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雪の朝
今朝は雪が積もっていた。いつもは駅まで自転車で行ったりするのだが、今日ばかりは安全策で徒歩を選択。滑らないように注意して歩いた。
積雪の様子を見ると、道中の畑などは一面すっかり雪化粧。畑自体には凹凸があるのに、雪が積もると均されているようにみえるのは不思議だ。
道にはところどころに水溜りができている。歩道側には足跡がいくつか残る。車道には、車が通った痕に薄らとアスファルトが透けて見える。歩道を歩くと雪に埋まって靴下が濡れそうだったので、車道のタイヤ痕を慎重になぞって歩く。
踏み固められた道は、表面が凍っていて滑りやすい。なるべく足を垂直に下すようにして、滑らないように気を配る。前を歩く妙齢の女性も、同じように恐る恐る歩いているようにみえた。へっぴり腰の二人が列を成して歩いているのがなんか可笑しくて愉快。
駅前に着くと、剥き出しのコンクリート。スニーカーのグリップを感じて、心底安心する。同時に、日頃感じていなかったグリップ力に感心する。