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第一次解放 始まりの解放。

3ヶ月(絶対それ以上経ってる…)もの間、投稿し忘れてました…忘れたんですよ!ほんとですよ?!

3回に分けて投稿しようと思ってたのをまとめて、もういっそのこと!と思い、1話として投稿しました!

ほんっとすいません…


志功 薔薇 (しこう しょうび)

16歳 身長:178cm 体重:79kg


華紅薇 叶愛 (かぐら のあ)

16歳 身長:171cm 体重:53kg

B:75 W:56 H:62


椎名 剛貴 (しいな ごうき)

32歳 身長190cm 体重93kg

俺は三年前まで【ジーンレイズ】という組織の施設にいた、現在はその組織から出来た秘密組織【ジャスティスソード】の施設で毎日を過ごしている。

なんでこうなったのかは解らない、でも最近はそうゆう風に生まれてきてしまったのは必然だったのかもと思える。




俺は生まれてきて一度も親に会ったことがない、物心ついたときから親代わりの春 燈花という【ジーンレイズ】の育成担当の【レイザー】に育てられてここまできたのが今だ、その事は伝えられている。

【ジーンレイズ】自体は「適正者」と呼ばれる人間を一定の期間施設に入れ、なんでも遺伝子のon状態をoff状態にしてるらしい。

しかし俺は例外らしく、なんか悪い組織を鎮めるための戦闘訓練組織【ジャスティスソード】に引き取られたという訳だ。

【ジャスティスソード】は【ジーンレイズ】とは逆で、遺伝子を安全に解放して、戦闘技術を教え、異能力者として育成していくことを主な活動としているらしい。

ちなみに【ジャスティスソード】の戦闘訓練担当を【ジャスティスソード】の剣という意味で【セイバー】というらしい。

ところで俺がさっき言った、そんな風に生まれてきたのは必然だったかもしれない、の意味なんだが…俺がまだ【ジャスティスソード】に引き取られる前の話なんだが、【ジーンレイズ】にいた頃に、ある一人の女の子がヤクザみてぇな奴らに追われているのに偶然にも出会して、それをどうしても見過ごせなくてそいつらに立ち向かった。

そこで初めて俺は本格的な遺伝子解放をした。

その初めての解放は筋力の解放だったらしく、一般の成人男性の二倍は筋力が上がり余裕で倒せた。

マジでありえないような話だけど事実だ。

その事があってから俺のこの力が人の役に立てることがめっちゃ嬉しくて、俺がこの体を持ったのは神様が仕向けた必然じゃないのかなって思って…

そして、その解放を感知した【ジャスティスソード】に引き取られて活動内容を聞いた俺は、どんな状況でも俺に守れるものならばこの手から零れていかないように自分で守るという明確な目標が出来た。

そんな永遠に終わることの無い目標を少しでも達成出来るようになる為にも戦闘訓練を受けることにして、【ジャスティスソード】内最強の【レイザー】椎名 剛貴に戦闘訓練をしてもらっている

んで今頑張って戦闘訓練を受けているんだが…




「ハッ!」

「遅い」

「ハァァァッ!」

「まだ遅い」

「クソぉぉぉぉっ!」


地面は土、壁は重厚な金属製で、天井はドーム状にガラス張りで清々しく晴れた今日のような日には太陽光が眩しく降り注ぐ縦横八十m程の正方形の形をした訓練場で、日本刀のような剣を交わしている二人の男達がそこにはいた。


黒がベースで肩から腰にかけて青色のラインが走ったスーツを着ていて、黒色で毛先から色が抜けたように白くなっている髪、瞳は白と黒のグラデーションになっているのが特徴で、歳が十六歳の男子の名は志功(しこう) 薔薇(しょうび)

そして薔薇の剣を必要最低限の動きで受け流している戦闘訓練をしているとは思えない、上は白のTシャツに黒色の革ジャンをチャックを閉めないで着て、下は黒色が強めのジーパンをこれまたチャックを閉めないで…履いた私服のような服装で、身長が薔薇よりも十cm程度高い、見た目は三十代くらいでラフな髪型の黒髪の澄んだ青色の瞳に少し生えた顎髭がヤンキーっぽさを醸し出している筋肉質な男が椎名(しいな) 剛貴(ごうき)

