第75話 戦士が逝く
お待たせいたしました。これにて第三章完結です。
街が最も活気づく昼ごろ、多くの人々が行き交うその道の上で、人ごみを掻き分けてその男は走る。
きらびやかな服を幾重にも纏い、その指には磨き抜かれた宝石のつく指輪をはめている。
一目で一般人ではないと分かるその風貌。明らかに貴族である。
しかし彼の表情はその荘厳華麗な地位に見合う、というよりは好奇心旺盛な少年が浮かべるような、なにかを期待するようなものであった。
男の名はトーニ・モス・オードン。マッシャルディーナ王国の貴族の一人。オードン伯爵である。
「オードン様!なにをそんなにお急ぎに!」
「ええい!うるさい!」
腹にたまった贅肉と、丸っと太った頬を揺らして、オードンは走る。彼を追いかけるのは護衛、その他の世話をする取り巻きたち。幾重にも纏った服のせいで、汗がにじみ出す体。そんなことも気にせず走る雇い主に、護衛たちは首を傾げつつも追うのをやめない。
「はぁっ…はあっ…」
「伯、ご無理をなさらないで下さい。そのお着物で走るのは無茶ですよ」
肩で息をして呼吸を荒らげるオードン。
やっと止まった雇い主に安堵しながら、『意外と走れるな』と密かに感心する。
「街の入り口まで走ってどうしたのです?」
「はあっ………答えろ…はぁ…なにが見える?」
顔を上げることができず、下を向いて呼吸を整えるオードン。この程度の走りは余裕な護衛は辺りを見回して雇い主の質問に応える。
「特になにも…あ、傭兵…ですかね?ぞろぞろと街に入ってきてますよ」
護衛の言葉に、凄まじい速度でオードンが顔をあげる。あまりの早さにビクりとする護衛だが、そんな彼には気づかずオードンは笑った。
「おい!ライゾール!ライゾール!!」
「あれは…」
街、エリート・レントにぞろぞろと入ってくる傭兵たち。大半が腕や頭、足に汚れた布を巻いており、表情もどこか暗い。そんな彼らに一人の太った男が声をかける。
「………っああ、旦那か」
「『ああ』っじゃないぞ!……こっぴどくやられたみたいだが……でも、殺ったんだよな?ショウの首、とったんだよな!?」
腹の傷をかばうように歩くライゾールに、太った男――――ドイドが話しかける。呆けた様子のライゾールに愚痴をこぼしながらも、しかし聞きたいことを早口でまくしたてた。
「…いや、負けましたよ俺は……」
「は?………おい!待て!どういうことだ!?ひっ!」
理解が追いつかず、一瞬固まるドイド。
そんな彼に構わず、ライゾールはそのまま歩き去ろうとするが、とっさにドイドは彼の肩を掴み、そして思わず悲鳴を上げた。
「…………」
恐れの色を浮かべ硬直するドイド。ライゾールはなにも言わずゆっくりと自身の肩を掴むドイドの手を引き剥がすと、踵を返し、街の奥へと消えていく。
「おい!ドイド君!今のは私が依頼した傭兵の内の一人だろう?彼は何て言っていた?ゴブリンには勝ったんだよな?」
「…………………」
「おい!」
「あっ、はっ!これはオードン伯!なにをお求めですか?」
「買いたいものなどない!あの傭兵はなんて言っていたんだ?」
強く呼べば返ってくるのはいつもの笑顔と軽快な喋り。そんなドイドに苛立ちながらも、オードンは再度同じ質問をする。
「あ、ああ…『負けた』と言っていました」
「な……なっ……!なんだと!?」
「そんなまさか……なにかの間違いじゃないのか?」
「いえ、確かに『負けた』と言っていました」
「バカな」と頭を抱え崩れ落ちるオードン。そんな彼と彼を心配する護衛を視界におさめながら、ドイドの頭の中にはまったく別の事が思い浮かんでいた。
(一体……ライゾール、お前になにがあったんだ……)
あまりの衝撃に思わず掴んだ肩。振り返るライゾール、その、表情。直前の衝撃が嘘だったかのように彼の表情を見た瞬間引いていった。
氷のように冷たい、というよりはまるで生きているとは思えない空虚な瞳。三年間と護衛契約の時にすら一度も見たことがない顔。ゴブリンに負けて、悔しいわけでも、怒りを感じてるわけでもないだろう。なにがあってそうなったのか、ドイドには分からなかった。分かっているのは、ライゾールがああなった原因はショウにあるということだろう。
(ショウ……貴様はどこまでも俺に歯向かうのだな…上等だ…これでこのマル・ドイドが諦めると思うなよ……必ず、必ず貴様を地べたに這いつくばらせてやるぞ…!)
