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世界の果てから  作者: 海風ソルト
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世界のみんなに会いにいくよ。

物語というのは大体始まりの村、町とか〇サ〇タウンとか、だいたいそんなところから始まるよね。

でも俺が育ったのは物語の最終、終点、最後の町だったんだ。

空を見上げれば最強モンスターの一角フレアドラゴンやフリーザードラゴンがいつものように小競り合いをしているし、この世界を支配している魔王神がそこら辺を散歩している。

ところで俺は何ものだって思ってるよね?

俺はそこに住んでいる町人なんだ。

そう魔王神の作った町にね。

実は魔王神と人間はもう仲良しになってるんだ。

だからみんなモンスターたちとは仲良く共存している状態なんだ。

でもそれはこの町だけ。

村を出れば全ての町や村は魔王神のことをこの世界を牛耳っている悪者だと思っている。

実のところ大半のモンスターは魔王神の言うことを聞いてくれないんだ。本能のままに生きているんだ。

忠実に命令に従ってくれるのが魔王神直属四天王のみ。あとはドラゴンやオーク、ゴブリンですらゆうことは基本聞いてくれないのだ。

魔王神の威厳とは。と思うがまぁその辺りは、魔王神か世界で一番強いと言うことで置いておいてほしい。

で俺の父親が勇者なんだけど魔王神と戦っている途中共通の話題があって盛り上がってすっかり意気投合してしまったんだ。それで戦いは終わり、そもそも魔王神の目的は人間の間で起こる争いをなくしたいというものだった。それを聞いた父は地元の村に帰って事情を説明。しかし誰もそんな話信じてくれず、父は処刑されそうになったが命からがら逃げ延びたんだ。

で、そもそもどうして父さんが魔王神に戦いを挑みにいったのかと言うと、まぁ村長さんに倒してこいって言われたからなんだけどね。魔王神は絶え間なく領土をめぐったりして争いをしていた人間に対して魔王神という共通の敵というものを作れば人間が一致団結して争いがなくなるのではという人柱ならぬ魔王柱をやって見ようと考えて実際にやってみた結果。結局、上手くいかなかった。父親が魔王神と仲良くなったので世界にその事実をつたえたがやはり信じてもらえず領土争いや権力争いはどうやってもなくならなかった。なので今度は世界を支配というかみんなで仲良くしようという作戦を魔王神と父親は一緒に思いついたのでこれを実践してみようと思っているらしい。

で白羽の矢が立ったのが俺だ。

父親はもう魔王神の下僕になったという噂がながれてしまっているから勇者の血を引いていて、村人からちょっと期待してもらいそうな僕が抜擢されたのだ。

で、僕のやる内容が世界中の人に魔王神は世界中の人々と仲良くなりたい、そして争いをなくしたいということを心から願っているということを町や村の人々に理解してもらうという内容だ。

なんでこんなことに。と面倒な気持ちは結構あるが親父はともかく魔王神のお願いとなると出発せざるおえない。はぁ、俺の始まりの町?村?親父の故郷に向けての旅がはじまる。

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