【第1章】古代の宝…?②
新しい人物?が出ましたね!長くなりそうな予感…←
「ここに入るには扉のロックを解除しないと入れないはずですけど貴方がたはどなたですか?」
俺達がぽかんとしている間に彼女は近寄り首を傾げている。小さくスリムな体に似合わないなかなか大きい胸。それに若い女では珍しい白髪だ。白髪なんて歳をとった女が大半でほとんどの若い姉ちゃんたちは綺麗なピンクやベージュ、その他いろんな色にしている。
「いやいや!こっちのセリフだけど!?あんたは誰でこんなところで何をしてるんだよ?」
先に我に返ったエンラが彼女に話しかける。おっと、白髪が似合う美女に会ったのが初めてだったからつい自己分析して話すの忘れてたぜ。
「私は生体ユニットのS-F-A4423、ソフィアと呼ばれています」
と彼女は述べた。エンラとシンは首を傾げる。名前の前に言った彼女、ソフィアの言葉にそんな職業あったか?お互い聞くように顔を見合わせている。いやまず"せいたいゆにっと"ってなんだ?シンは頭をフル回転させたがどんな職業か分からなかった。まずそんな職業は聞いたこともなかった。
「あー、俺はシンでこいつはエンラ。トレジャーハンターだ。で、その"せいたいゆにっと"ってなんだよ?」
軽く自己紹介した後、俺は相手に尋ねた。エンラも首を傾げているという事は珍しい職業なのかと思い興味本位で聞いてみた。
「そうですね、改造人間や人造生命体と言った方が分かりやすいでしょうか?」
……全く意味がわからない。
「あー…シン。つまりは人工的に作られた人間ってことだよ」
エンラが未だに首をかしげてる俺にそう伝えた。
「人工的に作られたって言うのは多少の誤差がありますが大体そんなものです」
ソフィアが答えるとシンは怪訝な顔を向けエンラも苦笑いしている。
「はぁ?人工的に作られた人間だぁ?どう見たっておまえはただの人間だろ」
「でも人工的に作られた人間って昔話のシャドウとシャイニングの話…まあ童話みたいなもんだろ?嘘つくのももっとまともな嘘つかないと」
エンラの言う通りだ。嘘つくのも色んな嘘があるのにこいつはわざわざ有り得ないような嘘をついた。びっくりするくらい馬鹿なのかよっぽど頭のおかしい奴なんだろう。
「嘘ではありませんよ。私はれっきとした生体ユニットです。まあ私のタイプは戦闘系ではないので証明は難しいのですが…。そうですね」
くるっと後ろを振り返り歩き出すソフィア。棚の中からナイフらしきものを取り出すとズサッと自身の腕を切り裂いた。シン達は驚いた。相手がいきなり自分を切るなんて。しかも女だぞ!?何やってんだ!とシンはソフィアに駆け寄り腕を掴みナイフを払う。後ろでエンラが払われたナイフを拾い上げる。
「おいっ!!お前何やってんだよ!」
俺は怒鳴った。当たり前だ。いきなり目の前で馬鹿な事をしたら怒鳴るに決まっている。
「何って腕を少し切りつけただけです。痛みは感じますがこれで証明ができると」
ソフィアは真顔で答えながら俺達に見せるように腕の傷を見せた。その傷を見た瞬間俺たちは固まった。赤く染まった腕と傷の間から見える何やら機械らしき回線。普通の人間ではありえないものがそこにはあったからだ。
「おい…これ」
エンラが小声になりながらソフィアの腕を指さしている。
「これで証明できましたか?私が生体ユニットということ。私は普通の人間ではありません」
ソフィアは平然と答えた。俺たちはどう反応していいか分からず、ただじっとソフィアを見つめることしか出来なかった。
誤字脱字があれば教えてください