vs『絶滅派』其の終
クライマックスに、
期待をしてはいけない。
いくら気持ちを入れ替えたとしても、
いくらみんなが良い方向に行こうとしても。
罪は消えない。罰は消えない。
そんな考えなど、甘すぎる。
*
「…………………」
椅子に座っている。
「やあ。ようこそ」
「…………………」
/
「あ、ここでは、僕のルールに従ってもらいます。見にくいでしょ?こうした方が、いいんだよ」
%
「…………………」
% ÷
「えーと、一応、
ここが最終フロアだ。
僕と君以外はみんな死んだ。
おまえは優秀だから、
誰も殺さなかった。
でも、そんな事、許されない。
僕がとどめを刺しておいたよ。
感謝する?しないよね。
だって、そんな事思わないでしょ?
だからここまで来れたんだ。
『巡り合わせが嫌い』
その能力元は、体内に侵入する異物を取り込まないように作られた、
抗体その物みたいなものだ。
だから、もし敵ならば、
立ち所にお前の近くにいられない。
そんな状態が出来上がる。
敵と離れるなら、床が崩れたり、
瓦礫が落ちたり、天井が抜けたり、
そんな風にして、不自然な力が働く。
今回は、入ってきた空間が、
そうやって動かせる類の物ではない。
だからまるで吹っ飛ばされたように
感じたんだろう。
あれは距離をおいただけ。
でも大丈夫。もうそんな奴はいない。
みんな、揃って消えちゃったよ。
だから、次の戦いなら、そんな事は、
出来ないはずだ。
感情移入ね。
それがあったから、
勝てるなんて皮肉なものだ。
だから、例えバラバラになっても、
お前はすぐあいつの後ろを取れた。
殺さないなら僕の計画を阻止できる。
そうほんの一瞬だけでも思ったんだ。
結局殺したから敵になったけど。
とにかく、そんなこんなでみんな、
いなくなったさ。
僕は驚いている。
最大限の警戒をしている。
ありえないんだよ。
君は今ここで僕と会って、
“これ”に関わっている人全員に会って
五体満足でいられる。
そんな事は普通は出来ないんだ。
出来るはずがない。
君はヤバイね。
…………………………
ふぅ」
% ° ( <
椅子から立ち上がった。
×$°○<
「僕の名前は月夜見翔人。君は何か僕に言いたい事はあるかい?」
° # ☆ ^ 〆
「ああ」
/_5¥#×<☆428☆4<4725☆>¥>+>4
「手短に済ませよう。もうあんまり時間はない」
÷×=1×152=+$1$4=+=5°☆€4=+=1=
「最終決戦…………だ」
jso_ogmbn@tm@t@dyrohjjj_d&d_zh
vs月夜見翔人『絶滅派』
5813846*々〆☆6〆461々31々31々
*
=3々464〆61÷13々43×31÷<4々%々
「さて、
今君の置かれている立場は二種類。
僕を殺してリセットする。
殺さずリセットしない。
それに対して
僕はある計画を思いついた。
リセットとは素晴らしい。
この僕がいなくなるなら万々歳だ。
しかし、
僕のいる世界は巻き込ませない。
そんな矛盾を解決するなら、
もちろん僕の居場所だけ壊せばいい。
いや、壊さない。なくす。
なかったことにする。
このタワーだけをバグらせて、
存在自体をなかったことにするのさ。
あの疫病神もたまにはいい事をする。
僕はそれに乗っかってやろう。
ただ、ここまで君が来れた事は本当に計算外なのさ。その為にも僕は
君をどうにかする必要がある」
mhd_yhtpm>×>+\3々>☆316○#〒÷
「その前に、俺の質問に答えてもらってもいいか?」
5・%・<:%・<:%☆÷<:%1:%・6」%
「いいよ。
言い残した事はなんだい?」
<・2:<:%・3:<*2・%72〆%・8・=
「一つ。俺は何の為にここにいる?俺がここにいる必要はあるのか?」
6461々3○|31÷☆<816161〆6181〆3
「それについての答えはa(g(d,
君は絶対にいなければならない
道具だったよ。
君がいなければこいつを倒す事は
出来なかったからね」
ゴイン、と変な音がなり、なにかが転がってきた。それはまぎれもなく、
*¥5「%9♪4の首だった。
2¥>1<6131=64×43=」=+=+°$==○|
「気を悪くしたならごめんね。
だけど、君はいい事をしたんだ。
これは間違いない」
○=61=34€1^々73×13々164々1\9(-6
「……………………」
6」=*|1351々4=31=4=31316×*<
「………わかった。じゃあ次だ。お前がこんな事をするのは、これ以上お前の強大すぎる力でこの町を壊したくないからだよな?たとえそれがお前自身が動いていなくても」
5〆64々31×>43÷46×43〆13〆<÷64
「………そうだよ。僕はもう耐えきれないんだ。これ以上、みんなが、僕によって苦しむのは」
〆%々34×6×3々○6÷61÷6〆6々32〆
「………………最後にもう一つ。お前にこれを渡すようにあるやつから頼まれたんだが、これについてどう思う?」
¥」2」%→・%・%1:%*3○5%・%4
「…………みんなは、
僕が守るべき人で、
認められる友達だ。
それは絶対に変わらない」
÷16÷4%÷○5÷1÷「%〆○6÷÷○÷1>
「お前という道具と違って、みんなは立派な人間なんだ」
mgwd_ldgo@mtntgj_twry_|>○61〆3
なんだよ。それは。
報われないじゃないか。
もしかしたら、なにかの手違いじゃないかと思った。本当は何かに操られていて、こんなしたくもない事をさそられているとか、そんなありふれた展開でよかった。だが。
お前はもう、駄目だ。
こんな事になりやがって。
そんなこと言いやがって!
