パック寿司
久しぶりに配達サービスを利用した。
一つ離れた駅のあたりでやっている個人店の、1人前1280円+配達料の少々割高なパック寿司を選んだ。
大学生の頃は、親からの仕送りにかまけて、毎日のようにコンビニのパック寿司を食べていた。米で炭水化物も摂れるし、魚でタンパク質を摂れるし、あっさりしているし、胃ももたれないしで、重宝した。野菜ジュースと組み合わせて、牛乳+コーンフレークのような栄養バランスを実現していた。
何かにハマるとそればかりを食べてしまう、当時の偏食の反動で、こっちに出てきてからは、毎日違うものが食べたい衝動に駆られる。スーパーのお惣菜は、どれも同じ味がするように思えてきて、敬遠するようになった。
殊に、食に関しては、そのような行動の変遷を歩んだ私だが、それ以外は真逆だ。
例えば趣味。昔は一つのことを続けることが苦手で、三日坊主を絵に描いたような性分だった。でも今は、途中で手放すことが怖いとさえ思うようになった。歳を重ねて、一からの挑戦が億劫になったのだろうか。
得意だったことは伸び悩み、苦手だったことは相変わらずからきしだが、惨めにしがみつくのも、まったく執着しないドライさも、一長一短あって、どちらも私だ。




