オリハルコン
ブルーファングに慣れろということで大地は慎吾達の車両後ろを走る。
大地はこれまでずっとオフロードに乗っていたのでスポーツのブルーファングに戸惑った。
「やっぱり少し走り出しが違うなぁ。もう少し練習したいが・・・。」
《ヘイ大地!もう少しスピードを出してくれないと車体が安定しないぜ!!》
もう少し走ろうかと思うと前方の車両が止まった。
どうやら目的地に着いたようだ。見るとそこは研究所のようであった。
「うっわぁ、俺こんなところ入るの初めてだよ。」
♯9:10 自衛隊特別研究所
研究所に入るとたくさんの自衛官がいた。
警察の関連施設なのに自衛隊!?大地は頭が混乱した。
「頭が混乱するのは仕方がないな。俺たち捜査一課怪人課は警察内で唯一自衛隊と全面協力しているのだからな。」
そう得意げに話した村雨さんもすごい汗をかいていた。
地価への階段を進むと研究室に入った。
するといかにも偉そうな人が座って書類を読んでいた。
「もしかして・・・一等陸佐・・・明神正蔵一等陸佐!!」
「おぉ、慎吾君じゃないか。幸助君は元気かね。」
「もう三輪車に乗ってますよ。岡田二等陸尉に小島三等陸曹も。」
すると二人の自衛官が歩いてくる。
「ネコバイク隊の隊長になって一等陸尉になりました。」
「自分も科学技術班にまわって一等陸曹になりました。」
ネコバイク隊ができたってことはどうやら現小島一等陸曹の検討書類が通ったようだ。
すると研究室の真ん中にあの日の棺桶が置かれていた。
今日はこの調査結果の発表であった。
すると研究員が書類を配りだす。大地はこういうのが苦手であった。
「見てのとおり地球上の地層内には入っていません。あの日この地層に突然現れたというのが現状です。」
いきなりの結果だった。本当になぞだった。
「次にこの棺桶の強度ですが。およそダイヤモンドの200倍の固さでした。」
ダイヤモンド以上の強度を誇る金属は現代科学でもやっと1gを作り出せるものだったがこいつは200倍、とてもこの世のものとは思えなかった。
「現在全世界のすべての鉱物を調べた結果一つだけ引っかかった鉱物が存在します。」
「何だそれは。」
「オリハルコンです。」
研究所内がざわつく、
オリハルコンとは伝説上の鉱物で実際には存在するかどうか定かではなかった。