薔薇は、剛貴から戦闘訓練を受けているところであった。


「おい薔薇、そんな殺意全開な動きじゃぁ実戦ですぐ死ぬぞ?って前に言ったろぉ?」

実際に戦場で戦うとなると、感情的に行動したり戦闘すると自分の周りの事に気が回らなかったり普段なら気付けるような敵の弱点、戦闘においての相手のミスを瞬時に発見・判断することを怠ってしまう事が多い為、それは戦士において重要な事であった。

訓練開始からほぼその位置を移動することなく顔色ひとつ変えることもなく薔薇の剣を余裕で受け流している剛貴はフッと笑ってアドバイスのためにそれを言った。

「おらぁぁっ!!!!テメェの下もさっきから全開だぞごらぁ!!!!」

自分の剣が剛貴に届くことの無い毎日の薔薇は、戦闘においての心得や、戦場での立ち回りばかりで、剣術を全くと言っていいほど教えてくれない剛貴に、日頃からの嫌味を込めてそう言い放ち、剛貴へ踏み込んで右斜め下から斜めの斬撃(ざんげき)を剛貴の頭へと繰り出した薔薇だったが、その斬撃は剛貴の剣に触れることもなく首をカクッと傾けるだけで避けられた。

「あら、いやん♡薔薇のエッチ」

薔薇の斬撃を首を右に傾けるだけの動きで避けると同時に剣を地面へ挿して、自分のジーパンをちらっと見て頬を赤らめながら両手でジーパンのチャックを閉めた剛貴は、薔薇が剣を振り切った後にどこぞのオネエのようにそう言った。

「クッ…おらぁぁぁぁ!!!!!」

感情的になるのは最大の敵であると自分でも分かっているのに、分かっているからこそ、剛貴の態度に少しばかり怒りを覚えた薔薇は、この後に控えている他の訓練をする為の体力も考えず全力を振り絞って己のスピードを上げた。その斬撃の後、振り切った剣の刃先の方向を逆に持ち替えて、再び剛貴へ斬撃を繰り返す、いわゆる燕返しを放ったが、それも軽く躱された。

その後も急所を狙った剣捌きで剛貴へ攻撃を続けていくと。

「おっと…」

一段スピードが上がった薔薇の攻撃は、決して剛貴が負けるまでの攻撃ではなかったが、今までのように足元を動かさずに剣を交わすだけでは押されそうな勢いになってきており、一旦その位置から移動することを余儀なくされた。

「っ!そっこだぁぁぁぁぁ!!!!!!………っ!?」

今までその位置を動かなかった剛貴がようやく跳んで回避したのを見計らって横からの斬撃を繰り出した薔薇だったが、事はそう上手く運ばなかった。

それまでしっかりと捉えていたはずの剛貴の姿がつかの間に薄くなった、ように見えた。

一瞬姿を消す剛貴の遺伝子かと思ったが、その考えが違うことを薔薇は三時間後に知らされることとなる。

薔薇が見た剛貴は、薄くなっている姿ではなく、もうそこには本体が存在しない残像だった。

では剛貴は何処に行ったのか、その答えは薔薇の意識が無くなったことにより知ることは無かった。




三年前のこと…突然だった、いいや、必然だったのかもしれない。

自分でも解らない、何故そうなったのか。


まぁまぁ都会で人もそれなりにいる街に俺は住んでいて、その日は何故か散歩したい気分になってその街の中でもあまり人通りが少ない住宅街を散歩した。

その日は夏の六時になろうとしていて、運が良かったのか悪かったのか…俺は偶然見てしまった。

晩飯のおつかいの帰りなのか、買い物をしたビニール袋を手に提げた一人の同い年くらいの女の子が、ヤクザだろうか黒いスーツにサングラスをかけた柄の悪い大人四人に絡まれてるのを。

次第にその女の子は怖くなったのだろう、ビニール袋からたまたま買っていた粉末の胡椒を取り出すと、それを男らへ向けて撒き散らして目潰しとし、怯んでいる間にその場から逃げ出した。

