3.オープニング(ゲームの始まり)
キャラクターメーキングが終わったらシナリオ開始です。
このオープニングは一気に話を進めます。
プレイヤーからは細かい反応や判定などの要求があるでしょうが全て無視して構いません。
このオープニングを回避されてしまうと全てが終わりです。
モノローグだと割り切ってもらい話を進めます。
通学途中一同纏めてトラックにひかれて死亡する。
気がつくと真っ暗な洞窟の中にいた。
さらによく見てみるといつの間にかアンデッドになっていた。
1d6のダイスを振ってどんなアンデッドになったか確認せよ。もしも同じ種類のアンデッドになった場合、互いの交渉によってまだ見ぬアンデッドになることが出来る。
なお、ダイス目5,6のアンデッドは強めに設定してあるので、誰か一人ぐらいそれになるとシナリオを楽に薦めることが出来ます。
ダイス目が確定した後で後述するキャラクター能力シートをコピーした物をそのままプレイヤーに渡すことをおすすめします。
なお、数字の横にupが付いているキャラクターは上級職です。このキャラクターは後ほど行われるクラスチェンジ後に利用されます。
オープニングが終わったらダンジョンアタック開始となります。ダンジョンパートのスタート地点に現れます。
最初の部屋でお互いの姿を見て驚くことでしょう。
このシーンをきちんとやると時間が掛かりますが、それをあえてやることで盛り上げる方法もあります。
何しろ周りをアンデッドに囲まれているのです。驚いて声を出すと友人の声が聞こえますが、そこにその姿はありません。
さらによくよく気がついてみると自分もアンデッドであるのですから。
キャラクターの行動で、目に見えたアンデッドを攻撃する等があると思いますが、その時は遠慮無くダメージを与えてしまいましょう。
キャラクター達がある程度落ち着いて周りを見渡した後で神様の声が聞こえてきます。
真っ暗な洞窟の中で全員は目覚める。暗いはずなのに、視界は良好だ。暗闇の中でも物を見る能力が付いているらしい。
みんなのアタマの中に声が聞こえる。
「わたしは神だ。通学中にトラックに突っ込まれて死ぬなんて全く君たちは運が悪い。余りにもかわいそうだから、わたしの力を使ってこの世界に転生させてあげたわけだ。ああ、わたしの名前? 君たちの世界では、一般的にわたしのことを死に神と呼ぶようだね」
「君たちが今いるのは、わたしが作った世界の一つで、スーパーゴールデンスペシャルデラックスダンジョンだ。このダンジョンにはわたしが作ったり召喚したりした様々なモンスターがうごめいている。君たちはアンデッドだから簡単には死なないだろう。頑張って生き抜いてくれたまえ。おっと、もう死んでいるんだったな。あっはっっはっ」
基本能力について説明しておこう。技術は物を作ったり戦ったりするための能力だ。能力値+2d6を振って10以上が出れば成功となる。
戦闘で敵に攻撃を充てるのもこの判定となる。
腕力は物を持ち上げるなど力を使った動作を要求される場合に使用する。こちらも腕力+2d6で10以上出れば成功だ。
体力はどれだけダメージに耐えられるかを示す。ダメージを受けたら体力が減り、0になったら行動不能になってしまう。
全員が行動不能になった場合、そこでゲームオーバー。君たちの未来はそこで終わりとなる。運良くわたしがそのことに気がつけば助かるかも知れないが、そこはわたしの気紛れ次第だ。
次の再生についてだが、行動不能になった場合、能力値と同じだけ時間が経てば体力が全回復する。
戦闘中に限り再生と同じだけターンが経過すると体力が1だけ回復してすぐに行動出来るようになる。
その他、細かい能力は各自の性能表を見てくれたまえ。それでは健闘を祈る。
おお、そうだ忘れていた。少しぐらい初期装備を渡そうと思っていたんだった。これを持って行くと良い。
ショートソード1d6+腕力
スモールシールドダメージ-2
スタッフ(両手)2d6+腕力
ダガー2+技術
スモールアックス1d6+腕力
スリング(射程10m)1d6
袋入りの石(10個)
なになに、この世界で何をすれば良いのかだって? そんな物君たちの好きにすれば良いじゃ無いか。しかしそうだな。何か目的があるとより面白いかも知れないね。
ではこうしよう。君たちがもしもこのダンジョンの最下層にいるもっとと凶悪なボスモンスターを倒すことが出来たら元の世界に元通り返してあげよう。
それでどうかな。