手を強く握り、拳をつくる。歯がギリリと鳴るほど噛みしめて、しかし視線は空へと向く。ゴブリンを奪われて以来灯った復讐の炎は未だ消えてはいない。しかし、ドイドの中で、ショウという存在に対する認識が大きく変わる。初めはガキに弄ばれた怒りだった。それが今、ドイドのなかで、ショウは明確な敵となり、身を焦がすほど大きくなり冷静さを奪っていた炎は、いつの間にか決意の炎へと変貌していた。
子供なら上から力でねじ伏せればよかった。どうりで上手くいかないはずたった、相手は子供ではなかったのだ。子供ではなく敵ならば、いくらでもやりようがあるはずだ、と。
敵は思ったよりも強大で強力だ。だからといって諦めるという選択肢はない。今やることは力を溜めること。晴れた頭でそう考えるとドイドは踵を返し街の外へと足を動かす。外には馬車と新しく雇った護衛がいる。エリート・レントを出発し、商売をするのだ。今はまだ戦う時ではない。今はまだ……。
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「……っく…ん……」
まどろみのなか、うめき声が上がる。
自分の声だとぼやける思考で認めつつ、状況を確認しようと手を動かす。柔らかい感触、動物の毛皮のようだ。自分は今横になっているのだと今更ながらに気づいて、ゆっくりと目を開く。
ガタッ
目を開いたと同時、なにかが動く音がする。続いてギィと鳴ったのはドアだろうか。
「お目覚めですか、大長」
「……あっああ、おはようガン」
寝起きの視界に現れた強面。触れば刺さりそうなほど尖った耳に、ギラギラと輝くつり上がった目。たくわえられた髭で隠れながらも、時折顔を出す犬歯。一般人なら泣いて逃げ出すその顔を見て、しかし男は動じず挨拶をかわす。それもそのはず、その男こそ彼らゴブリンを束ねる大長こと、ショウ。彼らの顔など見飽きるほど毎日見ている。今更驚きようもない。
「もう、夕方ですがな。お目覚めになられてなによりですじゃ」
強面を歪ませ笑う老ゴブリンのガン。
彼の言葉を反芻しながら、ショウは周りを見渡す。なんてことないただの自分の部屋だった。きっと、最後に倒れた場所から運んでくれたのだろう。そして、今さっき起きた。看病をしてくれていた女ゴブリンがガンを呼びにいったのがさっきの物音だったというわけだ。
「そうなのか……えっと…戦いには勝ったんだよな?俺、どのくらい寝てた?」
「7日ほどですな」
「7日!?……ずいぶん寝たな」
想定外の数字に驚きながらも妙に納得するショウ。睡眠があまり必要ない吸血鬼の生活になれたせいか、久々によく寝たといった印象を受けたのだった。7日も寝たのはさすがに贅沢だとは感じたが。
「みんなはどうしてる?ニンデ村の人たちは無事か?」
「ええ、彼らは大丈夫です。じゃが別件でひとつ、大長の指示を仰ぎたいことが……動けますかな?」
「無茶なことを……俺がどれだけケガ…して……る……あれ?全く痛くない」
何十人もの傭兵たちとの戦闘、風を操る傭兵、そして首謀格であった傭兵との激戦。自分で言うのもなんだが、かなりの瀕死だったはずである。走馬灯すら見るほどだった傷が、一週間で完治していることに内心、ショウは疑問を浮かべる。いつの間に、ガンの医療技術はここまで発達していたのだろうか。
「…治したのはワシじゃありませんぞ」
「え?」
思考を読まれドキッとするショウを見て、カッカッカとガンは笑う。
「もちろん手は尽くしましたが、わしらの助けなぞ要らないとでも言うように、大長の体はみるみるうちに回復していきました。いやはやさすがは魔人たる吸血鬼ですな。カッカ」
「自然回復ってことか?……信じがたいな」
前々から傷の治りが早いとは思っていたがこれほどとは思わなかったショウ。もしかしたら進化した影響なのかもしれない、と思考を巡らす。
「大丈夫なようでしたら、こちらに」
「あ、ああ」
思考を中断し、部屋を出るガンの後を続くショウ。部屋を出る際に、看病してくれていた女ゴブリンにありがとうと礼を言っておく。
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「大長!」
「あっ!大長!お目覚めですか!」
家を出るなり、ショウに声をかけてくるゴブリンたち。彼らに手をあげ、挨拶をかわすショウ。そこには戦いが終わってすぐとは思えないほど、いつも通りの光景が広がっている。この景色を守れて良かったと密かにショウは思う。
「そういえば、ガン。他の皆はどうなんだ?リードやガードは無事か?」
