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死んだと思ったら異世界に召喚されたのでヒーローはじめました。  作者: 米川米太郎
第1章 異世界に召喚されたヒーロー
7/12

第6話 ヒーローと実戦

第6話です。思ったより早く投稿出来ました。初めてのバトルシーンで拙い文章ではありますが楽しんで頂けたら幸いです。


異世界に召喚されて一週間が経った。


オレはイリスにこの世界の事や魔法、文字の読み書きを学びながら暮らしている。


オレは今ー


「1765! 1766! 1767!」


外で腕立て伏せをしている。


「177・・・ウッ・・・!」


体に凄まじい疲労感が襲ってくる。


腕立て伏せをして疲れたのではない、魔力切れを起こしたのだ。


魔力が無くなると凄まじい疲労感が襲ってくる。


強化魔法の『ブースト』をかけながら筋トレをする。


これがオレの修行法なのだ。


体を鍛えながら魔力の底上げをする。


イリス曰く、魔法も筋力と同じで使えば使うほど上がるらしい、そんな訳でオレは体を鍛えながら魔力も鍛えている、前いた世界でも日々筋トレはしていたが。


「大体10分くらいか・・・まだまだだな・・・」


イリスに貸してもらった懐中時計を見て呟く、ちなみに時間の概念はオレのいた世界と同じだった。


最初の頃はブーストをかけたら5分くらいで魔力切れを起こしたが、今は10分くらいもつ、『ブースト』の出力にもよるが最大出力でそれくらいだ。


「あー・・・汗だくだ。シャワー浴びて本でも読むか・・・」


午前中はイリスから勉強を、昼食を終えたら筋トレと魔法の修行、疲れたら夕方になるまで本を読むという生活を続けている。


イリスの部屋の前に行き、コンコンと扉をノックする。


「イリス、いるか?」


「はい、いらっしゃいますよ」


イリスが、返事をする。


「シャワー借りるぞ、あとまた簡単な本を貸してくれ」


「はい、かしこまりました。お部屋に運んでおきますね」


「ああ、悪いな、ありがとな」


簡単な本というのは文字の少ない絵本といったものだ。


この世界の言語や文字は、ごく一部の地域を除いて1つしかないらしい、言語に至っては今喋っているもの、俗に言う共通言語というもので文字も共通文字があるらしい、今オレはそれを習っている。


共通文字は見たことのない文字だったが、概念はひらがなと同じで自分であいうえお表を作りそれを当てはめるといったものだ。


しかしまだ完璧に覚えきれてないので、簡単な絵本で練習している。


シャワーを浴び終え着替えたあと、部屋に戻る途中本を抱えたイリスと会った。


「あら、(やいば)様、新しい本を机の上に置いてあります、読み終わった分はこちらで引き取りましたので」


「ああ、ありがとな」


お互いそう言ってすれ違った。


そういえば気になることがある。


オレはイリスの事を殆ど知らない事だ。


初めて出会った時にしたお茶会をしながらの会話でもこの世界の事を聞いたぐらいだ。


初めて見せてくれた指先を光らせたアレはおそらく光の魔法だ。


イリス自身の事は話さなかった。


光と闇のマナは始祖属性と呼ばれ、宿る人間は滅多にいなく太古の神々に最も近い力を持つと言われている。


そんな力を持っているなんて何者だ?


それといつも手袋をしているのはどうしてだ?


まあ、今は勉強の時間だ。


確かめたい事もあるし夕食時に聞いてみるか。


「さてとー」


部屋に入り、机の上に目をやる。


イリスが持ってきた本があった。


まず何を読もうか?


3冊あるうちに目に入ったのは、『勇者ガイラ』という本だった。


これは英雄物語の絵本か?


この世界では国や世界を滅ぼす様な凶悪なモンスターを倒した者、は『英雄』と呼ばれるらしい、『ヒーロー』ではない、『英雄』だ。


この世界には『ヒーロー』と言う概念が無いらしい。


モンスターが多数蔓延るこの世界では、それを討伐する冒険者、国などにはそれらから守る騎士団や憲兵団などの組織も存在するらしいがそれでも『ヒーロー』とは異なるものだろう、だったらオレがこの世界で初めてのヒーローになろう、その為にはこの世界の知識と力を身につけなければ。


そう思いオレは『勇者ガイラ』を手に取った。


『勇者ガイラ』はオレの世界によくあるゲームの様な話だった。


かつて世界を支配しようとしたグランギニョルという悪の大魔王がいた事、それに立ち向かった勇者ガイラとその仲間の物語。


過酷な戦いの果てに多大な犠牲を払いながらもその魔王グランギニョルを打ち倒した事、しかしその魔王の力は消えず、13に別れ世界に散り散りになったこと、そして今もなおグランギニョルは復活の為に息を潜めている事、そんな話だった。


「大魔王か・・・」


ヒーローを志すならいずれオレもこう言った巨悪と戦う事になるのだろうか?


