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「もうお前は小説を書くな」という奴に言いたい。なんで校正者と編集者が居るか知ってるか?

作者: らんた

段落下げしろとか(ここではあえてしません)

「……」(2倍三点リーダー)にしろとか

いろいろ書いてきた人も居るし

僕もその手の作法をエッセイでも書いた。

書いたけど、俺「お前はもう書くな」という暴論を吐いたことねえぞ?


それと今日酷い文章みたんだ。

某巨大掲示板に自分のライフワーク『暗黒竜の渇望』に対して「キ印の作品」と書かれたんだ。人称がブレブレだから。


じゃ、教えてくれ!!


「人称ってどうやって統一するんだよ!」


その手の解説文章はなろうエッセイにもあるよ。治らないんだよ。だって書いてあることの意味が分からなくて!


結局こういう傲慢な奴がお前はもう書くなって言ってるんだよ!

WEBに作法が書いてあるから「書ける」だと?お前は文芸なめてるのか。だから文芸って才能なのね。クリエイティブって誰でもできるのか?文芸という芸術なめてるのかよ!芸術はインスタントじゃねえよ!ぼけが!


あ、疑問符・感嘆符の後は1文字空白開けるんでしたっけ? ごめんごめん!


そんなのは、校正員の仕事だよ。お前、出版社の校正員なのか? サラリーマンなの? 違うでしょ?


じゃあなろうの上位1%に入って無事貴方の作品は書籍化されました。


こういう人のその後って知ってるか?


・コミカライズまでされました→コミカライズ打ち切り→精神的に打撃→エタる


・書籍化されました→あれ「なろう」と違って書店の人気ねえじゃん→打ち切り→エタる


これがほとんどだぞ? なろう作家ってのはな、所詮使い捨てなんだよ。仮に打ち切りされずに済んでも次のお仕事取れずにフリーターに逆戻りだ。だから正社員の人には必ず「今の仕事を手放さないでください」って言うんだ。そのくらい生存率が低い職業なの「なろう作家」というのは。正社員の人で書籍化された人は年収50万程度×3年程度の副業が転がり込んだ程度に思ってくれ。逆に言うと書籍化って金額的にはそのくらいの価値しかねえんだ。残念なことにな。つまり残業代で稼いだ方が書籍化作家より儲かるんだw


つまり、書籍化程度でイキってるやつは馬鹿なんだ。申し訳ないけど。アニメ放送まで行ったのに10年と持たない専業ラノベ作家なんてゴロゴロいるぞ。大衆文学作家や児童文学作家と比べてみ?それだけラノベってそこまで成功しても「10年生存率」は低いわけ。それが現実だよ。


所詮スターレット(駆け出し作家)というのはプロの筆と共にやっていくのが普通なんだ。だから文士というのは昭和中期まで大作家の弟子入りをして修業したんだ。じゃないとこうやってエタるんだ。


はっきり言ってやる。


「作家ってのはな、1人じゃ作品仕上げる事なんて不可能なんだよ!!」


「校正者と編集者も居て初めて『作品』だしだから2次著作権というものが設定されるんだよ!! だから作家に対する印税収入割合が低いんだ!」


「なんで打ち切りされると思う? 素人が書いても所詮素人なんだよ! 素人が偉そうなこというな!!」


なろう作家の死屍累々の現状見て見ろ!!


ケアされてないからあんなことになってるんだぞ!

たぶん碌に編集者も校正員も機能せずにそのまま放置して書籍化するというコストカットしてるから「安かろう、悪かろう」になるんだ。だからなろう系は馬鹿にされるんだ。違うか?


どれだけの名著の未来を失ったと思ってる。


「お前はもう書くな」という奴に……。


「編集者と校正員、何のために居るんだ?」


と言いたい!


それと作法は……だから共著制度にしてほしい。


だって論文はそういう世界だし。


データしか取れない人(論文なんて書けない)、エビデンスの矛盾がないかどうか確かめる人、文法上のミスがないかどうかチェックする人(文章しか書けない)。だから理系の論文は共著者が10人以上もざらにいるんだ。今のラノベも共著制度を見習うべきだ。違うか?手を取りあって弱者を助けるのが理想の文壇じゃねえのか。



そのためにプロの力を借りるんだよ!


自分が上に居ると思って下を指さしてあざ笑う奴。

お前、人生がいつか奈落の底に落ちるぞ? もう一回言うぞ? 書籍化された奴の大半の末路を見ろ。それが答えだ。


日本全体がそういう奴であふれてるからこの国ダメになってるんだし。文壇も同じこと。

あと俺は「書籍化作家」という言葉に違和感があるんだ。だって、作家は作家だろ。つまりね「文芸雑誌に作品を載せて受賞されてからプロデビューした本物の作家じゃないよ」って意味が「書籍化作家」という言葉には込められてると思うんだ。しかも「書籍化作家」には「使い捨て作家」とか「インスタント作家」とかそういう意味までもが込められてると思う。それだけラノベの価値が落ちたんだ。


しかも何で作家が「先生」と呼ばれたのかというと後進に指導する立場でもあるからだ。なので今や「ライトノベル作家を『先生』と呼ぶか呼ばないか問題」まで出てるんだ。


そうなんだよ、ほとんどのラノベ作家は後進を指導する能力を持ってないんだ! それはね、作家失格なんだ!


つまり、「もうお前は小説を書くな」発言は「私は作家先生として失格です」と自分で言ったようなものだ。


作家として生き残りたい人はラノベジャンルから大衆文学ジャンルに移行するべきと考える。きついと考えるのならライト文芸でもいい。それが出来なければ討ち死にだ。それが君の本当のスタートラインだよ。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 勢いがあって宜しい。 [気になる点] 校正者の仕事は発表メディアごとのお約束に整えることであって、「芸術性」には踏み込まないもの。「芸術性」は作者の領域だから。 [一言] 書籍化一発であと…
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