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あの風に願いを込めて  作者: 通りすがりのバッタ男
学園-巫女争奪戦編
18/23

風神雷神、最後の力 いざ妖精界(エルフガーデン)へ

アトランティスの風は荒れていた。

これから起こる運命を予期しているのか、それとも俺の今までの人生を表しているのか。

わかっているのはもしかしたら生きて帰って来れないということ。

すると電話がかかってきた。

先輩たちだった。

「応援してるからな。妹を頼んだぜ。」

「撫子は任せたよ大地くん。」

すると電話が切れる。

三つの塔の三角形が天に放たれる。

状況はわからない・・・・が今アークの門があいた。

一刻も早くアルテミスを倒さなければ世界が。

しかし問題が・・・・、

海が荒れすぎて船が近づけない。

「こっからブルーファングで飛びます。」

ブルーファングのアクセルを全開にする。

大地とブルーファングは勢い良く飛んだ。

アトランティスに無事着陸。

アルテミスのいる砲台を目指す。

しかし、謎の白と黒の二つのレーザーが行く手を阻む。

「あはは、ここまでだよお兄ちゃん。」

「わたしたち最後の砦なの。」

目の前には二人の幼女。

「あたし光の賢者。」「わたし闇の賢者。」

すると再び二本のレーザーが!?

《突っ切るぜ大地》

しかしレーザーが合わさり拡散。

拡散して飛び散ったレーザーが辺りを破壊する。

「このままじゃあ。」

「困ってるようだな、大地!!」

すると近くの柱の上に誰かがいる。

それは・・・・・・六式!!

「慎吾さん。もう平気なんですか?」

すると慎吾は拳から手首から鎌をはやしてファイティングポーズをとる。

「平気だ。先に行け、必ず追いつく。」

大地は砲台へ急ぐ。

「お兄ちゃん一人じゃしんじゃうのに。」

「かわいそうなお兄ちゃん。」

すると二人はまたもやレーザーをだした。

しかし全くよけない慎吾。

すると慎吾の鎌が光った。

その瞬間鏡の如くレーザーをお互いに跳ね返す。

思わぬ攻撃によけられない賢者。

そのまま攻撃を受けた賢者は地面へ落ちる。

すると今度は光と闇の玉を乱れ打ちしてくる。

「これならよけられねえなヒャッハー。」

「あひゃひゃひゃ、ちょいといじめすぎたかな。」

しかし賢者達の予想は外れた。

慎吾は全て交わした・・・・否、誘導したという方が正しかった。

そう、玉の弾道がお互いに向くように。

「なああああああああああああ。」

「うっそおおおおおおおおおお。」

煙を上げて爆散する二人。

しかし飛び散った賢者の肉片が集まり一つの生命体のようになった。

蜘蛛とコウモリ、いや様々な生き物のパーツが合わさったおぞましい姿。

「合体魔神オルゴキマイラス!!さあどっからでもかかってこいや。」

すると慎吾は飛び上がり身体を横に回転しだした。

そこから繰り出される連続カマイタチ。

それを受けてもよろけない。

するとオルゴキマイラスは身体中から糸をだした。

よける慎吾だがその糸をよく見ると触った部分を溶かしている。

当たればかすり傷では済まなそうだった。

今度は無数のハエが襲ってくる。

ハエは奇妙な色の霧を吐きながら飛んでくる。

囲まれた時喉が焼け付くように痛んだ。

「ぐふっ、やるな。ドットキャット!!」

ドットキャットにまたがってオルゴキマイラスの周りを回り出す慎吾。

「何をする気だ!?」

するとそのスピードで竜巻が起こり始める。

その竜巻に囲まれたやつの身体から血が!?

一箇所だけではなく全身から。

「まさかああああああああ。」

「真空カマイタチの陣!!」

「ひょおおえええええええええぁあああああ!!」

バラバラに吹き飛び肉片ひとつひとつが爆散した。


#同時刻 砲台

すでに月の砲台は起動していた。

砲台前にアルテミス・・・・。

「アルテミス覚悟おおおおお!!」

そのままウィリーで突っ込む大地、すると再びその体は霧のようになる。

「お前に見せてやろう。我がいとしの故郷妖精界(エルフガーデン)を!!」

砲台から玉が出るすると空が割れた。

割れた空に映し出されたのは・・・・・もう一つの大地。

しかし明らかに大陸の形も海の色も違った。

すると地上が揺れ出す。

海が氷だしマグマが漏れ空には嵐が起こる。

直接溢れたアークを妖精界に送る気だった。

それを止めようと雷風神で斬りかかるも霧になって効かない。

諦め掛けた時・・・・・・時が止まる。

地上だけ自然だけ時が止まった。

(聞こえるか大地、慎吾。今最後の力で世界の時を止めた。)

(お前達に最後の力を与える。)

するとブルーファングに翼が生えた。

(これであの世界に行けるだろう。)

(良いか、エルフガーデンに行き魔女の魂を直接斬るのだ。)

「しかし巫女は、魔女はどうすれば!?」

(4人勇者を探せ・・・・さすれば道は開ける。)

(さらばだ。・・・・世界を・・・地球を頼む。)

風神雷神の声は消えた。

死んだ・・・・いいや、アークに帰ったのだ。

「いくぞおおおおおお!!」

ブルーファングで飛び上がる大地。

これから向かう世界は未開の地であり大魔女アルテミスの本拠地。

ついに彼の新たな戦いが始まる。


第一部

学園ー巫女争奪戦編 完

次回から四勇者ー妖精界(エルフガーデン)編になります。

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