イリスから聞いた話だが、大魔王こそ今の所存在しないが、1匹で国を滅ぼしかねない強力なモンスター、他国を支配しようとする侵略国家、人を金儲けの道具程度にしか思わない奴隷商人、危険思想を持つテロリスト、高額な賞金首を懸けられた凶悪な犯罪者などこの世界にも悪は多数存在するらしい。


オレの世界にも悪は存在するがそれ以上だ。


「上等だ、やってやるよ」


オレは覚悟を決めた。


悪が存在するならひたすら戦ってやる、この命が尽きるまで、それが『ヒーロー』の生き様だ。


前の世界で成せなかった『夢』をこの世界で実現してやる。


前の世界でもその『夢』を実現させる為にひたすら努力してきた。


道半ばで死んでしまったが次があったんだ、だったら次で成すまでだ。


「絶対に世界を変える『ヒーロー』になってやる」


そう呟くとコンコンとノックの音がした。


「刃様、晩ご飯の準備が出来ましたよ」


イリスの声が聞こえてきた、もうそんな時間か。


「ああ、ありがとな、今行くよ」


ベッドから起き上がり、扉を開けるとイリスが立っていた。


「また待っていてくれたのか? 先に行ってくれてよかったんだぞ?」


イリスはいつもオレを呼ぶ時にわざわざ部屋の前で立って待っている。


最初なら案内してくれるという理由でならまだしもさすがに一週間も立つと、いつまでも面倒を見られているみたいでなんか恥ずかしい。


「そんな事言わずに一緒に行きましょう、誰かと話しをしたりご飯を食べるのは久しぶりで楽しいのです」


久しぶりってずっと1人で暮らしていたのか?


「一体、どれだけこの森の中で暮らしているんだ?」


イリスに聞いてみる。


「そうですね・・・たまに町に行く事はありますが此処には5年位住んでますね」


「5年!? 一体アンタ何歳の頃からココに住んでいるんだ!?」


失礼な事だと分かっているが遠回しに歳を聞く事になる、しかし思わず聞かずにはいられなかった。


「22の頃からです。今年で27になります」


「27・・・何でこんな所で1人で5年も暮らしているんだ?」


驚きの答えに更にギモンが重なる、この女は一体何者なんだ?


「いろいろございましてね・・・詳しい話は後ほどに、ご飯が冷めてしまいます」


そう言ってイリスは歩き出した。


オレもその後を追っていく。


今日の夕食はシチューだった。


「この世界にもシチューはあるのか」


「貴方のいた世界にもあるのですか?」


「ああ、具材は見慣れないものだが匂いは同じだな、うまそうだ」


「そうですか、それではいただきましょう」


「ああ、それじゃー」


「「いただきます」」


2人で食べる、その時イリスに頼みたい事を思い出した。


「ああそうだイリス、食事中に失礼だが頼みたい事があるんだ」


「構いませんよ、何でしょうか?」


イリスに頼みたい事、それはー


「明日の朝オレと戦ってくれないか?」


スプーンを運んでいたイリスの腕が止まる。


「私と戦うーそれは実戦形式で私と戦いたいという事ですか?」


スプーンを皿に置きイリスが聞き返す。


「そうだ、アンタから見てオレはどのくらい強いか見てもらいたいんだ、『ブースト』のほかにスキル魔法もいくつか覚えたからな、試してみたいんだよ」


そういうのはモンスターとかで試してみたいんだがこの辺りにはリスくらいの小動物程度しかいない、ましてや自分の力量がよくわからないまま、よくわからないものに戦いを挑んで大ケガをしたり最悪死にかねない。


