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あの風に願いを込めて  作者: 通りすがりのバッタ男
学園-巫女争奪戦編
12/23

学園祭編その2 地の巫女発見!?

文化祭1日目は大忙しだった。午前中は喫茶店で料理を振る舞い午後はモトクロス部の公開レース。そして15時やっと休憩が入った。

「先輩お疲れ様でした。」里香がジュースを持ってきてくれた。

「ありがとう。そうだ、ちょっと校内を回ろうか。」

「そうですね。あと1時間で今日は終わりですから行きましょう。」

しかしこれと言っていい場所はなくほとんど混んでいて見る場所がなかった。

「明日にするか?」「明日は友達とまわることになってるんですいません。」

「残念。」

すると照れながら里香はポケットに何か突っ込んで来る。

「明後日の振替休日なら空いてるんで。」

「オッケー、ちゃんと予定空けとくよ。」

するとお互いの教室への帰り道、階段の隅の空き教室に占いがあった。

「すいてるなぁ、占ってもらうか。」

「そうしよう。」

入るとこれはいかにもあたるなという雰囲気が漂っていた。

「一人ずつでお願いします。」

「じゃあ、俺から。」

「あなたからは大いなる大自然の力を感じます。しかし、同時に大事な物をなくしやすい体質になっています。これからはしっかりとしましょう。」

すごい、当たってる。確かに俺の体はアークでできているし俺は物をなくしやすい。

「あなたからは全てを包み込む大地ののような広い愛が伺えます。しかし、大切な時に限ってあがってしまいがちですね。冷静な心が大切ですよ。」

里香も当たっていたようだ。こんなすごい占い師がいたなんて知らなかった。

一年生のフロアで大地と里香は別れた。


#17:50 2年教室

やっと食器の片付けが終わり夕食にしようかという時だった。

「ろーたは今日泊まってくのか?」

「泊まってくよ。お前もだろ。」

「あぁ、飯できたら呼んでくれ。それまで屋上で風にあたってる。」

そう言って屋上に上がった。

初夏ということもあり少し蒸し暑かった。

案の定屋上は正解で風が気持ちいい。

「飯食ったら部室でシャワー浴びてこよっと。」

すると美香がやってきた。

「今日はずいぶんとお楽しみだった見たいね。」

「あぁ、知ってたんだ。」

「一緒の休憩時間なのに声もかけずに行っちゃうんだもん。ろーたと見に行っちゃった。」

すると美香がジュースを持ってきたので二人で飲んだ。

「美琴のお墓参り行ってきたの。大地ちゃんと掃除しなきゃダメだよ蜘蛛の巣いっぱいついてたよ。」

「掃除は苦手でね。」

「明後日どっか遊びに行かない?」

明後日は里香との約束があった。

「ごめん予定が入ってる。明日の午後一緒にまわるんじゃダメ?」

「別にいいよ。お昼おごってね。」

「了解。」

するとろーたから夕食完成のメールが来た。

「戻るか。」「うん。」


#文化祭2日目

午前中はモトクロス部のレースがありそのあと後夜祭の出し物の練習をした。

そして午後、

「さて行くか。」「あそこがいいな。」

2年7組のハンバーガー喫茶だった。

二人で昼食を食べた後、お化け屋敷、軽音部公開ライブ、そして演劇部公演と楽しんだ。

「楽しかったね、大地、ねえ大地。」

「zzzzzz。」

「全く、まあ昨日から忙しかったからね。」


#20:20 大地宅

後夜祭も無事に終わりやっと家に帰れた。

やはり自分の家が落ち着くな。

すると電話がかかって来る。

「大地くん、良樹だ。あの勾玉の調査が終わった。」

「なんですかあれは?」

「何らかの補助エネルギーらしい。追加のバッテリーみたいなものだ。」

「ありがとうございます。後日取りに伺います。」

なんとか敵の正体もつかめてきたが・・・・一体このあとどうなって行くのか。

明日の外出は安全だといいな。


#時空間

アルテミスの間に水の巫女が訪れた。

「風神雷神の結界の中調査ご苦労だった。」

「誠にありがとうございます。」

すると2人の騎士が歩いてくる。

『お前らは本当に卑怯なことが好きだな。』

「まあまあ落ち着けよゴーデン。」

『ゴードンだ土の賢者。』

すると火の賢者が歩いてきた。

その顔の半分に仮面をつけ顔は怒り狂っていた。

「次の任務はあたしにやらせてください。この顔の礼がしたい。」

するとアルテミスは二人に指を指した。

「次は水の賢者とゴードンにやってもらう。さて水よ、次のターゲットを言うのじゃ。」

次のターゲットの顔が水晶に浮かび上がる。

「次のターゲットは

地の巫女・・・・一条里香。」


つづく

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