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魔獣使いはキミのこと  作者: 横山優
第1章 「自分」のライセンス
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第4話 大岩盤をぶち破れ!

「実力を試そう。これから<大獣高地(たいじゅうこうち)>へ向かう」

 あれ以来、ケートは鞭の技術を高めて一年半が経過した。彼はもはや自然界の野生動物、オオカミやウシやクマを鞭で操れるまでに成長している。ゴブリン鬼程度の魔物なら瞬時に撃退できる。

 <大獣高地>と言えば、バルバニア人にとって「天敵」たるボリストバッファローが生息する、湿地帯を含む荒れ野だ。ケートは直ぐにその意図を読んだ。




「ボリストバッファローか。力試しの相手として不足はありません!」

「ほう、自信あり気ですね!」三人は馬を飛ばして現地を訪れた。

 マキシアス大陸には巨獣や超巨獣と呼ばれる大型の魔獣も()んでいる。ボリストバッファローもその内の一つなのだった。「男」とケート、そして麗影はバルバニアの北を目指す。

「もし無理そうならば、安全を優先して直ぐに引き返すぞ……!」




 「男」は松明を取り出した。着火すると空気が揺らめく。だが昼間なので夜ほどには明るく見えない。「男」はそれを振って巨獣を威嚇(いかく)した。

 瞬く間に三頭のボリストバッファローが現れる。明らかに松明の火を狙っている。地水火風の力を使い巨大化するバッファローたち。しかし火だけは人間の文明社会からしか手に入らないのだ。

 ヒュオオッ! ヒョオオオ! ケートが鞭を振るい始めた。彼は魔獣に命ずる。「火は人間のものだ。巨獣たちよ、目を覚ませ!」




 ボリストバッファローたちの、分厚い皮と脂肪に鞭を叩き付ける。キズ一つ付かない。しかし巨獣らは「火」を諦め帰って行った。

「やったな、ケート君。ボリストバッファローを撃退出来た!」

「どうして!? ボクはなぜ巨獣を追い払えたのですか!」

「<魔獣使いの鞭>の効果、そしてそれ以上に、キミの気迫が巨獣の士気(しき)を圧倒していたからだよ」

「あの巨獣たちが逃げて行くとは……。それではボクはもう……」

「そうだ! これでキミはすでに実力で、バルバニアの兵士と同じかそれ以上に達している。全く見劣りしない力を得たのだ、キミは」




 ケートにはわかる。自分はもう<落ちこぼれ>なんて言われないと。

「どうする? キミはもう十分頑張った。都市も迎え入れてくれよう」

「まだです! もっと教えてください。ボクは<クレイジー>と……ズバ抜けていると言われたい!」

「それは野心ではなさそうだ」 麗影が若者のようすを観察して言う。「男」が引き継ぐ。

「<(こころざし)>だ、それは! ならば教えよう。憶えておいてほしいことが一つある。今すぐには役立たないかも知れないがね」




聞いたことのない話を「男」は聞かせてくれた。若者に、こんな話を。

「これから先、キミは乗り越えられないと思えるような<壁>、まるで巨人が運んで来たかのような<分厚い岩の壁>に行き当たることもあるに違いない。その時、壁を叩き割って向こう側へ抜けられるかどうかは、キミ次第なんだ。分厚い岩の壁を突破出来るかどうかは、()()()()()()()()()()()()()()()。そうした壁は、叩いて叩いて、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。分厚い壁を打ち破る者は、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()!」