しかし、男共の中で二人は運悪く目潰しを喰らっておらず、リーダー格の男に命令されて、その女の子を追いかけ始めた。

それと同時に薔薇の足も勝手に動いていて、彼らを追いかけていた。

とにかく見過ごせなくて必死に追った。

逃げた女の子は、近くにあったそこそこ大きい公園へ逃げ込むと、咄嗟に視界に入った、ドーム状で穴が所々に空いているジャングルジムに身を隠すが、数少ない遊具、見つかるのにそう時間はかからなかった。

女の子を見つけた二人の男は

「フンッ、手こずらせやがって」

と、捕まえようと穴へ手を伸ばしたが、女の子は男が手を伸ばしてきた穴の反対側の穴から抜け出した。

反対側の穴付近で待ち構えていたもう一人の男に捕まりそうになったがなんとか振り切り、逃げ道を探した。 

だがそこで女の子は自分の失態に気づく。

パニック状態で冷静になれなかった女の子が駆け込んだその公園は、出入口がひとつしかない、フェンスに囲まれた公園だったのだ。

行き場をなくした女の子は、フェンスの角に追いやられ、最後の望みとばかりに大きな声で。

「誰かぁぁぁぁぁ!!!!!!助けてぇぇぇぇぇぇ!!!!」

と、助けを求めた。

人通りが少ない住宅街だったが、近くには家も幾つかあって誰か気づいてくれると思ったのだろう。

でも家に居る人が気づいたとして助けてくれるだろうか。

厄介なことに巻き込まれたくないと思うかもしれない、そもそも善意がないかもしれない。

もし助けてくれるとして、間に合わなくて、どのみち助からないかもしれない。

その助けようとしてくれてる人が子供、もしくは女性だったのならばそれは被害者を増やすだけに終わってしまうかもしれない。

気付いてくれた人が成人男性であること、奇跡的にたまたま通りかかった人が助けを呼んでくれること、そして助けが間に合う、その可能性をただただ願うことしか出来ない状況だった。

いっそ周りには迷惑をかけないで自分だけ被害にあっていれば…そう助けを求めたのを後悔し始めて顔を俯かせたが、女の子は一番聞きたかった声を聞いた…

 

その少女の心からの求めに返事があった。

 

「りょぉぉかいっ!!!」

 

そう言って現れたのが手にバットを持った薔薇だった。

薔薇は、追いかけて走った勢いそのままに、ジャンプすると、女の子を追い詰めていた男らのうち一人の首目掛けて飛び蹴りを食らわせた。

薔薇は自分とそう変わらない歳に見えて、自分が最も望んでた人では無いものの、そんなことは今はどうでも良くて、自分の求めに応えてくれたことがとても嬉しくて嬉しくて、胸がキュッと締まるような感覚を覚え、薔薇の姿が神のようにさえ見えた。

殺される事は無いだろうとは思いつつも、何かしらされると覚悟していたため、安心と嬉しさから来た涙が止まらない女の子は腰が抜けてその場に崩れ落ちるように座り込んだ。

薔薇はチラッと横目で女の子の安全を確認すると、一人を怯ませている間に、もう一人の男へ持っていたバットで頭を目掛けて振った。照準はあっていた、合っていたのだが男の反射神経がそれを避けた、しかも驚異的な反射神経でバットを掴まれ奪われた。

攻撃力はなくとも胴体を狙えば良かったか、と後悔するがもう遅く、つかの間に牽制逆転。

一気に薔薇が不利になり、バットを奪った男が薔薇にバットを振る。

それをギリギリで避けたのと同時に、水泳の飛び込みの様に前に踏み込み、前転して受け身をとり、前転し終わってしゃがみ込んだ姿勢になると、そこからまた踏み込んで距離をとり男へ振り返る。

今の薔薇の状況は、距離をとったところで優勢にはならない、しかしなにか出来ないかと今思いつく最善の策を全力で探す。

気付けば飛び蹴りを食らわせた男が意識が朦朧としていて痛みにのたうち回っているにも、スマートフォンを手にしている。

おそらく先程のリーダー格の男を呼び出しているのだろう。

これで薔薇の勝機は皆無と言っても過言ではないだろう、しかし、薔薇の目には諦めの色は消えておらずむしろ色を増していった。

しばらくすると、黒光りのリムジンが公園の出入口を塞ぐように停ると中からは数十人程の黒いスーツの男達がゾロゾロと出てきた。

先程の電話に応じたリーダー格の男が仲間を連れてトドメを刺しに来たのだろう。

(クソっ…厄介だなぁ)

