聖女であることよりも、あなたと笑っていたかった
祈ることで人を癒す“聖女”として、私はこの世界に迎えられた。
誰かの命を救うたび、自分の命が少しずつ削れていくのを感じながら、
それでも私は、祈り続けていた。
そんなある日、重傷の少年が運び込まれた。
初めて心から「助けたい」と願ったとき、
私の祈りは彼に届いた――そして、彼は言った。
「……ありがとう、ミア」
名前を呼ばれたその瞬間、私は初めて“私”になれた気がした。
これは、“聖女”としてではなく、“ひとりの少女”として恋をした、
私だけの祈りの物語。
誰かの命を救うたび、自分の命が少しずつ削れていくのを感じながら、
それでも私は、祈り続けていた。
そんなある日、重傷の少年が運び込まれた。
初めて心から「助けたい」と願ったとき、
私の祈りは彼に届いた――そして、彼は言った。
「……ありがとう、ミア」
名前を呼ばれたその瞬間、私は初めて“私”になれた気がした。
これは、“聖女”としてではなく、“ひとりの少女”として恋をした、
私だけの祈りの物語。
第1話 異世界の祈り、私の使命
2025/07/07 01:03
第2話 運ばれて来た青年
2025/07/07 08:29
第3話 名前を呼ばれた夜
2025/07/08 01:00
第4話 ただの少女として
2025/07/08 11:23
第5話 私は祈る事しかできないから
2025/07/09 01:00
第6話 神様、わたし、間違ってますか?
2025/07/10 01:00
第7話 あなたの声が、私の祈り
2025/07/10 09:00
(改)