「つまり、そんな強敵も今後現れると?」彼は話を真剣に聴いていた。

「そういうことだよ。だがやるしかないのだろう? どうする」

 考え込む若者。出来るかも知れない。だけど自信はあまりない……。

「気の済むまで葛藤(かっとう)するといい。その先に<自分なりの答え>が待っている。キミが、もうこれでいいと言い切れるまで「葛藤」したまえ」

 <自分なりの答え>を出すために、ああでもない、こうでもないと考える……そうか、それが<正解があるかないかもわからない答え合わせ>。




 久しぶりで<タズンの里>を訪ねるケートを、里の人たちは避ける。けれどネムチャは元気そうで、こんな風に語りかけてくれた。

「何だか一回り大きくなったみたい、ケート。不思議ね……!」

「うん、実際に大きく成ったよ。ボクも「火」を食べたからね」

「えっ、本当に!? ボリストバッファローみたい!」

「巨大化したんだよ」真顔でネムチャに話す。

 ガールフレンドはケートの真意を見分けた。「うそ!」笑う二人。

「もう、そういう意味じゃない! うふふ。遠くへ行かないでねケート」


            *     *     *


「あのさ、目立つのなら里から出て行ってくれないか?」

 <タズンの里>の住人から文句を言われるケートたち二人。

「ここは<知らぬ顔の谷>の里……お互いに干渉しないのがルールだ」

 明るくて目立っているケートを里の人々は囲い込み始める。しかし住人は彼のことを悪く思う者だけではない。一人の男性がかばう。

「待ってくれ皆。ケート君は鞭の練習をして、ボリストバッファローを撃退できるまでに成長したそうじゃないか」

 だが「知ったことじゃねえ!」と、ケートを拒絶する声も。

「オレたちの人生は、もう終わっているんだ」そんな発言もあった。




「それは違うんです。里の多くの人たちは<戦力外>とされて、この里へ来ています。だけどその価値観はそもそもおかしい」

 若者は自分たちについての、正しい<解釈>について述べようとした。

「人生には「波」があります。次の、そのまた次の波に乗れるよう、今の内にチャンスに備え、今はどうか耐えていてください」

「私たちは人生の脱落者だ。どうかそっとしておいてくれないか」

「違います! ボクたちは脱落者でも落ちこぼれでもない……!」




 人がたくさん集まって来た。その内の半分は若者へ罵声(ばせい)を浴びせた。けれど、もう半分の人たちは彼の話を聞きたがっている。

「話だけでも聞こうよ! 私はケート君の言うことに興味あるんだ」

 今や里の多くの人たちが集まって、意見する若者を取り囲んでいた。

「里の人たちに必要なのは」と麗影。「何も言わずに一緒に居てくれる、寄り添ってくれる人」女性の「白き影」は若者を支援する。

「もう一つ、彼らは、自分たちはどうしたら現状から抜け出せるのか、出来ることなら置かれている立場を変えてくれる者を求めています。これは里の人たちにとって好機だ。皆で食事をしながら語らいましょう」




 食糧は「白き影」が提供してくれた。パンとバター、ゆで卵、ワインで食事会が始まる。久しぶりに外へ出て大勢で食事をするという人も多いようす。皆の気分転換にも成る。地面にシートを敷き、三十人以上が集まって昼食を始めた。ケートは、やおら一人立ち上がり語る。

「皆さん、そのままで聞いてください。こんな話を……ゆで卵の白身と黄身では、どちらの方が人気あるか知っている方、居られますか?」

 潮騒(しおさい)のようにザッと話し合う彼ら。「どっちなんだね? 誰も知らない」

「ボクも知りません。ごめんね」とケート。人々は面食らった。

「何だね、それは?」これに若者は笑顔で肩をすくめた。笑いが起きる。

「一杯食わされた! ハハハ!」食事会は盛り上がって来たようだ。




 そのようすを見た「男」が、さり気なくケートへ近付き助言する。

「キミが里の人たちの<解釈>について、教えてあげてくれ。今ならキミの話を聞いてくれるだろう。彼らを救えるかも知れない……!」




 置きっぱなしの荷物を取りに「屋敷」へ戻ろうとする、「男」とケート。日没が近い。谷の狭い空は橙色(だいだいいろ)に染まり、うっすらと雲がかかっていて、いつもの夕暮れ時よりも一層、暗く重苦しい印象であった。

 イヤな予感。屋敷へ到着した彼らは、谷の東から陰鬱(いんうつ)な妖気が漂って来るのを、確かな感覚で捉えた。大きな何かが、ゆっくりと左右に揺れながら近づいて来る。

 木材のきしむ音が、ギキィ……ガゴゴゴゴ……と二人の耳へ届く。それは谷を渡ってこちらへ向かう、ボロボロに壊れた船である。見る者を怖れさせるのに十分な「瘴気(しょうき)」という毒をまとわせて、すでにこちらまで300mのところへ迫っていた。




「<船幽霊(ふなゆうれい)>だ! 本当に現れるとは。ウワサの通りだったな!」

「危険なんでしょう、ビルさん!? ボクはとても恐ろしいです」恐怖で()()()の回らないケート。

「ああ! 話によると、あの船の乗組員の亡霊と目が合えば、その場で魂を抜き取られてしまう……昔、そう教わったことが」

「逃げましょう! もうこの谷には居られない!」

 彼らは建物から急いで荷物を持ち出し、<タズンの里>へ戻ろうとする。




「ネムチャが! 彼女が危ない!」

 そうこうしている間にも、<船幽霊>は確実に谷を通過しようと接近して来る。明らかに「この世のもの」ではない! 船が大きくかしぐ度に、その甲板から得体の知れない物体や、時には魂の抜けた人の遺体らしきものが、ずるずると落ちて地面でぐしゃりと(みにく)(つぶ)れた。




