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新聞配達員だ  作者: 南都夏成
4/10

200歳迄生きるぞ

4

午前0時50分、販売店内の担当区の連絡帳を見る。特に連絡事項が書いてなければ新聞集配トラックの到着を待つ。

1時20分トラック到着。縦1列に並んで60部1束の新聞を受け取る。

両手に2束、3往復でトラック貨物内の新聞が空になり、各人それぞれの部数を手早く自分の机上に置き、その日のチラシを手際よく二つ折りされた新聞の中に入れて行く。

30分位で作業を終え、原付バイクに積み込んでそれぞれの担当区に向け出発する。


トラップ

担当区は住宅地ではあるが、郊外の古くからある家屋が多く夜は灯りがなく暗い。

頭に装着出来る集光ライトと首から下げて下方を照らすライト2個を身体に装備して契約家屋に新聞を届けるのだが。

狭い敷地に植木、石、樹木を隙間がない位配置してるので油断すると木の枝に顔を当てたり、大人の頭大の置き石に足をぶつけたり、植木を倒さないように気をつけたりと高い注意が必要なのだ。

特に石だ。なんなのだ、あの石は。たくさん置きやがって。それも暗い場所ばかりに。

何かのお守りなのか。


トラップをかいくぐり、ドアP(ドアポストの略)に二つ折りされた新聞を押し込む。

ドアPの幅、高さが十分でないので無理に押し込むと破れるから慎重に手早く差し込む。


ポストもドアP、壁P、門P、と3種に大別されるが、変わり種は、針金で括り付けられた不安定な壁Pや門Pもあり、年月をかけ風化して錆びつきぐらつくものもある。


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