とばっちり
アイラとナタリーは『私』のグループに入るのか?
Dear Diary,
さて、今日は朝からピリピリしていた
イーシャとサフィーがアイラのこっちのグループに来る件で話し合っていたのだ
イーシャは元々アイラがキライだったためものすごく反対していた
そして朝、確実にアイラをインディアングループに入れないという事が決定したのだ
「なんで?」
できるだけアイラと仲良くしたい私が言った
「来てご覧よ」
そしてサフィーとイーシャは私の腕をつかんでブルーエリアまで歩いた
そこにはアイラと有名グループは仲良さそうに話していた
「分かった?アイラは大嘘つきものなのよ」
私を追いつめるようにサフィーが言った
そして私はあんまりアイラを信用しなくなった
そのまま休み時間は安全に過ごせたのだが授業が大変だった
難しいと言う意味ではない
質問攻めで大変なのだ
アイラが最初に聞いてきた
「あなたはもう私の事嫌いなの?」
その声はとても純粋で嘘をついていないように聞こえた
「その...サフィーとイーシャがちょっとね...でも私はアイラと仲良くしたいよ!」
おどおどしながら言った
そのうちに先生は自分達だけでレポートを作るようにと言った
幸いかどうか分からないがアイラと私の籍はとても近くだった
私から左斜めの所にあった
そしてこれから質問攻めが始まる
全て紙に書いて行われた
一部始終を書こう
アイラが最初だ
『お願い、わたし本当にあなたのグループに入りたいの!』
『なんで入りたいの?』
『だって有名グループが私の事インディアンって言ったんだもん』
『なんで?』
『アナタ達と遊んでいたから』
『だったら私はインディアンじゃないって言えば済む事じゃない』
『でも納得してくれなくて私を蹴るのよ!』
『でもイーシャとサフィーがあなたが大嘘つきだって....』
『嘘よ!』
『でもアイラ、朝喋っていたじゃない』
『交渉していたの!』
『私もアイラと仲良くなりたいんだけど、イーシャとサフィーがね....』
『お願い!I ♡U』
そこまで書いて授業が終わった
そしてこの文通のせいで私はレポートが全然終わらなかった
授業が終わってホームタイム、私はいきなりイーシャ&サフィーに呼び出される
「あんたのせいでめちゃくちゃよ!」
そしてイーシャがいきなりとても強く私の足を蹴った
何回も何回も蹴りやがった
「何すんのよ!」
言ってみたが暴力万歳のイーシャには効かない
冷静なサフィーがゆっくり言った
「ちょっとあなたと話し合いがあるんだけど残ってくれる?」
殺気のある目だった
(冗談じゃない!人を簡単に蹴れる奴と話し合いができっか!)
私の足はとても痛かった
それでも安全のため私は一気に階段を降りた
「待て!」
イーシャがもの凄いスピードで追いかけながら言う
「暴力な奴と話し合いは出来ないよーだ」
もう怒りも悲しみも入ってる
なんで私が蹴られなきゃイケナイのよ!
イーシャはとても速く簡単に追いつかれた
がっしりリュックを握られた
私はとっさの判断でリュックから手を抜きリュックを身代わりにして逃げた
ただイーシャとサフィーが私のリュックを持っている所だけが見えた
安全的に(?)私は一階についたがまだ母はいなかった
(仕方ない、リュック取りに戻らなきゃ)
しかし正面階段から行くのは危ないと思った私は裏の階段から上った
でも私のリュックは見つからなかった
仕方なく一階に戻るとアイラとイーシャとサフィーとサイバ(アイラの友)が叫びあいしていた
なんとなく危険を察した私は隠れた
しかしなんとサイバも同じ所に隠れてきたのだ!
二人で一気に『しーー!』ってやった
そこで母がいいタイミングで来た
(ママがいれば何も怖くない!)
そしてもう怖じけず堂々と母の元へ急いだ
親切なサフィーは「リュックならあそこにイーシャが投げ捨てていったよ」と教えてくれた
それでもぶっきらぼうだった
(イーシャって本当、どんな神経しているんだろ...)
よく友達のリュック投げ捨てられるわよね
幸い、リュックはすぐ見つかった
それでも蹴られた後はとても痛かった
(私、とばっちりじゃん)
ふと心の中で思う
(何もしていないのに...蹴られ損だよ..)
明日は絶対学校へ行く足が重いだろう
しかも明日は新しい日本人の頭良くて金持ちのまなみちゃんが来る日だった
もうイヤ!
本当とばっちり!
明日が怖い!
もう私に好きかどうか聞かないで
Don't ask me.....!
お願い、ただ
Don't ask me......
ああ災いだ
災いだ
地に住むものはみんな災いだ
聖書より