登場人物紹介(仮)
予告通りに人物紹介+おまけ
おまけは……まあ読んでから……
オリキャラやらが増えてきたので登場人物紹介をしておきたいと思います。
しかし、この先設定が増えるかと思うので今回は(仮)とさせていただきます。
またいずれ書きます。
登場人物紹介
八雲 青 (やくも せい)
種族:饕餮〈とうてつ〉
能力:化ける程度の能力
この小説の主人公。
かつて夏王朝に直接依頼されるほどの術者であったが、弱った饕餮と遭遇し、死闘の末に術で饕餮の体を乗っ取った。
その後藍と出会ってクレタ島で結婚。帰路に紫とあってその計画に協力を申し出、大陸で地位を築くが殷王朝と共に失脚。
その後妖怪の山へと移り住み、天魔を娘にし、彩音と葵を妾に加えて藍と合わせて三人の子供を得た。
性格は基本的に冷静で温厚。たまに燃え上がったり家族絡み、特に藍に関しては暴走する。
非常に長い年月を生きてきたので滅多なことには動じない。
平然と他人の前でイチャイチャできる男。
一応神やら大妖怪やら鬼やら住んでいる人外魔境の妖怪の山のトップ。っていうか天魔を除いた天狗と紫以外は青が父か夫。
戦闘スタイルは基本的には接近戦。中国拳法のような連撃を得意とし、その腕前は一流。
また能力を使った不規則な攻撃も行う。
弾幕には当たると妖力と体力を奪う効果があるものを使う。これは饕餮という妖怪固有の力。
籠められた妖力も少ないので初見殺しになりうるもの。
他にもマスパのような極太レーザーを放ったりと戦闘力はかなり高い。
また化ける程度の能力の本質は恐怖や畏怖の体現。相手の畏怖対象へと力関係を無視して変化する。
この際相手のイメージ通りになるので、勝てないと思っている相手だったらまず勝てない。
ただし、現象が怖かったり怖いものがない相手にはこの効果は意味がないし、イメージを読み取る対象が目の前にいない場合は自分の力量に見合った変化しかできない。
八雲 彩音 (やくも あやね)
種族:神(ただし不完全)
能力:?
青の従者にして妾。
家事を完璧にこなす。
元々諏訪子に仕える巫女にして現人神であったが、諏訪大戦の際に何度も命を救ってもらい、感謝と憧憬の念を抱いて青の従者になる。
その際に紫に神と人の境界をいじってもらい、奇跡を起こせないが信仰いらずの神となって不老を手にする。
その後葵の後押しもあって青に想いを告白して妾となる。
青との間に出来た娘は優。
基本的に戦闘はしないが、戦闘力は人間の頃の青仕込みの技術と神のハイスペックな体で藍を凌駕する。
八雲 葵 (やくも あおい)
種族:鬼(鬼子母神)
能力:見極める程度の能力
妖怪の山に流れ着いた鬼たちの母。青との熱戦の末に敗北するも妖怪の山に他の鬼たちに居着くようになる。
その際戦いで見せた青の気質と強さに惚れ、自ら藍に許可を取りにいって青の妾になる。
青との間に出来た子は弥彦。
戦闘スタイルは接近戦。
見極める程度の能力は相手の筋肉の動きや妖力の量や流れを見極めるので、予知じみた行動ができ、鬼の身体能力と相まって非常に強い。
ただ、何を見極めたいか意識しないといけないので、予想外の奇襲には対応出来ないことがある。
それでも大抵は鬼の母としてのハイスペックで乗り切る。
また人間の恐怖の裏返しによって安産の神となっている。
八雲 碧 (やくも みどり)
種族:妖獣
能力:?
青と藍の間に生まれた八雲家の末っ子。
狐耳を持った金髪で、いつめ元気一杯に橙と遊んでいる。
育ち盛りなので未だ未熟だが、生まれながらに人型を取るほどに優れている。
八雲 優 (やくも ゆう)
種族:人妖神
能力:?
青と彩音の間に生まれた八雲家の次女。
四分の一が人間で四分の一が妖怪で二分の一が神という珍しい存在。
兄妹たちの仲介役として苦労している両親大好きっ子、でも滅多に表に出さない。
最近信仰を手に入れた。
八雲 弥彦 (やくも やひこ)
種族:鬼
能力:?
