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プロローグ

すべての始まり。

朝。

いつも通りの時間に目を覚ます。

もちろん、目覚まし時計のアラームによって。

自然にいつも通りの時間に目を覚ますなんて私が出来ることではない。


ねっころがりながらベッドのすぐ上に掛けてあるカレンダーを見ると、今日は日曜日。

こういう時、非常に損をした気分になるのは私だけではないはずだ。

しかしここで二度寝してしまったらいつもの私と変わらない。

せっかくの日曜日。今日くらいは気分良く出掛けるのも悪くない。

私は名残惜しい気持ちをしまい込み、ベッドから抜け出た。

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