厄介どころではない、もう薔薇の負けは確定したようなもので終わりは見えた。

薔薇は構え、バットを持った男へ踏み込み飛び蹴りをするが、あっさり避けられる。着地してからすぐに構えようとした薔薇の横腹に男は動きを封じるために素早く蹴りを入れた。

大人の力は薔薇の力を優に上回り、薔薇をフェンスへ叩きつけた。

「ぐあぁぁっ」

男の蹴りで痛みによる呻きと共に肺の空気が全て押し出されるような感覚を覚え、フェンスに叩きつけられた後、鈍い音と共に地面に落ちた薔薇は呼吸がままならない、そんな状態にも関わらず立とうとしていた。

しかし立つことは叶わず再度腹を蹴られ完全に立つことを拒まれた薔薇は、痛みに耐える余力もわずかしかなく意識さえも遠のいていった。

男は更に蹴りを念入りにとばかりに入れ、滅多打ちにした。

その様子を見てもう勝敗が着いたかと眺めていたリーダー格の男は部下達に女の子を捉えるようにと指示していた。


薔薇は負けたくなかった、弱い者を力で解決しようとする奴らなどに。

だから自分のするべきこと、やれる事、もしかしたら残っているかもしれないこの状況の抜け道、それを辛うじて残っている僅かな意識で必死に思考を巡らせたが、絶望的に希望がなく、諦めようかとどこかの自分が思い始めていて、でも…

(だめだ…だめだ…なにか方法は、あの子の求めに答えられる方法は………助けたい、守りたい…………………………………守りたいっ)



今、始まりの引き金に指が添えられた。



君がすべきことはたった一つ…



さぁ、引け。


さぁ引け!俺!





(守りたい守りたい守りたい守りたい守りたい守りたい守りたい守りたい守りたい守りたい守りたい守りたい守りたい守りたい守りたい守りたい守りたい守りたい守りたい守りたい守りたい守りたい守りたい守りたい守り…………守り…………ッ……)






「あ”あ”あ”あ”ああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!」




薔薇のなにかが煌めきを放った、音さえも聞こえたかもしれない。





その強い思いが引き金だったのか解らないが薔薇の目の色は一瞬金色に輝いた。

その後は何も覚えていない。

何が起こったのか、どうやって倒したのか。

気付いたら警察が来て男達を連行している所だった。

薔薇は意識がはっきりしたことを確認されてからこの事件の経緯、当時の状況、怪我の具合を聞かれた。

あれだけボコられたのにも関わらず怪我は全くしていなかった、不思議だ。

後に聞いた話では、あの女の子がヤクザの麻薬取引の現場を見てしまい、口封じか殺すかを決めるためにもヤクザ共が事務所へ連れ込もうとしたところ、逃げられたので捕まえるため追っていたとの事。

麻薬取引で周りを見張るためにあれだけ大勢仲間が居たのか…


女の子は既に警察に保護され家に帰されたらしい。

きちんと話せなかったのは少し気残りだが一人の女の子の安全が守れて良かったと思う。

怪我も全くしていない為、書類を書くだけで事が終わった薔薇は、警察も野次馬もいなくなった公園のベンチでそんなことを考えていた。そんな時ふと空を仰ぐと、上空をヘリコプターが飛んでいた。ここら辺でヘリコプターが飛ぶのはそう珍しくないので気にすることなくまた公演を見渡す、しかしいつになってもヘリコプターの音が遠ざからない、しかも次第に風を感じる。

(ん?これ俺の上にいねぇか?)

