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魔王幹部ディエイデン



「ふ…ふざけやがって!!!よりにもよってアイツが!!!」

ここは魔王城にある幹部部屋の一室。1日1回限りの遠方移動スキルを使いディエイデンは城にある自室に戻っていた。


『戻ったのか、ディエイデン』


「まっ魔王様!!!」


太く禍々しい声がディエイデンの部屋の中で響いた。

城の主に声を掛けられ動揺しながらもディエイデンはすぐに膝を床に着いて忠誠の姿勢を取った。


『よい、楽にしろ』

「はっ!」

白魔霧(ファスマギム)の回収はどうだ?」

「順調でございます!!」

「時に、ディエイデン」

「はっ!」

「貴様には”マモノノ森の侵入者のみ見つけ次第襲撃し、魔霧を奪え”と命じた、何故街にも手を出そうとした?」

「えっ…えーと…そっ…そそっそれは……」


ディエイデンな両目を左右に泳がせる

本人が遠くにいても伝わる圧倒的【魔の君主】の圧力にディエイデンは怯えガクガクと震えポタポタと冷や汗が床に落ち続ける。

「それは?」

「街を破壊して大量に白魔霧(ファスマギム)を回収すれば手っ取り早いんじゃないかと思っ……」

「もうよい…」

「!!!!」

ディエイデンは口を動かす事が出来なくなった。

これから起こる事象をディエイデンは察してしまった、察してしまったからこそ口を半開きのまま停止させられながら、目からボロボロと涙を流してガクガクと恐怖で震えている。


「俺はマモノノ森の侵入者のみ…と命じた」


「!!!!!!!」


ディエイデンの身体は内側から破裂し爆散した。

飛び散った血と肉片に炎が発火し、全て燃え尽き

塵一つ残らずディエイデンという存在を形成していた物が完全に世界から消滅した。


「余計なマネをするな・・・」


誰もいなくなった一室に城の主の怒りの声が地響きのように響いた。直後、ディエイデンが居た一室の扉を紫色の影が覆うと、扉が消え中の一室も消失した

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