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ソードワールド  作者: もんざぶ
3/44

ジンの可能性

ボクは普通の技術系会社員なわけですが、

仕事中にソードワールドの事を考えながら仕事をすると

とても楽しく仕事ができます。



それでは3話目

どうぞ

「ひとまず場所をかえようか。」


ジョシュアに言われるがまま

場所を移すことにした。


ついた場所は

 [砂ネコ亭]

決して綺麗ではないが

愛想のいい女将さんがシャキシャキ働いていて

勢いの良い声が飛び交う。


料理も豪快で食欲がそそられるものが

見て取れる。


「いらっしゃい!何名だい?!」


ぼーっと周りを見ていると

女将さんが近寄ってきた。


「2人です。奥のあそこのテーブルを使っていいかい?」


ジョシュアが奥にポツンと置いてある

2人用のテーブルを指差して女将さんに伝えた。


「あいよ!どうぞ!」


女将さんも万遍の笑みで

案内してくれた。


「グラスゴードのグリルと

 グリーンハーブのサラダと・・・etc」


ジョシュアが手際良く料理を頼んでいる。

もう聞いているだけでヨダレがでてきそうだ。


頼み終わったジョシュアがこちらを見ている。



「あのパンの食べっぷりからすると

 まだまだ食べ足りないだろ?」



ゴクリと唾を飲み込んだ。


「もう、断れないなこりゃ」



注文した料理が並び

一目散に料理にがっついた。



あぁああ・・・うまいぃ・・・。



一頻り堪能して

満腹に慕っている時、ジョシュアが口を開いた。



「そう言えば君の名前を聞いていなかったね。」



「ジン・・・。家名はないよ。」


「ジンか。いい名前だな。」


「いや、そんなことよりなぜ俺なんだ!?

 

 たまたまパンを目の前で盗んだから

 ちょうどよかっただけなのか?」



そういうとジョシュアは

真剣な顔になって答えた。



「ジン、剣技ってしってるか?」


「もちろん知ってるさ!俺も村では基本剣技は

 しっかり身につけてたからな!」


「そうか。じゃあ基本剣技の個人能力。いわゆる

 ユニークアビリティはしっているか?」


「聞いた事はあるが俺の村では

 ユニークを持ってる奴は居なかったな。」


するとジョシュアは

ジンを指差した。


「俺はお前の持つユニークアビリティに

 可能性をみた。


「え!?俺がユニークもち・・・!?」


「今は気づいてないかもしれないが

 確かにパン屋でパンを盗んだ時、


 パン屋の親父はジンに全く気づいてなかった。


 なぜなら気配を完全に消してたからだ。


 俺が気づかなかったら

 そのまま簡単に逃げきれてただろう。


 あの気配隠蔽はアビリティによる

 可能性が高い。」



自分の両手を見つめる。



「俺にそんな力があったなんて・・・。」



ゾクゾクする高揚感を抑えながら

冷静に自分のユニークアビリティを

感じようとしている時、


ふと気づく。


「ん?・・・、パン屋気付いてなかった?」



「あぁ。気づいてなかった。」







「ハメたな!? くそっ!」

 

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