「あー、リード総隊長もガード殿も命に別状はありませんじゃ。二人ともひどいケガではありましたが、二、三日前に目を覚ましおります。ケガの治りも……大長ほどではありませんが早いので心配ないでしょうな」
「そうか、よかった」
「リーシャは『スキルの反動だ』とか言って一日中呻いておりましたが、今ではピンピンしております。各隊長たちも各々ケガはしてましたが、命に関わるほどではありませんでしたな……唯一インエだけ無傷でした」
「やるなインエ……」
「他のゴブリンたちもケガしたものはそれなりに今したがいずれも酷いものではありません…すぐに治ることでしょう。………そしてここにいるのが――――――」
ガンの歩みが突然止まり、後ろに付いてきていたショウも同じように止まる。着いたのはドアのない小屋。未完成の家と言ったところだった。
「―――――戦いで死んでいったものですじゃ」
「………そうか」
明かりのない屋内であるが、夜目がきくショウには何の問題もなく、中に入らずとも後にドアがつけられるであろう空洞から中かが望めた。
そこにいるのは……横たわっているのは紛れもなくゴブリンたちであった。目を閉じ、だらりと寝ているその姿からは生気が全く感じられない。それもそのはず、彼らはガンのいったとおり死んでいるのだ。その身に大きな傷をつけ、中には腕が無いものや、首がないもの。生々しく惨たらしいゴブリンの死体がそこにはあった。
「皆を……集めてくれ」
ショウの言に、無言でガンは頷き、動く。
覚悟は当然あった。戦いを始めれば多かれ少なかれこうなる仲間が現れるだろうということも。そうさせたのは自分だし、そこに弁明の余地も、弁明をする気もショウにはなかった。今、ショウが彼らに出来ることは、彼らが命を賭して守ってくれたものと、その彼らに対して誠意を見せることである。
ガンが言っていた「指示を仰ぎたいこと」というのはこれのことだろう。つまるところ、死した仲間をどうするのか、ということである。ここはレイクビュー。長であるショウがどうするか、決めなくてはならない。
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パチパチと火の粉がはじけ、炎が燃える。
組み木によって燃え方が制御されたその炎はゴゥゴゥと燃え盛るのではなく、静かに、そう火の粉の音が聞こえるほどに静かに燃えている。それを見つめるのはショウを筆頭にレイクビューの面々。リード、ガード、リーシャやゴブリンの皆々である。整列して、炎同様に静かに佇む姿は異様なようで、とこが儀式めいたものを感じさせる。いや、事実これは儀式であった。目の前で燃えているのは同胞の身体。そうこれは弔いの儀式なのだ。
ガンに案内され戦士たちの死体を見たショウは、すぐさま皆を集め火葬の準備をした。7日ぶりにリードやガードに会ったショウであったが、双方ともなにも言わず、いや言う必要がないと理解して、黙々と火葬の準備を進めた。ゴブリンには火葬の文化はない。というよりも、葬儀をするという発想もない。本来ならば。獣のように生きる彼らにとって死とは身近なもの。仲間が死んだならその場に放っておくだけなのだ。しかし、レイクビューは違う。死んだのは獣ではなく戦士。同じ志を持ち戦った同胞である。そう思ったがゆえに、死体は布に包まれ保管されたし、火葬の準備に疑問を持つものもいなかった。
「今、燃えてる皆は俺が殺した」
ザワッと息が漏れる。表情の見えない大長の声が場に響く。
「長である俺のために、みんな命を懸けて死んだ。俺の願いが彼らを殺したんだ」
『死んだ』という言葉に何人かのゴブリンが奥歯を噛み締め、また何人かは拳を強く握る。
「でも、後悔はしてない。しちゃいけない。だってそれは彼らに対する侮辱だから」
ゴブリンには親や子といった感覚はない。子は皆の子で、大人は全ての子供にとっての親。皆が兄弟であり、姉妹であり、友。誰が死のうがそれは肉親を失ったことと同じである。
「戦士たちは!最後まで戦って死んだ!それは、皆がよく知っているはず。そしてそれを俺は誇りに思う!」
響くショウの声に胸が震える。あぁそうなんだ大長。その通りなんだ。あいつらは戦って死んだんだ。狩り殺されたんでもなく、なぶり殺されたんでもない、戦って死んだんだ。あいつらは、戦士だったんだ。
「俺は彼らのことを一生忘れない。彼らの戦士としての誇りを、その気高さを俺は忘れない。どうか…どうか皆も忘れないでほしい。レイクビューに、彼らがいたことを覚えておいてほしい。今日という日を忘れないでほしい。それが、今の俺の最大の望みだ」
