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ホーボー・ホーボー魔導具を巡る冒険  作者: アトアン・グリューゼン


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第八十九話 覚醒と融合

 ローブを脱ぎ捨た女の灰色の肢体が露わになる。引き締まった細身の身体に上下の青い複合霊布と黒いガーターベルトと黒いブーツを装備していた……魔獣使いの女と比べると少し背も低く、体つきも若干華奢に見える。


「……普通の複合霊布じゃあないな……」


「……いい複合霊布だろ?魔女に貰った特別製……身に着けてるだけで……気持ちが高まるんだ」


 右手に鉈を持ったオークの女は左手で複合霊布のブラに触れる。


「まるで生きてるみたいに魔力をどんどん吐き出して、あたしの身体に注いでくれるんだ」


 ……女が装備している金のブレスレットが怪しく輝き、周囲の瘴気を吸収する。

 アンリが魔力を込めたハイキックを女へ放つ、女は黒いブーツで蹴りを放ち迎撃するが、黒いブーツに魔術耐性があるのか女の足は凍結しない。


「フフ……」


 金のブレスレットの輝きに共鳴するように、青い複合霊布のブラとショーツが妖しく光り、金色の刺繡が浮かび上がる。

 

「……第一覚醒……」


 複合霊布の下着から注ぎ込まれた魔力が女の身体を駆け巡り、女の肉体をより強くより美しく変化させる。女の胸部で魔力が濃縮され、胸が膨張する。複合霊布ブラが乳房の膨張に耐えきれずはち切れそうになるが、膨張した胸部に合わせ形状を最適化させる。


「はあ……はあ……見せてあげましょうか……」


 覚醒したオークの女が怪しげな吐息を漏らす。



 ……褐色の肌のアルラウネの騎士レダと対峙する魔獣使いの女が鞭に魔力を込める。鞭に電撃が走り、魔獣使いのオークの女は鞭でレダの白剣を持つ手元を狙う。


「ぐっ……っ!」


 電撃を手元に受けたレダは美しい顔を苦痛に歪ませる。彼女の白花の剣と盾を握る手と白いブーツ状に変化した足が震える。

 魔獣使いの女は胸元から小瓶を取り出すと、内部のどす黒い魔法薬を一気に飲み干す。


「うっ……濃い……」


 魔獣使いのオークの女は少々吹き出してしまい、口元を押さえる。女の喉を粘度のある液体が通っていく。

 ナックルを装備したミノタウロスがレダに殴りかかる。


「邪魔!」


 レダは後退し攻撃を回避する。レダの構えた盾から無数の種子の弾丸が撃ち出され、ミノタウロスの身体に突き刺さる。打ちこまれた種子の弾丸が急激に成長し、魔獣の生命力を養分に美しい花を咲かせる。

 傷口から血を流しながらミノタウロスが苦しそうに咆哮する。


「くっ!これは!」


「そろそろ終わりにするわ……」


 レダが魔獣使いの女に白花の剣を向ける。


「まだまだ!あきらめないわ!」


 魔獣使いの女は電撃をまとった鞭をレダに打ちつける。レダは盾で身を守りながら、少し後退する。


「障壁を展開!」


 魔獣使いの女が身に着けた黒と赤の複合霊布のブラとショーツが淡い光を放つ。女はミノタウロスに接近し、周囲に攻撃を防ぐため障壁を展開する。魔法薬と複合霊布により女の魔力が上昇し、破れた衣服から覗く胸が大きくなる……より深くなった谷間に汗が流れ落ちる。


「……融合魔法……わたしの一部になりなさい……」


 傷を負い膝をつくミノタウロスの背中に女が豊かに膨らんだ胸部を押し当てる。

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