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デッドライン  作者: タキン
1/6

僕は君で、お前は俺で

よろしくお願いします



「君は、誰?」




「俺はお前だ」




「あなたは僕?」




「ああ、そうだ」




「どこに君はいるの?」




「そうだな……複雑すぎて上手く説明できないんだが………」




「君もわからないの?」




「わからないわけじゃない。説明してもお前が理解できないからしないだけだ」




「変なの……」




「変じゃないだろ。ただ、お前の為を思って言ってるだけだ」




「ふ~ん」




「これも理解できないよな……」




「何のためにここにいるの?」




「お前の"力"になるためにここに来たんだ」




「"力"って?」




「まあ、いつか説明してやる」




「え~……今教えてよ!!」




「いや、だから理解できないだろお前………」




「できるもん!」




「そうか?」




「うん!」




「まあ、教えないけどな」




「えぇ!?」




「いつか、わかるときが来るから。そんときにな」




「絶対だよ?」




「ああ、約束だ」




「うん、約束!」




「覚えとけよ?」




「絶対忘れない!」




「なら良いんだけどな」




「うん!絶対!!」



















鏡を前にして、言葉を話す筈のない生後3週間の赤ん坊(・・・)は、1人で何かを呟いていた。




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