爆心!!雷風神 狙われた慎吾
ガイナボルテスは強すぎる。
ついに大地の変身はとけその魔の手が迫る。
「くっそおおおお、起きろおおおお大地!!」
「お兄ちゃん怖い。」
大地は薄れゆく意識の中で立ち上がる。
(大地聞くのだ。)
(風雷神だけがお前の力ではない。)
「なん・・・・だと・・・・・。」
(風雷神の力は風8割に雷2割だ。)
(風と雷を入れ替えるのだ。)
「・・・・・爆心雷風!!」
大地の体を電気を帯びた鎧が包み込む。
その姿は風雷神とは全く違う。
鎧武者が風雷神とすれば、これは鬼武者。
背中の翼の代わりに肩からはえた避雷針と思しき二つの突起。
「おのれ、貴様・・・・風雷神か?」
「いや・・・・・雷風神。本当の雷を見せてやる。」
すると避雷針からガイナボルテスの電撃波を上回る電撃がほとばしる。
大地は巨大な太刀を背中の鞘から抜く。
「雷雲大名・・・・・爆雷一刀!!」
ガイナボルテスの腕をきりとばす。
「ヌアアアアアア、まさか。」
「雷鳴豪傑斬!!」
「フハハハハ・・・・・・、これで終わったと思うなよ・・・・・我ら7賢者・・・・これが始まりだああああ。」
奴はそう言うと爆散した。
大地は元の姿に戻る。
「これは一体・・・・。」
そこに落ちていたのは黄色い勾玉であった。
#15:30 校門
パトカーが来ている。
「大地、大丈夫か?」
「平気です・・・・・・。これはなんでしょう?」
慎吾に勾玉を渡す。その黄色い謎の物質でできた勾玉は微量だが電気を帯びていた。
「これは調べてみよう。」
「ううう、頭が・・・・・。」
大地は倒れた。
完全に感電していた。
痺れが今襲って来たのだ。
#18:00 ニュータウン総合病院 病室
美琴が目をつむっている。
あぁ、また・・・・またこの夢か・・・・。
美琴の手を握って・・・・死んでしまう・・・・・・。
しかし、美琴は目を覚ます。
いったい・・・・いったい何が。
「大ちゃん・・・・怖かった・・・怖かった。」
泣きつく美琴を抱きしめる大地。
その時だった・・・・・胸に感じる痛み・・・・、胸には・・・・・ナイフ。
「ふふ・・・・ふふふ・・・・あははははははっははははははhqvrjkぢwbwksbsjしsbzか。」
何が怒ってるかわからない。
美琴の顔がアルテミスにそして・・・・炎に包まれる。
「み・・・・・こ・・・・・・・・と・・・・・・・。」
目が覚めた・・・・・・。
ここは病室・・・・・・あの夢はいったい・・・・・。
「平気か?」
ベッドの脇に慎吾さんと良樹さん。
「あの・・・・・へいき・・・です。」
「すまない。黒騎士に襲われた。」
「頭が痛い・・・・・・。」
どうやら完全に回復はしていないらしい。
「大事をとって明日は休んだ方がいい。生徒会長さんが公欠にしてくれるってさ。」
生徒会長・・・・・・感謝します。
「医者が言うにはもう退院してもいいそうだが・・・、うちに泊まっていくかい?」
俺は流石に今日はバイクに乗れそうになかったので泊まることにした。
#19:10 松田邸
「うわー、大きい・・・・・。」
噂には聞いていたがこれが慎吾さんの家か。
《今日はパピーと寝れるのか!!》
《そうだ。息子よ。》
大きな玄関のドアを開けるとお手伝いさんがやって来た。
「まあまあ、慎吾さんに進藤さん。ご苦労様でした。さあさあ、お茶でも飲んでください。」
「ありがとう。前田さん。」
大地はリビングへと案内された。
「慎吾さんすごいですね、こんな豪邸に。」
「まあ、妻のうちなんだがな。」
すると前田さんがやって来た。
「お風呂の準備ができました。さぁ、進藤さんこちらへ。」
風呂へ行く途中子供にぶつかった。
「あんちゃんシンゴの友達?」
「まあ、そんな感じ。」
風呂も相当広くこんなにのびのびとゆったりできたのは久々だった。
風呂を出ると夕食ができたというので前田さんについて行った。
そこには慎吾さんの奥さんと息子さん、それとさっきの子供がいた。
「君が大地くん?主人から聴いてるわ。」
「あんちゃんが大地くんだったんだ。」
「どうも・・・・恐縮です。」
食事はとても美味しかった。
「もう年かな?最近鎌出すと肩凝るんだよ。」
「平気でしょ、まだ4000kgまでもてるんだから。」
本当に楽しい食事だった。
食後は洋平君とゲームをした。
21:00を回った時に慎吾さんの書斎に呼び出された。
「明日は休みといったが一緒に来て欲しい。
東城撫子さんの誘拐予告があったそうだ。」
「生徒会長の!?」
誘拐予告は学校、警察署、自宅の3件。
時刻は明日の10:00。
「俺たちは彼女を自衛隊に引き渡す。あっちの方がはるかに安全だ。」
俺も明日の護衛を手伝うことになった。
「あと・・・・6人か・・・・・。」
#時空間
「おのれええええガイナボルテスがやられるとは。」
「アルテミス様。」
3人のローブが近づく。
「明日の作戦我らにお任せあれ。」
するとゴードンが歩いて来る。
「何を企んでいる。お前らがつるむなんて。」
「もちろんあの風雷神や雷風神も大きな障害だ。だがそれ以上に面倒なものは。」
「六式だ。明日は海の巫女の強奪と六式の始末。」
「得とご覧あれ。」
つづく