表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【2万pv突破】東京アレルギー  作者: 晴後くもり
1/264

怠け者め

新年。帰省している。


大晦日の夜、上空から街の灯りを眺め、日を跨がぬうちに実家へ帰った。


年が明け、朝。元旦。

初詣に行こうかと近所の神社まで。参拝者が長蛇の列をつくり、参れず。仕方なく、少し歩いてお寺へ行く。


道中、家々の玄関先には、門松が飾られている。門松。メインビジュアルは、竹なんじゃないだろうか。「門竹」と呟いてみる。少し険のある感じがする。門松は、おおらかで温かみがあるなあと思う。


右手に畑の広がる道を歩く。途中、空き地があり、子どもたちがカイトを揚げている。和凧とは違い、真上に高々と揚がる。このままどこまでも高く昇り、太陽に近づくと、翼を焼かれて、落つる。ーータコロスの翼。揚々と寺に詣でる。


お寺から程近い場所に位置する、バッティングセンターに向かう。年中無休と書いてある、殊勝なバッセンだ。店の前まで来ると、閑散としていて、通りには人の往来もない。新年早々、バッティングをしに来る人はいないか、と息巻いて入り口に向かう。だが、扉は閉まっていて、年中無休(年始を除く)書かれた紙が貼られている。怠け者め、と毒づく。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