「ネムチャ! 無事で良かった! この谷から逃げよう。さあ早く!」

「里の人たちにも警告しなくては! <船幽霊>が来ます! 逃げて!」

 ケートたちが数年間過ごした里は騒然となり、暗く染まって行く谷から大勢が去って行く。ケートら三人も、二頭の馬に乗って里から、そして<知らぬ顔の谷>からバルバニアの荒原へと命からがら逃げ去ったのだ。




「どこへ向かいましょう、ビルさん?」

「ボリストバッファローが、今年もバルバニアの都市や町を襲って「火」を奪おうとしていると聞く。手を貸せるかい、ケート君!?」

「はい!」若者は言葉を選んで告げる。「任せてください……!」

「ではキミの出身都市へ。今のキミならば力に成れるだろう」


            *     *     *


 <長蛇防壁(ちょうだぼうへき)>の南にある都市ファロマイアは、ケートとネムチャの出身地だ。この都市の年齢層は若く、早朝から活気に満ちている。

「ボクにとっては苦い思い出の場所で……」そう振り返るケートが22歳である大陸統一歴1004年現在、人口5万人を超えるファロマイアで、さらに人が増えつつあった。ベビーラッシュに()いているのだ。そのため自由に身動き出来ない人々が数多く居た。




 そこへ300頭からの巨獣の群れが、リーダー<黒渦王(くろうずおう)>に率いられて<大獣高地>から侵入しようとしている。大きな獣たちの中でも、ビッグボスとして知られている<黒渦王 くろうずおう>は、ひときわ体が大きくて、4本ある角の全てに黒い渦巻き模様が浮き出ている。

 ボリストバッファローの、200頭から400頭ほどの群れを絶対的に統べている、まさに「王」なのだ。巨獣の大群は防壁に行く手を阻まれていて、今のところバルバニアへは入って来ない。




 ずっと遠くより、うねり続く<長蛇防壁>の上から強弓を引き、侵入を防がんとするバルバニア兵たち。巨獣の背中に雨あられと降り注ぐ矢。

「追い返せないぞ!? いつもならば、とっくに引き返しているはず!」

 複数の弓兵らが群れの一点を指さし叫んでいる。「<黒渦王>が!」

「群れのリーダーが率先して、壁へ体当たりしている!」

「こんな行動は滅多にないはず! どうしたのだ!」

「まずいぞ! 防壁を破られたらお終いだっ!」




 誰の目にも、ボリストバッファローたちの士気がいつもより高いと映っている。

「赤子を抱いて逃げられない者がたくさん居るのに!」

 彼ら若い射手は、子供の頃に一度、巨獣が防壁を破って国内に入って来たと教わっている。それは今から二十年も前の話だ。

「前回、巨獣の侵入を許した時には都市を捨てて逃げたから、犠牲者は少なかったと聞く。だが今は逃げられない母子や妊婦さんが大勢、ファロマイアで生活している! 断じて追い返さねばならん!」




 ひと際大きく強い剛弓を、引いては放つ「偉大なる」クリュード。その矢のことごとくが、黒い渦の角を持つ巨獣の背に突き刺さる!

 しかし群れのリーダーは(ひる)むどころか、なおさら興奮しているようだ。

 巨大な体を揺すって背中の矢を振り払う巨獣たち。防壁の北側では無数の折れた矢が地面に散乱し、足の踏み場も無いありさま。

「<黒渦王>め、狂いおったかーっ!?」クリュードが叫んだ。




 彼の元にバルバニア軍の士官がやって来て、状況の報告をする。クリュードは弓術の先生だが、射手としては国内でトップクラスの力を持つ。そのためバルバニア軍も彼を一定の「権威」とみなしているのだ。

「ファロマイアの女性たちは幼い子供を抱いて走れません! 防壁は是が非でも守って頂かなくては! 必ず食い止めてください!」

 弓を引きながら士官へ指示を飛ばすクリュード。

大斧(たいふ)を用意せよ! 万が一、壁が破られた時には肉弾戦で巨獣を食い止める!」




 厚さ2m、高さ6.5mの<長蛇防壁>へ次々と体当たりして来る、血だらけのボリストバッファロー。強弓の矢は獣たちにケガをさせていない。厚い皮フと脂肪に阻まれていて、(わず)かに刺さっているだけだ。巨獣が血を流しているのは、壁に激突して傷を負っているためである。

 人間の文明に「火」を求める巨獣たちの狂乱は続く。




 ボリストバッファローは「火」を食らい、巨大化することで、食物連鎖の頂点にある肉食獣から襲われないようにしているのである。だから獣たちも命がけだ。必死である。

「防壁を守れ! 巨獣を侵入させてはならない!」

 しかし長大な防壁のあちらこちらで、ボリストバッファローたちはこれを突破しそうな勢い。壁に深い亀裂が走り広がって行く……!