「ふざけるな!」
巡り合わせが嫌い____!
まっすぐ手を振り下ろす。
駄目だ。こいつは止めないと、いけない!
÷31÷31〆6→61=830[--」〆1〆1-*
「あのなあ、まだお前が有利だとでも思ってんの?」
…64…61々31〆95061々=」|43々*
「援助が嫌い。
配列が嫌い。
暴力が嫌い。
防御が嫌い。
感情が嫌い。
不完全が嫌い」
〆64〆61〆31々31〆3〆56〆31〆3〆
体は止まり、激痛が走り、淀んだ空気が脳を支配し、力が溢れて、体がちぎれ、持っていた銃も、身を守るもの全てが粉々になる。
÷61々61÷16÷61×31>16〆913131〆
「ゲホッ!……………………」
々3843144〆÷3☆×13÷16〆」…-」|1
体は縛り付けられ、月読見の前に出される。
1々64々34|62〆913〆46〆♪<÷1691
「僕はこいつを倒してるんだぞ?
気づかないのか?
僕には逆らえない事に。
これは僕がお前の攻撃に
耐えるんじゃない。
お前が、
僕の攻撃に、
耐えなきゃいけなかったんだ。
そうやって、
冷静を欠いた奴が負けるのを
今まで痛いほど見たはずだろ?
そんなに嫌だったのか?
道具扱いが?」
÷5:→%・%:<:%:]^]%→%:<]<:%€・:%
「違う!」
俺が聞きたかったのはそんな答えじゃなかった。
「俺がどうしてここにいるのかっていうのは、俺がここにいる価値を聞いたんだ!なぁ!お前には俺たちが、どう見えてるんだ⁉︎仲間だと思っている⁉︎
友達⁉︎人間⁉︎いいや、そんな事お前は思ってもいない筈だ!」
・<:<1:3]^]<・%:^]|々×1]%:^」→:3:3:
「なにを言うかと思えば、そこまで君に言われる筋合いはない。いい加減にしろよ?どちらが優勢かはわかっている筈だ」
「お前の目的は、これ以上お前が!お前の力でこの街を、世界を壊さないようにする為に動いてんだろ⁉︎」
「………………それが、どうした」
「だったら!どうして!ゲホッ!信じることができない!俺らは!みんな要らないと思われて生まれてきたんだ!だから月並みたいな奴が現れた!それは痛いほどにわかる!だが、お前は救ったんだ!少なくともお前の言うみんなは!お前が人間だと言ってくれて救われたんだ!居てもいい存在だと言われたように感じたんだよ!それなのに、リセットする?殺す?滅ぼす⁉︎
ありえない!そっちの方がよっぽどありえないだろうが!」
「…………お前になにがわかる。こんな、お前を瞬殺できるような力が、不意に発動するんだぞ。何個も、何十個も!何千個も!それが、なんの関係もない友達にもし、当たったらどうするんだ!理玖……………それで!治らなかったらどうするんだ!」
「そうならない為に信じるんだろ!人間だというのなら!俺らの存在を認めるなら!俺らがそれをコントロールできる事くらい信じろよ!お前がやってる行為をお前は理解してない!この町だとか世界だとか宇宙だとか、壊れるのが全部お前のせい?ふざけるなよ!それじゃあ本当に俺らは邪魔者だろうが!それは!俺らが要らねえって言ってるのと同じだろ!」
「…………………!!………!」
「ゴホッ!…………!それでも、最後までお前を助けようとしたんだそ……?」
そのおかげで俺は今、ここにいる。
月夜見の体が揺らぐ。その表情からは余裕は消え、焦りと、不安と、喪失感と、あらゆる負の感情が出ているようだった。
「俺がもし、お前のそばに、あとちょっとでも早くいたら。俺をすぐに見つけていたら」
俺は、お前に……………
「おまえを知っていたら、何かが、変わったのか…………?」
ボソリと、月夜見が呟く。
一瞬だけ、全く違う、月夜見を見た気がした。
ただの普通の優しい人。
「だが、もう無理だよ。
もう止められない。
俺は、俺のこの行動をもうやめない。ここまできたんだ。やめはしない」
÷64々61×31÷3〆43〆43〆13÷31〆
くそ。ここまでなのか?
こんなに、早く?なんの逆転もなく?
最悪だ。まだなに一つ終わってないのに。
バンダナ………渡せなかった。
意識が朦朧とする。
目の前が、バグって見える。
視界が真っ暗になる。
jdgvdtpdtgmtmvpdtgdtdgmtgmt_dt
*
月夜見は残されたリセットまでの時間、ずっと苦しむのだろう。初めて気づいた、この事実に。
それを俺は全く嬉しいと思わない。
だってそんなの、あんまりじゃないか?今までの苦労は?努力は?
無駄だったのか?
こんなエンドを迎える為だけに、俺らは生み出されたのか?
そんなの、納得がいかない。
これでリセットで終わるなんて、冗談じゃない。頼むよ。
誰でもいいから。
せめて、少しだけでも、誰かに。
チャンスを。
月夜見に気づかせたこの意味を。
俺がここにいる意味を。
どうか、教えて…………くれ。
*
午後11時52分。
ある町であるタワーが
初めからなかったように、
消え去った。
*
vs月夜見翔人『絶滅派』
戦闘内容:敗北。及び全戦闘の終了。
*
これが俺の最期の記憶となった




