NET WORK
「ん…」
「起きたか」
「寝ちゃってました…」
「別にいいぜ、疲れてたんだろう?」
「はい、でもおかげで疲れがとれました」
「そうか、なら良かった」
「…何しようとしてるんです?」
「ん?あぁ、お前さんが持ってきてくれた機械体をコンピューターと繋げてデータを取るところだ」
「リーダー、ここにコードを繋げれば行けそうっす」
「よしやってくれ」 カチッ
壊れた機械体とコンピューターをコードで繋ぎ解析を開始する
「リーダー!これを」
「………なるほど、こうすればこいつらに干渉させることができるのか」
「なにか見つかりました?」
「あぁ、機械体の破壊に使えそうなデータは取れた。これで新たな武器を開発できるかもな」
「良かった!」
「USBメモリにデータは取っておけ、万が一が重要だ」
「了解す ………取れましたぜ」
そのすぐ後にコンピューターの画面がレッドスクリーンになり、バグが大量発生した
「こ、これは?!」
「どういうことだ…」
「機能は停止しても、機械の中にある変異細胞はまだ生きているのではないでしょうか?」
「その可能性は十分にある……なにをしている!早くコードを切れ!」
解析役の人はすぐさま繋いでいたコードを切った
「ウイルス(細胞)削除いけるか?!」
「やってみます」
「他のコンピューターも確認しろ!」
他のコンピューターは無事だが、機械体を繋いだコンピューターだけがイカれたようだ
「これはもうダメっす、破壊するしかないっす…あ、物理的にっす」
「そうか…ここで壊してもなんとなくだが危険な気がする…お前さん、この爆破装置をやる 外で壊してきてくないか?」
「やってみます」
青年はできるだけ遠くへ行き、コンピューターを投げ、よくあるC4爆弾の起爆のようにスイッチを押してPCを爆破した
「…やってきました データは…残ってるんですね?」
「このメモリにきっちり残ってる。心配するな」
「リーダー、早速作業に取り掛かりましょう」
「あぁ、すぐに取り掛かかろう。…お前さんは数少ない戦闘ができる奴だ、休んでいてくれ」
「わかりました」
――――――――――――――――――
!!WARNING!!
「ッ!…どうしたんですか?!」
「アイツらの群れが近くまで来ている…数は多いぞ」
「……行きます」
「お前さん…」
「自分で言うのもあれですが、結構動けます」
「……ならこれを持っていけ
設置型手動起爆EMP とでも言おうか」
「EMP…動きでもとめることが可能なんですか?」
「まぁそんなもんだ…では任せたぞ」
「はい!」
装置を片手で抱え、鋭い眼差しで外に出る
「チッ…こんな生活…」
オープンイヤーのイヤホンが気になってる