            *     *     *


 ケートたち三人は二頭の馬でバルバニアの激戦地へ向かった。巨大なボリストバッファローが群れて暴れているのを、彼らは遠くから確認することが出来た。しかも角に黒い渦巻き模様が付いている、巨獣たちのリーダー<黒渦王>の姿まで。 

「あれはやっかいだ!」と「男」。ネムチャを安全な林へ避難させる。




 どうする!? 逃げれば、たくさんの人たちが犠牲に……かといって自分に何とかする力があるだろうか。通常のボリストバッファローならば<魔獣使いの鞭>で操れる。しかし、ひときわ大きく猛々しい<黒渦王>をどうにかしないと、事態を治めることは出来ないだろう。

 レッスン・テスト・正解があるのかないのかさえわからない答え合わせ……それらが同時に体験されつつあった。




「考えている場合じゃない! 今は行動すべきだ」

「気をつけろ、ケート君!」「男」が叫ぶ。「巨獣の王をあなどるな」

 ケートは鞭を振るい、ケガをしていない近くのバッファローの角へ巻き付けた。その背へ飛び移る。<黒渦王>を見ると、全身に10本もの矢が突き刺さったまま暴れ回っていた。身体の表面に突き立った矢を振りほどくボリストバッファローたち。狂おしい戦いは続く。




 興奮して目を血走らせている<黒渦王>。走り回る巨獣の群れを()ってそちらへ近付く。ケートは力の限り鞭を振るった。

「やめろ! 自分たちの土地へ帰れ!」

 しかしもはや制御不能の巨獣王は、彼へ攻撃を仕掛けて来た。




 あんなバケモノを操る力なんて自分にはないのかも知れない。だが彼がやらなければ甚大(じんだい)な被害が出ることになるだろう。巨獣の王へ向かって<魔獣使いの鞭>を打ち続けるケート。(いか)れる<黒渦王>!

 ……もしかしたら、あれがビルさんの言う<分厚い岩盤>だろうか? 気が遠くなる思いの若者。いつの間にか、矢の雨が止まっていた。




 彼は乗っている巨獣を、ギリギリまで<黒渦王>へ接近させた。お互いの目が合う。どちらも生き延びるために必死だ。

 ケートは巨獣王の目の奥に、その心を見通そうと精神を集中させ、巨獣の王はそんな彼を仲間の背から引きずり降ろそうと迫る! 凄まじい砂煙が、もうもうと立ち昇り視界をさえぎる戦場で……!




 <黒渦王>の心を読もうと試みるケート。ボリストバッファローたちは人間の文明から「火」を奪い巨大化して、自分たちを襲う肉食獣から身を守っている。それは自然界での生き方からはみ出した不自然……<魔性>だ! すると巨獣の本性を見抜いたケートを見る巨獣王の目に「おびえ」が。

 意識が朦朧(もうろう)とする中で、まだ鞭を振り続ける感覚……。

「諦めてはならない、ケート君! 打ち破ると決意したまえ!」




 何度も何度も巨獣王の背へ鞭を打つ、汗と(ほこり)まみれのケート。けれど鞭の先端は、その分厚い皮と脂肪に弾き返された。身体も、心も限界。

 不意に、群れを率いる巨体が目の前から消えた。その場を去ったのだ。ついに<黒渦王>が帰って行く。釣られて他の巨獣たちも、自分たちの王に従った。助かった……? 若者は意識を奮い立たせて見届ける。




「追い返せるとは全く思っていませんでした。いまだに信じられない」

「岩盤を打ち破った」と「男」。「キミは自分自身に勝った。自分で決め付けていた限界を打ち破ったのさ」

 多くのバルバニア兵たちは、自分たちの勝利だと思っているようだ。しかし「偉大なる」クリュードは違った。麗影たち数名の「白き影」の申し出で、巨獣らへ矢を射るのを止める指示を出したのは、他ならぬクリュード自身だったからである。


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