次はもうないんだ、こういう事は慎重になる。


こういう時は身近な奴に見てもらうのが一番だ。


「私と勝負ですか・・・」


イリスは少し考えた後。


「いいでしょう、引き受けます」


微笑んでそう答えた。


「自分で言っといて何だが、本当にいいのか?」


「ええ、毎日頑張っていらっしゃるみたいですし、一週間でどこまで成長したのか気になります。それは実際に戦かってみないとわからないでしょう、私が直々にお相手します」


「そうか、じゃあ明日の朝食を済ませたらその後でいいか?」


「かしこまりました、では晩ご飯を食べてもう寝ましょう」


「ああ、わかった」


2人で夕食を済ませた後お互いの部屋に戻った。


ベッドの上に転がり横になる。


(いよいよ魔法を使って実戦か・・・)


ふと前の世界の事を思い出す。


前の世界にいた時もオレはよくケンカをしていた。


いじめっ子やヤンキーはもちろんだが、プロの格闘家、ナイフを持ったヤクザともケンカをした事がある。


昔、コンビニで強盗を取り押さえた事もあり、警察に表彰され新聞に載った事があった。


最初は負ける事も度々あったが、高校に入る時には何者にも負けないくらいに強くなり過ぎて、暴力団にも恐れられオレがいるだけで、その高校にはイジメが無くなるくらいだった。


しかし明日の朝戦うのは魔法使いだ。


魔法使いと戦うなんて誰が思うだろうか?


自分も魔法が使えるがあの女とは年季が違う。


魔法を学んでたった一週間程度しか経っていないオレにどこまであの女に通用するだろうか?


(下手すりゃ擦り傷1つつける事もできず負けるだろうな・・・)


そう思い眠りについた。


その予感は当たる事になる、お約束の展開だ。


翌朝ー


「ふぁ・・・もう朝か」


緊張気味だったがゆっくり眠れた。


コンコンと扉をノックする音が部屋に響く


「刃様、目覚められましたか?」


イリスの声が聞こえる。


「ああ、今起きたよ」


着替えて部屋を出る。


いつも通りイリスが立っていた。


「毎朝ご苦労さん、何でいつもオレの起きるタイミングで来るんだ?」


そう、イリスはオレを起こしに来るんじゃない、オレの起きるタイミングでやって来てドアをノックするのだ。


この女、魔法以外にも何かあるのか?


「ふふっ偶然ですよ、顔を洗って来てください、ご飯が出来ています」


絶対に何かあるな・・・それより。


「イリス、朝食が終わったら・・・」


「ええ、わかってますよ私との勝負ですね?」


「ああ・・・」


そう言って下に降りて顔を洗いダイニングへ行きイリスと共に朝食を済ませた。


「「ごちそうさまでした」」


2人で食べ終えた皿を片付ける。


「それじゃあ・・・」


「ええ、外でしましょうか・・・ついて来て下さい、いい場所があります」


お互い緊張した感じで顔を見合わせる。


イリスの家から少し歩いた所に開けた場所があった。草は生えているが石も所々転がっている。


お互い距離を取り対峙する。


オレは構える。


イリスも武術の構えのようなものをする。


「魔法使いなのに武術の心得があるのか? 」


オレは聞いてみる、魔法使いが武術をするなんて意外だ。


「ええ、武術の経験は少し、貴方の足元にも及ばないと思いますが」


そうか、それでも。


「全力でかかって来てもいいか? 恩人で女とはいえ、手を抜いていたら本気を出せない」


少し心配になる、魔法ではイリスの方が格段に上だろうが力の方ではオレに分があるはずだ、取っ組み合いに持ち込んだらオレが勝つだろう。


だがイリスはー


「ええ、私を殺す気でかかって来ても構いませんよ。何より今の貴方ではー」


余裕のある口調でー


「私には決して歯が立ちませんのでご心配なく」


満面の笑顔でそう言った。


余裕のある笑顔と言葉に少し腹が立つ。


「そうか・・・じゃあ遠慮なく!」


最初から全力で!


「『ブースト』!!」


ドォン!!


強化魔法をかけイリスに突っ込んでいった。


「オラァ!!」


イリスの前で左足を地面に打ち込みイリスの首を跳ね飛ばす勢いで右足の蹴りを入れる。


しかしー


ヒョイ


「!!」


イリスは軽くのけ反り蹴りをかわした。


ブン! ブン! ブン!


