席替え
学生時代、わくわくしたことの一つに「席替え」がある。月に一度行われる恒例行事、生徒たちは目を輝かせる。
いま思い返せば、なんであんなに楽しみだったんだろう。
後ろの席の方が先生の監視下から外れるような気になるとか、好きな子の隣になれるとか、仲のいい同士で集まったり、はたまたあまり喋ったことのない人と接する機会になったりするとか。
理由は様々、それぞれの思惑が入り乱れ、そのほとんどが思い通りにならないのもまた面白い。思い通りにならないからこそ面白いと言う意味では、くじや競馬など、ギャンブルの要素も併せ持っていた。今風に言うと、「席ガチャ」とでも言えようか。
一年間入れ替えのないメンバーで、教室内の澱んでいく空気を、かき混ぜることでリフレッシュする。水槽の水を入れ替えるようなものか。泳ぐ魚たちにとってはそりゃ嬉しいよな。
そういえば会社でも人事異動とかあるものね。それに近いのかしら。家庭だけは、入れ替えようがないから、どんどん澱んでいく。ほかの工夫も必要になるでしょうね。




