H・G・Virus
いつまで寝ている?起きたらどうだ?
お前は…だれだ…
お前は俺だ
何言って…
目覚めは近い
お前は……………
「!!」
「よぉ、休めたか?」
「………」
「なにか、あったか?」
「あぁ…いえ だいぶ休めました」
「そいつぁ良かった あー…早速で悪いんだが…」
「なにか?」
「まだ近くに来ては居ないが、デカブツが接近している。戦闘準備だ」
「分かりました」
「それと新兵器を見せよう」
武器開発部の奥の部屋へと連れてかれた
そこには砲台のような設計図が液晶モニターに映されている
「これは?」
「こいつはビーム砲台 [αビームシステム]だ」
「じゃあ、これを大型に当たれば!」
「もちろんそのつもりだ だが、このビームで大型機械体を破壊するには、大型が撃ってくる[βビームのカウンター]が必要になる」
「そのようなことが可能なのですか?」
「相手のビームエネルギーをこちらのものにするのさ ビームが太いほど強い、太い方が強い 簡単だろ?」
「ま、まぁ…」
WARNING!
A HUGE BATTLE SHIP
BIG FOSSIL
「さぁデカブツのお出ましだ」
「では…」
「待て、今回はほかの戦闘員も居る カバーし合って迎撃するんだ」
「了解です!」
――――――――――――――
黒い魚影の影が自分たちを覆う
その姿はシーラカンスを連想させる
「前よりかなり大きいな…」
「αビームが溜まるまでの辛抱です、頑張りましょう」
「はい!」
「はい!」
「(今回は2人も一緒に戦ってくれる!…エネルギーが溜まるまで頑張らなきゃ)」
「前方!大型ブーメラン!」
「!!」
背ビレから飛ばされたブーメランのような金属はこちらに向かって回転してくる
「はぁ…」
全員遮蔽物に隠れ、被弾は無し
「αビームエネルギー、38%!」
「まだまだ耐えなきゃ…」
αビームエネルギーの進行度の報告を受け、こちらも迎え撃つ
「エネルギー弾なら、偏差がないはずだ」
エネルギーライフルのサイトを覗き、シーラカンスのような大型機械体を撃つ
「攻撃が通じてないわけではない!あと50%耐えろ!」
「了解!」
BIG FOSSILも撃ってこないはずなく、尾ビレを曲げてこちらに向け、電撃を撃ってくる
「そんな事もできるのか!」
電流の間をくぐり抜け、回避するが、3人の内1人が被弾したようだ
「う…うぅ…」
「ハッ!大丈夫ですか!」
「体全体が痺れて動けそうにない…そんなことよりも…やつを撃つんだ…大丈夫だ、死にはしない」
「…大丈夫なのですね?」
「あぁ…」
「残りはどれくらいですか!」
「あと17%だ!もう少しだ!」
「あと少し……」
BIG FOSSILの攻撃を遮蔽物や回避行動で防ぎながらこちらもライフルで弾幕を張る
するとBIG FOSSILがなにやら頭部の装置にエネルギーを溜め出した
「っ!!おい!βビームがくるぞ!」
「!!」
ビーム砲台の後ろに回り、引き金に手を置く
「発射タイミングは、あっちが撃ったらそのビームに合わせて撃ってくれ」
「分かりました」
BIG FOSSILの頭部が赤く激しく発光し、ビームを発射してくる!
「今だ!」
「うおおおおおお!!」
お互いのビームが発射され、激しくぶつかり合う
「指をはなすなよ!」
「くっ!うぅ…」
戦闘員の人が追加でエネルギーを送り、ビームを強化する
すると、βビームが小さくなり、αビームが大きくなっていく
αビームカウンターに成功したのであった
「いけるっ!!」
βビームはだんだん細くなっていき、消滅し、αビームはBIG FOSSILの頭部から全身へと貫通した
BIG FOSSILは激しく発光し、爆散した
「よし…!!」
「やったな!」
今回も大型機械体に勝利できたのだ
え?なにか引っかかますか?(引っかからないならいいです)