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まなみちゃん

お久しぶりです。新しい子が入ってきて『私』の運命はいかにー!?

Dear Diary,






木曜日はとっても体がだるかった


吐き気と頭痛........そして不安


そう、木曜日は新しい子、まなみちゃんが体験入学に来る日だった


幸福っていうかラッキーなことにまなみちゃんは私のクラスではなかった


凛のクラス


それはそれでなんか不安がののしる


そして朝、まなみちゃんを見た



私はくるくるパーマのお嬢様と思ったのだが普通の女の子だった


短い髪はポニーテールでまとめていた


桜のようなちょっとふわふわそうな頬


(仲良くなれそう!)


私の胸に薔薇が咲いたが一瞬にしてしおれた


(私があっちばかりと喋ってたらサフィー達が嫉妬するか....)


サフィーたちは意外と嫉妬深い、でもそれも可愛い♡





次の授業は私のクラスは図書室で本を読む事だった


凛のクラスはコンピゥーターで物語を作っていた


※図書室の中にコンピゥータールームがあるのだ、だから見える


さっそく二人は隣同士で座っていた


凛も慣れてくれたようだ



そしたら英語力を見る為にタイの先生が本を読んでみてと言った


「で....であわずあガールこおるどぅ........」


(一応、読めるのかな?でもカタカナだ.....)



タイの先生はそれでちょっと読めるのかな?と思ったらしく他にもいろいろ読ませていた


(いいこじゃない?)


ちょっと期待出来そうな気がしてきた







期待は大当たり!


とっても良い子だった


やっぱり最初に凛に出会ったからなのか凛に懐いているようだ


凛を完璧に英語が出来る先輩として見ている


(あれ?)


もっともっと聞いてみたら何度もビジネスクラスに乗っているそうだ


(ええええええええ)


この時に期待にひびがはいった.....ような気がする



イーシャはこの子と仲良くしたがっていた


でもまなみちゃんが凛にべっとりしているのを見ると諦めたようだ


(こんな感じでやっていたらみんな仲良くなりたいのに日本語ずっと喋っているから友達になれないよ....)


心のささやきはどうしても届かない


仕方なく私はみんな紹介してあげて一緒に遊ぶか?と勧めた


そしてちょっとだけ遊ぶと凛と日本語で遊びに行った


(みんな仲良くしたがっているのに....)


私がちょっとイーシャ達の事を考えてちょっとガクリな顔をしているとMr.クリスがやってきた


「お前、凛とまなみが日本語でぺちゃぺちゃ喋っているからイライラしているんだろ?」


(はい?)


何考えてんの.....だれがイライラするか!


「いいえ。してませんけど」


私はなるべくMr.クリスに刃を突き付ける


前の恨みもあるのだ


「まあ、あの子達はあまり英語が喋れないからな、お前が面倒みてお世話してやれ」


(な、な、な、な、なんだとぉぉぉぉぉぉ!!!)


その瞬間にぶちっとな


(なんで私がアイツらの面倒見なあかんの!?私は私!アイツらはアイツら!赤の他人に自分の時間を削ってまで面倒見なきゃいけんの!?)


私は怒ると半分広島弁になるのだ


(私に関係ないのに!それにあっちだってずっと日本語喋っていたら英語のびないじゃない!私はアイツらのメイドじゃないんじゃけん!)



怒りを抑えきれなくなった私はMr.クリスを睨みつけて本音を吐き出した


「お言葉ですが、ここはインターナショナルスクールです。日本人学校ではありません。なので私は日本語を喋って、私の学校生活を乱すよりも今のうちに英語を喋って楽しく過ごしたいです。」


その告白はまるで「私の事も考えてくれる?」と怒っているようだった


この態度に怖じけづいたのかくるっと向きを変えて


「私はそろそろ行く。しかし本当に二人の面倒を見てやれよ」


と言ってどこかに行ってしまった


私は唾を吐き出してやりたいほど怒っていた


そして階段を昇って行った


昇って行くとアイラとニーシャ(太っているタイ人とインド人のハーフ)とサフィーがいた


その3人を見ただけでこらえていた物がこらえられなくなった


「あ、一緒に遊ぼ....」


とアイラが言った所で一言、叫ぶ


「くっそぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」


もちろん日本語で叫んだ


アイラはびっくりして私に何か問題があったのかと聞いてきた


私はもう何も答えなかった


ただただ悲しかった


自分の背負う運命にあきあきしてきた


涙目になりながら救いを求めた












Don't ask me........








まだまだ続くよ!中学生になるまで!後、四ヶ月ぐらいです!

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