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〈?章 彼女の課題1〉

標題: 「『たまには星人』と『たまには制人』」を読んで

1年C組 19番 七瀬なつ


本文:

 我々の体には可及的摂取しない方が望ましい食品添加物やアルコールといったものが存在するが、これらは意識的に摂取しないよう心掛けなければ、日々の生活の中で自然と体内へ取り込まれてしまうものである。しかし、それらの体内への進入を完璧に防がなければならないわけでもない。結果、我々の多くは何らかの集会や祝い事の度に託けて、「たまには許容しよう」とそれらを勇んで摂取するのである。このような者は世間一般に『たまには星人』と称され、本文では、いま一度自らの下す判断の裁量を鑑みるべしとしている。

 一方、屈強な自制心により自らが『たまには星人』となることを牽制できる者を『たまには制人』と呼び、本文では見習うべき精神力を有しているとして、読者に参考にするよう促されている。

 しかしこの二者の名前が、口頭での明確な区別が困難であるとの理由で現在、国会にて名前の変更の是非に関する議論が執り行われている。与党の・・・・・・

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