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漠の道  作者: まめもやし
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プロローグ

その世界は

我々の住む場所とは違う軸だった

その世界は

日の出ずる国、日本は島国であった

その世界では

人にとって塩は毒であった

その世界では

古い時代"渡航"という事は不可能であった

したがって

島国 日本は完全に鎖国状態であった


19xx年

日本は 二つに分断された


一つは

経済が豊かに回り人々がきらびやかな装飾品を纏い

高く頑丈で大きな建物が数多く並び

犯罪もなければ事故もない恵まれた生活を送れる都市

もう一つは

飢餓と貧困に常に悩まされ

来る日も来る日もゴミを漁る人々であふれ

窃盗 器物破損 強姦 殺傷 など

犯罪という犯罪が日常と化すスラム街


その別の日本をそれぞれ

"真日本"と"旧国"と呼んだ






20xx年 真日本総合科学技術研究部はある存在を知る


人の睡眠時に脳が電波を発する事だ

それは非常に特殊なものであり 何を表すのか 体にどのような影響を与えるのか 不可解な存在として迷宮入りを果たした


そう思われた


しかし

突如として現れた男によりその存在が明らかとされた


その日の行動記録を筋肉という筋肉に記憶させていたのだ


それは"タイザル"と呼ばれた


そしてその男は

"人を自由自在に操る事が可能になる時代を作れ"

と言い残し何処か去っていった


研究部はその男を神以上の存在として崇め

その発言を可能にすべく試行錯誤を重ねた


その結果

理論的に可能になる所まで行き着いた

期間 実にxxx年


その頃には海外侵略を狙う経済情勢もあり

研究部にも過激派が多数存在していた


その長年をかけた研究は

兵器として開発される事になった


兵器を開発するとなり

国からも多額の支援金を得て

前年の比にならないほどの速さで研究が進められた



その兵器は

ノンレム睡眠状態になった時に見られる現象を使用した

人はそれを"夢"という

無意識のうちに見る

想像とは少し違うものである


ノンレム睡眠をしている間は

脳の発する電波 タイザルが発される頻度が極端に減る

その間を兵器に利用した


その兵器は

能力を身につけた人である

その能力は

人の夢を食べてその者を自由に操ることができる


その兵器を人は

"漠"と名付けた


そして

旧国の者を試験体とした


そんな人体実験を重ねて

早xx年が経った

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