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刺激的な自己紹介




『ごめんネ、アキツキ。今からちゃんと説明すルヨ。だから一旦座って?』



「は、はあ…?」




先生に勧められるまま、イスに座る。

向かいに座るモッサリーは何が面白くないのかぶんむくれてる(雰囲気参照)




『さテー…アキツキ、まずここに来た理由は部活勧誘ダッタよね?』


「ぁ、はい。それすらもここに来て初めてしりましたけど…」




『スズ―――――!!!!』



いやあの、なんでモッサリーは私を睨んでるの!?



『あー、モウ…じゃあ、この部についてドレくらい説明されタ?』




そうきかれて、さっきの紙を渡す。




「これ渡されて…」







『ンー…ん!?コレ!?』


「え、あ、はい」




なんかまずかった?




『コレ読めたの!?』


「あ―――――、はい」




またか。

あんたらその紙の文字何語にみえるんだよ!!




『コイツ、見えるんだよ』


『ナルホド…だったら入ってもらうしかないネ?』




あ、なんか怪しい空気。



「じゃっ、私はこの辺で…」


『何言っテるのアキツキ。まだ自己紹介すんでないヨ?』


「いや、そういうのもういいんで!!ありがとうございましたそれじゃ!!」





がちゃん。







「がちゃん?」


『鍵、しめた』




にこやかな笑顔に負けじと笑顔で対抗していると、なんだか不穏な音が。



思わず口に出した疑問には玉座にふんぞり返ったままのモッサリーが答えてくれた。




「あーそうなんですかー、鍵閉め」




…鍵、閉めた…だと?




「は…はははは、最近のドアはハイテクですね!遠隔操作ですか!」


『アキツキ…』


「スッゴいなー人類の進歩は!!さすが、惚れちゃう!!!」


『オイ…』


「イヤだ認めない私は断っじて認めないぞ!」


『きけ』


「むぐっ!?」




突然口が何かに塞がれた。




もちろん私の意思じゃないし、モッサリーも先生も私に指一本触れてない。




(…のに!!)




向かいに座る憎き男の見えないはずの目が…




(殺気をまともにこちらに向けてる気がするのは私だけか――――!!?)




『いいか、耳の穴かっぽじってよくきけ』




「…ぅー!!」




『俺の名前は猫宮スズ[ビョウグウスズ]』




「ん゛ー!!ぅ、う!!」




『察しの通り…妖怪だ』









こんな自己紹介って、ない(号泣)。







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