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8月31日が来たら。  作者: 真岳仁緒
最終日、8月31日
7/9

vs『絶滅派』其の終

クライマックスに、

期待をしてはいけない。

いくら気持ちを入れ替えたとしても、

いくらみんなが良い方向に行こうとしても。

罪は消えない。罰は消えない。


そんな考えなど、甘すぎる。



「…………………」


椅子に座っている。


「やあ。ようこそ」


「…………………」

/

「あ、ここでは、僕のルールに従ってもらいます。見にくいでしょ?こうした方が、いいんだよ」

%

「…………………」

% ÷

「えーと、一応、

ここが最終フロアだ。

僕と君以外はみんな死んだ。

おまえは優秀だから、

誰も殺さなかった。

でも、そんな事、許されない。

僕がとどめを刺しておいたよ。

感謝する?しないよね。

だって、そんな事思わないでしょ?

だからここまで来れたんだ。

『巡り合わせが嫌い』

その能力元は、体内に侵入する異物を取り込まないように作られた、

抗体その物みたいなものだ。

だから、もし敵ならば、

立ち所にお前の近くにいられない。

そんな状態が出来上がる。

敵と離れるなら、床が崩れたり、

瓦礫が落ちたり、天井が抜けたり、

そんな風にして、不自然な力が働く。

今回は、入ってきた空間が、

そうやって動かせる類の物ではない。

だからまるで吹っ飛ばされたように

感じたんだろう。

あれは距離をおいただけ。

でも大丈夫。もうそんな奴はいない。

みんな、揃って消えちゃったよ。

だから、次の戦いなら、そんな事は、

出来ないはずだ。

感情移入ね。

それがあったから、

勝てるなんて皮肉なものだ。

だから、例えバラバラになっても、

お前はすぐあいつの後ろを取れた。

殺さないなら僕の計画を阻止できる。

そうほんの一瞬だけでも思ったんだ。

結局殺したから敵になったけど。

とにかく、そんなこんなでみんな、

いなくなったさ。

僕は驚いている。

最大限の警戒をしている。

ありえないんだよ。

君は今ここで僕と会って、

“これ”に関わっている人全員に会って

五体満足でいられる。

そんな事は普通は出来ないんだ。

出来るはずがない。

君はヤバイね。

…………………………

ふぅ」

% ° ( <

椅子から立ち上がった。

×$°○<

「僕の名前は月夜見翔人。君は何か僕に言いたい事はあるかい?」

° # ☆ ^ 〆

「ああ」

/_5¥#×<☆428☆4<4725☆>¥>+>4

「手短に済ませよう。もうあんまり時間はない」

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「最終決戦…………だ」

jso_ogmbn@tm@t@dyrohjjj_d&d_zh

vs月夜見翔人『絶滅派』

5813846*々〆☆6〆461々31々31々

=3々464〆61÷13々43×31÷<4々%々

「さて、

今君の置かれている立場は二種類。

僕を殺してリセットする。

殺さずリセットしない。

それに対して

僕はある計画を思いついた。

リセットとは素晴らしい。

この僕がいなくなるなら万々歳だ。

しかし、

僕のいる世界は巻き込ませない。

そんな矛盾を解決するなら、

もちろん僕の居場所だけ壊せばいい。

いや、壊さない。なくす。

なかったことにする。

このタワーだけをバグらせて、

存在自体をなかったことにするのさ。

あの疫病神もたまにはいい事をする。

僕はそれに乗っかってやろう。

ただ、ここまで君が来れた事は本当に計算外なのさ。その為にも僕は

君をどうにかする必要がある」

mhd_yhtpm>×>+\3々>☆316○#〒÷

「その前に、俺の質問に答えてもらってもいいか?」

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「いいよ。

言い残した事はなんだい?」

<・2:<:%・3:<*2・%72〆%・8・=

「一つ。俺は何の為にここにいる?俺がここにいる必要はあるのか?」

6461々3○|31÷☆<816161〆6181〆3

「それについての答えはa(g(d,

君は絶対にいなければならない

道具だったよ。

君がいなければこいつを倒す事は

出来なかったからね」

ゴイン、と変な音がなり、なにかが転がってきた。それはまぎれもなく、

*¥5「%9♪4の首だった。

2¥>1<6131=64×43=」=+=+°$==○|

「気を悪くしたならごめんね。

だけど、君はいい事をしたんだ。

これは間違いない」

○=61=34€1^々73×13々164々1\9(-6

「……………………」

6」=*|1351々4=31=4=31316×*<

「………わかった。じゃあ次だ。お前がこんな事をするのは、これ以上お前の強大すぎる力でこの町を壊したくないからだよな?たとえそれがお前自身が動いていなくても」

5〆64々31×>43÷46×43〆13〆<÷64

「………そうだよ。僕はもう耐えきれないんだ。これ以上、みんなが、僕によって苦しむのは」

〆%々34×6×3々○6÷61÷6〆6々32〆

「………………最後にもう一つ。お前にこれを渡すようにあるやつから頼まれたんだが、これについてどう思う?」

¥」2」%→・%・%1:%*3○5%・%4

「…………みんなは、

僕が守るべき人で、

認められる友達だ。

それは絶対に変わらない」

÷16÷4%÷○5÷1÷「%〆○6÷÷○÷1>

「お前という道具と違って、みんなは立派な人間なんだ」

mgwd_ldgo@mtntgj_twry_|>○61〆3

なんだよ。それは。

報われないじゃないか。

もしかしたら、なにかの手違いじゃないかと思った。本当は何かに操られていて、こんなしたくもない事をさそられているとか、そんなありふれた展開でよかった。だが。

お前はもう、駄目だ。

こんな事になりやがって。

そんなこと言いやがって!