青と葵の間に生まれた八雲家の長男。
両親の驚異的な身体能力をを存分に受け継ぎ、生後すぐに首が据わったり十歳で青より頭一つ大きかったりとそれは様々な方面で現れている。
最近はお母さんと寝るのが恥ずかしい年頃。
八雲 天魔 (やくも てんま)
種族:天狗
能力:嵐を操る程度の能力
妖怪の山で青たちに保護されて本人の意思なしに娘にされてしまった天狗のトップ。でも飯を一緒に食べたりしてる内に本当の家族のように思っている。見た目は17、8の白い翼を持った黒髪の美女。現在は彩音が長女から妾になったので、繰り上げで八雲家の長女になっている苦労性のお姉さん。
葵と戦った時は戦闘力的には藍と互角かちょっと下だったが、今は修行をしたのでどうなっているか分からない。
嵐を操る程度の能力は雷を落としたり、竜巻を起こしたりとやや大味だが破壊力抜群、本人が速度重視なのでその隙を自らの速度で埋めている。
家族構成
青:八雲家家長
藍:青の正妻
彩音:青の妾
葵:青の妾
紫:青の姉、つまり子供たちにはおばさry
天魔:八雲家長女
弥彦:青と葵の息子で八雲家長男
優:青と彩音の娘で八雲家次女
碧:青と藍の娘で八雲家末っ子
萃香、勇儀と言った鬼たち:葵と元夫の子、つまりは青の子
橙:藍の式で碧の遊び相手
気づけば青がビッグダディ。妖怪の山の危険度は間違いなく極高です。
またいつか改めて紹介します。
次ページにおまけがあります。
読まなくても本編には影響はさしてありませんが読んでもらえれば嬉しいです。
おまけ
ここは八雲家の居間。
そして集うのは八雲家一同と野次馬の鬼。
皆一様に重苦しい雰囲気を放っている。
一同の視線の先には居間の中央に置かれ無邪気に笑う碧。それは純粋無垢な天使の笑みだったが、碧を見るものは一様に深刻な面持ちだ。
「……みんな覚悟はいいかしら?」
重苦しい沈黙の中真っ先に口を開いたのは紫。
よほど疲れているのか頬が痩けている。
「「「「「ごくっ……」」」」」
一同は紫の言葉に唾を飲んでから、頷く。
そして紫はそれを認めると腕をあげて、青に人差し指を突きつける。
たじろぐ青。珍しい光景だ。
そして―――
「碧、この人は?」
「しぇいおとうしゃ」
「この人は?」
「らんおかあしゃま」
「この人は?」
「あやねおかあしゃま」
「この人は?!」
「あおいおかあしゃま」
「この人は?!!」
「てんまおねえしゃま」
段々と声をあらげはじめる紫。それを周りの者は戦々恐々とした面持ちで見つめる。
その気持ちは一つ
《いけない、それ以上先に進んではいけない》
だが一同の思いは裏切られる。
「そう……じゃあ…」
やめろっ、誰かが叫んだが紫は聞く耳をもたずにその先の言葉を口にする。
「わ、私は?」
「ゆかりおばしゃま」
「「「「「………」」」」」
空気が、死んだ。
「……ふふっ、ふふふっ、ふふふふふふ……
いやあああああぁぁぁぁっっ!!!」
後に残るのは虚しく響く紫の絶叫のみだった。
後にこれが萃香が碧に吹き込んだ結果だと分かり、山総出でフルボッコにした。今回ばかりは萃香も泣きながら反省していた。
しかし、以後紫の呼称が直ることはなかった……
「いやあああああぁぁぁぁぁっっ!!!」
人物紹介+おまけでした。
幻想郷縁起でしたっけ?
時代が進んだらまたあれみたいな形で紹介したいです。
おまけについてはあくまでおまけでw
まあ本編もこの設定だけど……イタッ、石を投げないで! 痛いって…アレーキレイナダンマクダナー(ピチューン
…ごほん、それにしてもなんだか紫の個性が強すぎて藍が……
式で苦労人っていう個性がなくなるとなかなか目立ってくれないのね。
なんとか藍に光を……!