テスト投稿です。特に何もないです。トクニ ナニモ ナイデs…
あっどうも、9割9分9厘9秒程度の確率で初めまして。
エキストリーム納豆と申します。
いやとくに大長編小説を発表したいとかはないんですけど(机の中の封印の漆黒魔導書からは目を背けつつ)、ひょっとしたら文章的な物を何か書いて発表したいとき童貞だったら困るな?と言う事で、テストがてら簡単な自己紹介を書いてみることにしました。
ROM専用のアカとして作りましたが、別に何か書くことについて自らに拘束術式を掛けているわけでも無いですし。
絵とか描いたりボイロ実況したり、何をやってるか分からない感じのフラフラしてる人です。
あ、100%適切な自己紹介がたったの一行で終わってしまった。
今回小説家になろうに投稿したという事で、マジで何をやってるか分からない先達であるオフ会0人氏にまた一歩近づきました。
まあ顔出しでyo○tubeに同じ言葉を二度紡ぐ食物レビューをする予定はないですが(やるやらないはともかくバーチャルな方には興味あります)。
というわけで、以下適当な挨拶代わりのテスト掌編です。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
「貴様ぁぁぁぁぁぁぁ!大魔王ファヌシィピックタイゼンドヴォルケニヒコン!」
「何だぁぁぁぁぁぁぁ!聖勇者ザムジールドデフィキュートラインドウェリア!」
「お前の名前大魔王ファヌシィピックタイゼンドヴォルケニヒコンなげえんだよおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
「奇遇だな我も貴様の名前聖勇者ザムジールドデフィキュートラインドウェリアについて同じことを思っていたぞおおおおおぉぉぉ!」
聖魔大戦と呼ばれる大いなる戦、その最終決戦の地。
天には垂れ込める暗雲の中に戦いの余剰魔力が生み出す雷光が頻繁にほとばしり、地は草の一本も生えない荒野にクレーターが無数に大きな口を開けている。
その中心で白と黒の剣を交える2人の人影。
「いい加減に倒れろ大魔王ファヌシィピックタイゼンドヴォルケニヒコンんんんんんんんんんんんん!」
「こっちの台詞だ聖勇者ザムジールドデフィキュートラインドウェリアあああああああああああああ!」
「うるせえお前のせいでこんな事になってるんだぞ大魔王ファヌシィピックタイゼンドヴォルケニヒコンんんんんんんんんんんんん!」
「やかましいわ聖勇者ザムジールドデフィキュートラインドウェリア貴様が我の魔法を変な防ぎ方したからだろうがあああああああ!」
時は数十分前に遡る。
邪悪な呪いを絶大な魔力で練り上げた大魔王ファヌシィピックタイゼンドヴォルケニヒコンの極大魔法の一撃を、聖勇者ザムジールドデフィキュートラインドウェリアは命名神より授かった今代の聖剣の力を開放した聖銀の力の奔流で迎え撃った。
拮抗した2つの力は爆発を起こし、両者を吹き飛ばしたのだ。
その爆発には、恐るべき副作用があった。
大魔王ファヌシィピックタイゼンドヴォルケニヒコンの練り上げた呪いの中には『魅了』系の最上級の物が含まれていた。
聖勇者ザムジールドデフィキュートラインドウェリアの振るう命名神の聖剣は、概念の名を一時的に書き換えることで絶大な破壊力を発生させる仕掛けがあった。
どれだけ魔法抵抗が優れていても、強力な魔法や技を使う時や強烈なエネルギーに晒され続けている時は抵抗力が著しく堕ちる事は良く知られている。
強大な力を持つ勇者や魔王も例外ではない。
そして聖勇者ザムジールドデフィキュートラインドウェリアと大魔王ファヌシィピックタイゼンドヴォルケニヒコンは両者ともに命名神の力の暴走により名前を長ったらしく改名され、さらに魅了の呪いのほぼ最下級である「相手に呼び掛ける時はその名前を称号含めて正確に言わなくてはいけない」「呼び掛けられたら必ず答えなくてはならない」というのを2者間限定という形で喰らったのである。
この改名は過去にまでさかのぼり、改名されたという事実だけは覚えておかれるもののその名を知る全ての人の記憶にあるその名前は改変されて元の名前は忘れられ、正式な文書やオリハルコンの石碑、酒場のツケのメモや便所の落書きに至るまで全て書き換えられる。
そして呪いは程度こそ軽いものの、絶大なる魔力で魂まで刻み付けられたものであり絶対に解呪できないシロモノである。
さらに悪い事にこの世界は『魔法や技は叫ばないと発動しない』という仕様であり、呪いはこの叫びを「相手への呼びかけ」と判定してしまっているようなのである。
つまり、
①技を出そうとするたびに敵のクッソ長い名前を叫ばされる。
②呼ばれた方も相手のクソ長ネームを叫ぶ羽目になる。
それがこの事態の全てであった。
「大魔王ファヌシィピックタイゼンドヴォルケニヒコンんんんんんん!」
「聖勇者ザムジールドデフィキュートラインドウェリアああああああ!」
交叉する絶技と絶技、力と力、魔力と魔力。
しかし両者ともに体の中で一番疲れているのは天を焦がし地を割く技を放つ腕でも、オーバーヒート寸前の魔力器官でもなく、今にも引き攣りそうな舌であった。
勇者の仲間として魔王城に同行した私は、幸か不幸か四天王との戦いで脱落しその決戦に居合わせる事はなかった。
ただ確かなのは、死闘の果てというよりは「憔悴」といった印象の強い、口数少ない様子で両者は互いの陣地に帰り、そのままなし崩し的に停戦から終戦に向かっていったという歴史的事実である。
ただほんの少しだけ、私もそれに巻き込まれてみたかったというのだけはどうしても書き記しておきたい。
聖賢者 ポッピンピョ
かゆ うま
21:10 誤字修正および書き足し