「ふざけるな!」

巡り合わせが嫌い____!

まっすぐ手を振り下ろす。

駄目だ。こいつは止めないと、いけない!

÷31÷31〆6→61=830[--」〆1〆1-*

「あのなあ、まだお前が有利だとでも思ってんの?」

…64…61々31〆95061々=」|43々*

「援助が嫌い。

配列が嫌い。

暴力が嫌い。

防御が嫌い。

感情が嫌い。

不完全が嫌い」

〆64〆61〆31々31〆3〆56〆31〆3〆

体は止まり、激痛が走り、淀んだ空気が脳を支配し、力が溢れて、体がちぎれ、持っていた銃も、身を守るもの全てが粉々になる。

÷61々61÷16÷61×31>16〆913131〆

「ゲホッ!……………………」

々3843144〆÷3☆×13÷16〆」…-」|1

体は縛り付けられ、月読見の前に出される。

1々64々34|62〆913〆46〆♪<÷1691

「僕はこいつを倒してるんだぞ?

気づかないのか?

僕には逆らえない事に。

これは僕がお前の攻撃に

耐えるんじゃない。

お前が、

僕の攻撃に、

耐えなきゃいけなかったんだ。

そうやって、

冷静を欠いた奴が負けるのを

今まで痛いほど見たはずだろ?

そんなに嫌だったのか?

道具扱いが?」

÷5:→%・%:<:%:]^]%→%:<]<:%€・:%

「違う!」

俺が聞きたかったのはそんな答えじゃなかった。

「俺がどうしてここにいるのかっていうのは、俺がここにいる価値を聞いたんだ!なぁ!お前には俺たちが、どう見えてるんだ⁉︎仲間だと思っている⁉︎

友達⁉︎人間⁉︎いいや、そんな事お前は思ってもいない筈だ!」

・<:<1:3]^]<・%:^]|々×1]%:^」→:3:3:

「なにを言うかと思えば、そこまで君に言われる筋合いはない。いい加減にしろよ?どちらが優勢かはわかっている筈だ」

「お前の目的は、これ以上お前が!お前の力でこの街を、世界を壊さないようにする為に動いてんだろ⁉︎」

「………………それが、どうした」

「だったら!どうして!ゲホッ!信じることができない!俺らは!みんな要らないと思われて生まれてきたんだ!だから月並みたいな奴が現れた!それは痛いほどにわかる!だが、お前は救ったんだ!少なくともお前の言うみんなは!お前が人間だと言ってくれて救われたんだ!居てもいい存在だと言われたように感じたんだよ!それなのに、リセットする?殺す?滅ぼす⁉︎

ありえない!そっちの方がよっぽどありえないだろうが!」

「…………お前になにがわかる。こんな、お前を瞬殺できるような力が、不意に発動するんだぞ。何個も、何十個も!何千個も!それが、なんの関係もない友達にもし、当たったらどうするんだ!理玖……………それで!治らなかったらどうするんだ!」

「そうならない為に信じるんだろ!人間だというのなら!俺らの存在を認めるなら!俺らがそれをコントロールできる事くらい信じろよ!お前がやってる行為をお前は理解してない!この町だとか世界だとか宇宙だとか、壊れるのが全部お前のせい?ふざけるなよ!それじゃあ本当に俺らは邪魔者だろうが!それは!俺らが要らねえって言ってるのと同じだろ!」

「…………………!!………!」

「ゴホッ!…………!それでも、最後までお前を助けようとしたんだそ……?」

そのおかげで俺は今、ここにいる。

月夜見の体が揺らぐ。その表情からは余裕は消え、焦りと、不安と、喪失感と、あらゆる負の感情が出ているようだった。

「俺がもし、お前のそばに、あとちょっとでも早くいたら。俺をすぐに見つけていたら」

俺は、お前に……………

「おまえを知っていたら、何かが、変わったのか…………?」

ボソリと、月夜見が呟く。

一瞬だけ、全く違う、月夜見を見た気がした。


ただの普通の優しい人。


「だが、もう無理だよ。

もう止められない。

俺は、俺のこの行動をもうやめない。ここまできたんだ。やめはしない」

÷64々61×31÷3〆43〆43〆13÷31〆

くそ。ここまでなのか?

こんなに、早く?なんの逆転もなく?

最悪だ。まだなに一つ終わってないのに。

バンダナ………渡せなかった。

意識が朦朧とする。

目の前が、バグって見える。

視界が真っ暗になる。

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月夜見は残されたリセットまでの時間、ずっと苦しむのだろう。初めて気づいた、この事実に。

それを俺は全く嬉しいと思わない。

だってそんなの、あんまりじゃないか?今までの苦労は?努力は?

無駄だったのか?

こんなエンドを迎える為だけに、俺らは生み出されたのか?

そんなの、納得がいかない。

これでリセットで終わるなんて、冗談じゃない。頼むよ。

誰でもいいから。

せめて、少しだけでも、誰かに。

チャンスを。


月夜見に気づかせたこの意味を。


俺がここにいる意味を。


どうか、教えて…………くれ。



午後11時52分。

ある町であるタワーが

初めからなかったように、

消え去った。



vs月夜見翔人『絶滅派』

戦闘内容:敗北。及び全戦闘の終了。



これが俺の最期の記憶となった


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