そう考えた薔薇は、上へ視線を向けた。

薔薇君だ~~い~~せ~~か~~~い♪只今絶賛薔薇の頭上で飛んでいる、プロペラが機体の上ではなく機体の両横から少し離れた位置にある円状フレームの中で回る構造のヘリコプターは次第にその高度を落としいつの間にか薔薇の頭上わずかまで迫っており、プロペラの下のスライド式の開いたドアから縄のハシゴが垂らされ、ドアから顔を出しているクールな印象の黒髪ロングの女性がこちらへ

「さぁ、早く乗って」

俺は惹かれるようにそのハシゴに手をかけヘリコプターに乗っていた。


そのヘリコプターは【ジャスティスソード】の軍用ヘリコプターで、俺の遺伝子解放をレーダーが感知したらしく敵や他の者の目に止まらぬよう回収しに来たようだ。

思いっきり目立ってると思うがそこは触れないでおこう、うん。


基地に着くまでの機内で、【ジーンレイズ】の真の存在理由、【ジャスティスソード】の存在理由を知らされ、新しい人生が始まっていた。




もう日が暮れようとしているのか、暮れ掛けの薄暗さがある朱色の優しい太陽がその病室に満ちていた。

病室に入って右側に位置する太陽の色に染った真っ白なベッドに横になっているのは、三時間程前に剛貴へ斬撃を払った筈なのに剛貴の瞬速の遺伝子によって背後を取られて、弱めの(剛貴にとっては)峰打ちで意識を失っていた志功 薔薇。

看病していたのか、病室の左側に位置するベッドと同じく白色で二人掛けのソファで薔薇を見つめていた女の子がいた。

黒みがかった翠色のストレートロングでぱっつん前髪に綺麗なエメラルドグリーンとマリンブルーがグラデーションした瞳の持ち主の彼女──華紅薇 叶愛、は毎回のようにボロ負けになって帰ってくる薔薇をいつも看病している。

何故看病するのか…もう解りだろうか?そう、先程の女の子。

しかしもう一年以上も前の話だが、そんな日々を続けている…恩返し以外の理由もあるのだろうか、ムフフ、、、

薔薇を看病している中で、あの事件以外での優しさ、彼らしさ、【セイバー】への想い…色んな彼を見てきたからこその感情だ。

彼女は毎日毎日彼を看病していて飽きることは無い。

いつも彼が意識を失ってから起きるまでの時間が幸せで毎日心臓を目に見えない謎の鎖でキュッと締め付けられる感覚…

苦しいのに苦しくない、苦しいのに苦しくない。


「私ってMなのかなぁ」


いっけない、独り言がつい零れてしまった。

その独り言に応えるようなタイミングで薔薇は

「おめぇ何言ってんだ?」

飛んでいた意識が戻ったらしくちょうど聞こえてきた叶愛の独り言に反応した薔薇がそう返してきて

「あんたはSね、いつから起きてたの?殺すよ?」

「意識飛んでた人間に言う言葉かよ、たまたま起きたら聞こえただけだわ」

「なんでもないから今のは忘れなさい」

とてつもなく恥ずかしい所を見られてしまった叶愛の頬と耳は真っ赤に染まっていて、唇を少し噛んでいた。

「久しぶりに感情的になっちゃってあいつが何をしたかよく分からんがどうせまたいつもの様にボコられたのか…俺」

どうせそうだろうと推測を口にした薔薇に、その通り、と

「あの人の遺伝子解放の一部『神速』を使ってあんたの後ろに回り込んで峰打ちだってさ…プッ、だっさ」

薔薇の気絶の理由を教えた叶愛はクスクスと可愛く笑ってからかういつもの光景が繰り広げられ

「しゃーねーだろ!あいつが遺伝子使ったのはじめてだぞ?!ださいもなにもねぇよ、ったく…」

そんな病室には幸せの会話が満ちていて、平和だった。



そんな二人の時間はいつまで続くのか、それは神のみぞ知る未来であり神でさえ知らない未来が待っているのかもしれない。

けれど、薔薇は戦い続ける…自分に課せられた使命、そして大切なものの為に。






薄暗く気味の悪いオーラに背筋が凍るような感覚さえも覚えるその場所は決して足を踏み入れてはいけない領域、ドイツのとある場所にある研究室。

誰も踏み入ることのない、踏み入れたくもない場所に人影があった。




その研究室の管理者か、はたまた負の実験によってそこで亡くなってしまった人間の亡霊か。

それとも………





「始まろうとしているのだろうか、待ち遠しいな…」



その声は二度と聞きたくもないおぞましい程に冷たく闇に消えかけた声だった。

最後まで見ていただき感謝でいっぱいです!

これから戦闘シーンが増えていって面白くなってくので面白そうだと思ってくださったらぜひ次も読んでみてくださいませ!

ではまた3ヶ月後に…w

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