↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/59

月の雫

 

 ただ、見せてみようと思っただけだった。そこに深い意味は無い。

 フィデリオが尋ねたから、ちょっとした話の種だ、と思いザイラはロケットペンダントを差し出した。心臓の位置まである長いチェーンで、普段は見えないこのペンダントを、ザイラは肌身離さず付けていた。


 それは、夏帆がザイラとして目覚めてからも変わらない習慣だった。

 幼い頃に亡くなったという母の記憶は、殆ど無い。

 

 それが、皇子と側近のレオと呼ばれる鷹の目の男は、鏡に映ったロケットの装飾を見て、その目の色を変えた。

 

 一体それが何なのか、ザイラは予想も出来なかった。

 



 マルガリテス——それだけ呟くと、フィデリオとレオはザイラの方をじっと見つめている。

 

 呪文じゃあるまいし……——

一言呟いてこちらを見られても、ザイラには返答のしようがない。

 ザイラは皇子と側近を交互に見ながら、一体何をしているのか出来る限り汲み取ろうとしていた。

 



 

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。