大長の声がわずかに震える。その言葉はどこかいつもとは違っていて、しかし力強く、感情がこもっていた。必死に抑えた嗚咽が火の粉に混じり始め、しかし誰一人、列を乱す者はいない。
ガヴァの大森林の一角で行われたこの葬儀を多くの人は認知することはないだろう。しかしそれを見たものたちの記憶には、深く焼き付くこととなる。多くの仲間が死んだ。それでも彼らは生き続ける。
第三章 完
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「どういうことだ!?レールイ!!」
「お!オードン」
ドタドタと勢いよくドアを開けて、というよりぶち破って入ってきた肥満体型の男。そんな彼の様子とは対極の落ち着いた様子で、中にいた男は声を出す。
「ついに一人で来るようになったのか。いやいや面倒が減って助かるわ、丁度迎えに行こうと思ってたんだよ」
「なっ……いや!どういうことなんだ!?今!帰って来た傭兵たちを見てきたが、ゴブリンどもに負けたらしいじゃないか!どうなってるんだ一体!」
「それは俺が聞きたいくらいなんだよなーまさか『獅子の爪』のガンドンまでやられるとは……やっぱり隠密なんて言ってないで見に行くべきだったな」
「ルイーレ」
「わかってるよ」
「なっ……なんだ?なんなんだ?」
肥満体型の男――オードンからは依然として疑問の言葉しか出ない。なにせ色々と釈然としないのだ。精神がいつまで経っても安定しない。まず、自分の運命がかかった作戦が、ほとんど失敗するはずなかった作戦が失敗し、頼みの綱の男の態度がいつもと全く違う。それに、今まで一言もしゃべらなかった謎のフードの人物が喋り、『ルイーレ』と呼ばれたレールイがどんどん自分に近づいてきている。こんな状態でどう落ち着けというのか、普段かく脂汗とは違う冷ややかな汗が額や汗を濡らす。
「オードン伯。作戦は失敗、あんたは用なし。俺らのことは忘れてもらう」
「は……へ……?」
呆けた顔をするオードンに、にっこりと笑うルイーレ。その笑顔は今まで見た嘘臭いレールイのものではなく、さながら蛇のような怪しい笑みで、ゾワリと背中に悪寒が走り―――そこで彼の意識は途絶えた。
「ほらいいぞ、メリッサ。ちゃっちゃっとやっちまえ」
「はいはい、なんでそんなに上からなのかしら」
気絶して倒れこむオードンを認めたルイーレが、背後に控えるメリッサに声をかける。メリッサはフードを外しおもむろにオードンに近づくと、彼の頭に手を添え、瞳を閉じた。
「アラ メリク イルト レーク アロド ミスリード, マー ミィル ゲッム イルト ロンメ アロド ハルーシネーション 《忘却》」
静かにメリッサは言葉を紡ぐ。
彼女の手が言葉を発する毎に薄紅色の光を帯び始め、だんだんと輝き、突然その光ははじけて消えた。
「ふーっ……終わったわよ」
「お疲れ……幻想の…っく!魔導師さん」
「バカにしないでよ!私がつけたんじゃないんだから」
堪えきれない、といった様子で噴き出すルイーレに、メリッサは大声で抗議をする。
「で?ホントに大丈夫なんだろうな?おっさんちゃんと俺らのこと忘れたか?」
「当然よ。私の実力知らないの?」
「いやいや、あの幻想の…っくはっ!まど…くくっ…魔導師さんのことだから大丈夫だとは思ったけど一応な」
「まだ笑う…せっかくおまけでニンデ村のことも忘れさせたのに」
「ほぉ?さすがだな」
「上からなのが腹立つけど……そうそうそれでいいのよ」
心なしか胸を張り自慢するメリッサに笑いながら、ルイーレは思考を巡らす。作戦は失敗した。これ以上戦力を投下する余裕はない。実質放置するしかないニンデ村の存在を、王国側から消せたのは僥倖だった。
辺境のそれもなんの旨味もない村を管轄者が忘れたのならそれすなわち、誰もその存在を認知しないだろう。今回手に入れられなかったが、チャンスを残せたということだ。失敗の尻拭いとしては上々だろう。
「…あんたすっごい、笑ってるけどそれでいいの?先生に怒られる心配とかないわけ?」
「あ?なんで?」
「なんでって…予算の件で大分無理したじゃない。先生、直接皇帝陛下に交渉したらしいわよ?なのに失敗したんだからそりゃあ……」
「俺に任せたおっさんが悪い」
「ルイーっ……確かにそれも、そうかもね……」
いつもの通り、ルイーレに抗議を入れようとして、メリッサは止めた。敬愛する先生が失敗をするとは思わないが、こんないい加減な同輩に仕事を任せたことを鑑みると、強く否定できない気がしたからだ。
遠い目をするメリッサと、だらだらと椅子に座るルイーレ。
ガルディアス帝国からの侵略者二人の戦いは、静かにその幕を閉じた。




