふ。いいね。いいね。素晴らしい。承った。それじゃあ」

「待て!どこに行く?」

男はニッと笑う。意地悪そうに。

「もちろん、君の所さ。間違えるなよ。お前のした事が、なくなるわけじゃない」

と、そんな感じで、あまりにも早く、その男は来て、すぐ立ち去り。

わずか3時間弱程の、大きな戦いが、小さな戦いが。

これで。全て終わった。

タワーは消滅し、

なかったことになり。

時刻は、新しい月を迎える。

物語は、8月1日になる。

古いデータは潰されて、

新しくロードが始まる。



クライマックスに、

期待をしてはいけない。

いくら気持ちを入れ替えたとしても、

いくらみんなが良い方向に行こうとしても。

罪は消えない。罰は消えない。


そんな考えなど、甘すぎる。

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