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無視

作者: Brushwood

 詩は初めてで他の作品の息抜きに書いた物です。

 あまり上手くはありませんが息抜き程度に読んでみてください。

 みんな何で僕を無視するんだ?

 僕が何をしたっていうんだ?

 いや、何もしないから無視されるのか?

 僕は分からない?


 僕は石だ。

 最近は蹴ってくれる人もない。

 道に転がっている、僕を見もせずに上を通り過ぎる。

 たまに見てくれたと思っても、それは人じゃない。

 猫か犬なんだ。


 僕が求めているのは人なんだ。

 僕を見てくれ。

 何かに使ってくれ。


 そんなある日、僕にかまってくれる人が現れた。

 その子は小さい男の子だった。

 その子は僕を家に連れて行ってくれた。


 でもその子のお母さんは僕を見るなり、

 「そんな石捨ててらっしゃい。」

 と言ったんだ。


 僕はまた無視されるのか?

 僕はどこに捨てられるのか?


 でもその子は僕を捨てなかった。

 その子の家の塀の上に置いてくれたんだ。


 また明日、会いに来てくれる。

 そう僕は信じて朝を待った。


 次の日その子は僕に会いに来てくれた。

 次の日もその次の日も、

 何で僕を見に来るのか分からない。

 でも、いいんだ。


 そんなある日、僕は捨てられた。

 いや、置いて行かれた。

 その子は遠い街に引っ越すそうだ。

 さすがに引っ越し先まで僕を持って行ってくれるなんてことは無いようだ。


 僕はまた一人になった。

 また無視される日が続いた。


 もう誰にもかまってもらえない。

 道端の僕を見もせず人が通り過ぎる。

 今日も明日も明後日も……。

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