PHAGE
「…あれか」
迫り来る機械体の群れ
「前戦った時より少し多いくらいか」
青年は走り出し、群れに突っ込み次々に機械体を破壊していく
「これくらいならまだ全然いけるな」
少なくとも10体は居た機械体の群れを無傷で殲滅した
「もう居ないな…戻ろう」
――――――――――――――
「戻りましたー」
「やはりやるなお前さんは…EMPは使わなかったのか?」
「使わなくともあれくらいは1人でいけました」
「かなり戦えるようだな」
!!WARNING!!
「今度はなんです?!」
「かなり大きいやつが接近してきている…」
「えっ?!」
「いわゆるBOSSのようなもんだ」
「…行きますよ やるしかないんですから」
「いいのか?」
「…はい」
「なら剣ではダメだ このエネルギーライフルを使え」
「銃ですか、使ったことなんて…」
「誰しも銃なんて使う機会がそうそうない、そうゆうもんだ」
「でもこれで対抗できるんですね?」
「あぁ………健闘を祈る」
青年が外に出る後ろ姿は勇気に溢れて輝いてるようだった
――――――――――――――
「……どこにいる…」
太陽が日食のように黒くなっていく
「日食か?こんな時に」
太陽が黒で覆われた瞬間突然発光し、赤い目のようなものが出現し、それは徐々にすがたを表した
「魚類型の機械体だと?!そんなところまで侵食されているのか?!しかも浮かんで…」
全貌が明らかになり、その姿はまるでフシギウオを連想させる
「く…来る!」
大きく口を開けながら機械体はこちらに近づいてくる
「EMP使えば動きを止められるかな…」
機械体が魚のヒレのようなところからミサイルを飛ばしてくる
「遠距離攻撃持ちかよ!」
素早く走り、回避する
「だいぶ地上に降りてきたな」
EMPを貼り付けるタイミングを図る
様子見をしていると次のミサイルが飛んでくる
「チッ!」
当たりはしなかったが、隙が見つけられない
機械体はまた大きく口を開けた すると口から小さいエネルギー弾が低レートでこちらに向かって発射された
「ミサイルだけじゃないのか!クソ!」
なんとか攻撃しようと逃げ回りながらもエネルギーライフルを撃つが、初めて使うのでAIMが定まらない
「もっと近距離じゃないと…」
機械体はまたミサイルを撃ってくる
「撃った後のクールタイムを狙うか……あるか分からないけど」
ミサイルを交わしつつ尾びれ部分に回り込み、EMPの出力端子を機械体に貼り付けた
「止まってくれよ…」カチッ
スイッチを押した途端、機械体の全身を電流のようなものが覆う
機械体の目の光は点滅し、動きが停止した
「いましか…!!」
エネルギーライフルを構え、無数のエネルギー弾の弾幕を放ち、機械体を撃つ
すると機械体の全身は激しく発光し、爆散した
「やったのか……やったぞ…やったぞ!」
――――――――――――――――
「戻りました」
「おぉ!よくぞ戻った!」
「リーダーにもらったEMPとライフルのおかげですよ笑」
「にしてもあんなデケェ魚を殺るなんてさすがだなぁ ま、ほら休んでけ」
「ありがとうございます」
一時の休息が訪れた
寝れなくて夜中に書いた あと日食は直接見てはいけません