狼男の呪いは魔法使いの匙加減
十八歳だったオニキスは、ある日ケモノになった。
鏡に映る自分には耳があり、尻尾があり、全身を毛で覆われた四つ足の生き物になっていた。言葉を失い、犬のように鳴くことしかできない。
働くこともできず、戻り方も分からず途方に暮れて数ヶ月彷徨った挙句、突然人間に戻ったところを人に見られて捕まり、そのまま売られてしまう。
何ヶ月も檻の中に閉じ込められ、闇の競売にかけられそうになっていたオニキスを救ったのは、魔法使いの男だった。
「それは獣化の呪いだよ。戻りたかったら僕に従うしかないよ」
軽薄な笑みを浮かべた男に買われ(飼われて)、オニキスは完全な人間に戻るために、男の元で従者として働くことになった。
飄々とした魔法使い×呪われた狼男のお話。
※BLです。軽度な性的表現がありますので苦手な方はご注意ください。
鏡に映る自分には耳があり、尻尾があり、全身を毛で覆われた四つ足の生き物になっていた。言葉を失い、犬のように鳴くことしかできない。
働くこともできず、戻り方も分からず途方に暮れて数ヶ月彷徨った挙句、突然人間に戻ったところを人に見られて捕まり、そのまま売られてしまう。
何ヶ月も檻の中に閉じ込められ、闇の競売にかけられそうになっていたオニキスを救ったのは、魔法使いの男だった。
「それは獣化の呪いだよ。戻りたかったら僕に従うしかないよ」
軽薄な笑みを浮かべた男に買われ(飼われて)、オニキスは完全な人間に戻るために、男の元で従者として働くことになった。
飄々とした魔法使い×呪われた狼男のお話。
※BLです。軽度な性的表現がありますので苦手な方はご注意ください。