Love less
相変わらずの文才のなさを
お許しください。
誤字脱字もすんごいと思います。
それでも
みてくださる方々。
本当にありがとうございます!
〜武器屋 アイアンメイデン〜
木造建築の間間に
鉄で補強された無骨な建物の武器屋。
剣の評判は良いが
いかんせん店主の男が
無口すぎて相談が全くできないというのが
たまに傷のようだ。
「さて、俺に合う武器はあるかな?」
ジンは
適当に良さそうな剣を手に取ってみる。
「っ! 重たい・・・。」
手に取ったのは
両手剣のクレイモア。
騎士が利用する一般的な
両手剣だ。
「うーん、見た目かっこいいんだけど
これを振る筋力が俺にはないな・・・。
それに・・・高い。」
クレイモアは平均
1000ゴル〜5000ゴルといったところだ。
「100ゴルで買える剣なんてあるんだろうか?
親父にきいてみるか。」
ジンは店の奥で座って
本を読んでいる店主に話しかけた。
「すみませんが100ゴルで買える
剣はありませんか?」
する本に目をやっていた
店主がちらっとこちらをみた。
「・・・。」
「・・・。」
見つめあう2人の
無言の時間が少し流れた。
すると店主がゆっくり腕を上げ
指を指した。
その指を指した方向を向いてみると
少し雑ではあるが
小ぶりな剣がならんでいた。
「失敗作だ。」
店主は呟いた。
「失敗作ねぇ。」
ジンは並んだ剣を順番に見ていく。
そして一つの剣を手に取る。
「うーん。何で失敗作なのか
全然わからないや。充分使える気がするけどな。」
ジンは軽く剣を振ってみた。
「これでいくらだ・・・!30ゴル!? やすっ!!」
ジンは自分の目を疑った。
「え、300ゴルの間違いじゃないの!?」
店主に聞いてみるが
店主は黙ったままだ。
「まぁ安いにこしたことはないな!」
ジンは失敗作の中から選ぶことにした。
そしてあるショートソードが目についた。
「これ、なんかいいな。
振りやすいし、何より手に馴染む」
ジンは何回か軽くショートソードを、振ってみた。
「金額もちょうど100ゴルか。
これにしよう!」
ジンはショートソードを持って
店主の前に立った。
「これにするよ。」
「あぁ。そいつは失敗作のショートソードだ。
だから名前はついてないぞ。」
「名前・・・確かに剣には一つ一つ名前が
ついてるってのは聞いたことあるな。」
「名前がついてないって事は
剣として完成されていない。
もしそいつを使いたいのなら
自分で名付けてやるんだな。
だがあんまり大層な名前はつけるなよ。
剣が名前負けして
なまくらのなまくらになっちまう。」
「ふーん、そうゆうもんなのか。」
ジンは自分で選んだショートソードの刀身を
じっと見つめた。
「本来、剣の名前は
生みの親である鍛治師がつけなきゃならない。
だがどうしても名前がつけられない駄作が
出来てしまう時がある。
いわゆる失敗作の出来上がりだ。」
「そうか、じゃあ親の愛情が
注がれなかった剣ってことか。」
「そんなところだ。」
「・・・。わかった。こいつの名前が決まったよ。」
「ほう。」
「こいつの名前はラブレス(失った愛情)だ。」
剣の名前て
何でもいんだろうけど
有名なエクスカリバーとか
どうゆう由来で名前が決まったのかなーとか
色々考えちゃいますね