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クリスタルタワーの魔将軍 ~最凶の魔物の復讐劇~  作者: 鹿竜天世
第三章 主なき番人と世界の守護者
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こちらを視る者

 近頃、ヘイトは奇妙な感覚に襲われていた。


 クーパーを倒してからしばらくというもの、何者かの視線を感じるようになったのだ。


 それがクーパーを倒した影響かどうかはわからないが、確かに誰かに監視されている。


 しかし、その正体は掴めないままでいた。


「どうかしたのですか?」


 妙にそわそわして落ち着かないヘイトの様子に気が付いたのか、シルバが声をかけてきた。


「いや、なんでもない」


「なんでもない…って雰囲気でもなさそうですけど…」


 さすがはシルバだ。


 かれこれ数カ月、彼女とは片時も離れず一緒にいるので、こちらのちょっとした変化もわかってしまうのだろう。


「…誰かに見張られているような気がしないか?」


 少し悩んだ末、ヘイトはそう切り出した。


「見張られている、ですか…?」


 シルバが疑問に感じるということは、本当にただの気のせいなのかもしれない。


 これでも彼女は、自身の能力を生存するために特化させた種族の魔物だ。当然、危険を感知する能力も他の種族の数倍は長けている。


 そのシルバでさえ何も感じないというのだから、本当に何もいないか、あるいは敵意を完全に殺しているかのどちらかか――。


「いや、気にしないでくれ」


 そうは言ったものの、内心、この胸のざわつきが気になって仕方がなかった。


 そんな状態が数日続いたある日、ヘイトはついに気配の正体と遭遇した。

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