ヒョイ ヒョイ ヒョイ


3回蹴りを入れるがイリスは難なくオレの攻撃をかわした。


「くそっ・・!」


予備動作の大きい攻撃はかわせるか、なら。


「うおおおおおおお!!!」


ボボボボボボボボボボボボボボボボ!!!


空を切る音がマシンガンのように響く、バトル漫画によくある様な猛スピードのラッシュ、まさか出来る様になるとは思わなかった、しかしー


ササササササササササササササササ


「なっ・・・!」


それすらも難なくかわしてしまう。


ガシッ!


ラッシュを放っている右腕を左手で掴まれてしまった。


しかもー


(な・・・!動けねえ・・・!)


掴まれた右腕をピクリとも動かせ無かった。


(冗談だろ・・・!? 腕力ですらオレの方が劣っているのか!?)


ドンッ!


「グハァ!!」


イリスの右手の掌底がオレの鳩尾に入りオレは地面を転がった。


「ゲホッゲホッ! アンタ・・・魔法使いなのにどんな力してんだ・・・」


あんな細い体からどうやったらあんな力が出せるんだ!?


「とんでもない、私は見ての通り腕力には自信がないのですよ? 武術の心得も精々基礎の基礎程度しか知りません」


嫌な冗談だ、『ブースト』で強化されたあの猛スピードのラッシュを片手で掴み取り、しかも掌底でオレを吹っ飛ばして自信がないなんて謙虚も休み休みに言え。


しかも強化魔法すらも使ってないだろ?


「クソッタレ! これでどうだ!」


イリスに右手の手のひらを向け意識を集中する。


「!」


「ハアッ!!」


ボンッ!


オレの手のひらから白い塊が放たれる。


サッ


しかしそれすらも簡単にかわされる。


ドォン!


イリスの後ろで白い塊が木にぶつかり爆発した。


「今のは魔弾ですか・・・教えてもいないのに自ら会得したのですね」


魔法使いの基本的な攻撃方法『魔弾』魔力の塊を放出して相手にぶつけるというシンプルなもの。


「ドンドン行くぞ!」


猛スピードでイリスの周りを走り、魔弾を放っていく。


ドォン! ドォン! ドォン! ドォン! ドォン!


イリスの目前の地面に魔弾を当てていく狙いは1つ。


目眩しだ。


当てようとしたところで防がれるのは分かっている。


ならば爆発を起こして土埃を上げて視界を遮る。


オレも姿が見えなくなるが問題ない。


(『センサー』・・・!)


会得した魔法の1つ『センサー』辺りにいる生物を感知する魔法で索敵などに用いられる魔法、感知出来る距離は使用者の魔力量に比例する。


今のオレは半径100m位の範囲を探知できるが、人間を1人探すのには十分過ぎる。


イリスの立ち位置は変わらない。


イリスの後ろに回る。


(よし・・!『ブースト』!『ハードニング』!)


イリスの影が見えた所で『センサー』を解除し、スキル魔法を重ねがけする。


魔法を重ねがけ、もとい同時使用は難しく2つまで、しかも10秒くらいしかもたない、だからイリスの姿を確認した後に『センサー』を解除し魔法を重ねがけする必要があった。


『ブースト』で身体能力を上げて『ハードニング』で拳を硬化する、そしてイリスの後頭部を思いっきり殴る計算だ。


(悪いなイリス・・・!)


そう思い飛びかかり拳を振り下ろそうとした。


だがー


「ごめんなさいね、刃様」


「!!」


イリスはクルリとオレの方を向き言った。


「せめて魔法で倒して差し上げます」


イリスはオレに右手の人差し指を差す。


その先にはビー玉サイズくらいの光り輝く球体があった。


小さな光の玉は放たれそしてー


ボォン!


オレの体にぶつかり爆ぜた。


ズザザザザッ!バタンッ!


「ガッハアッ・・・!!」


オレは仰向けに地面を引きずり途中縦に回転してうつ伏せになり倒れた。


激痛に悶絶する、しかしー


「まだだ・・・!」


何とか立ち上がろうとする、だがー


ズゥン!!


「!!」


凄まじい疲労が襲ってきた、魔力切れだ。


「チクショウ・・・」

『ブースト』だけなら10分くらいもつが派手な魔弾を放ったり魔法を同時使用したんだ魔力が直ぐに尽きて当然だ。


凄まじい激痛と疲労で意識が遠のいていく、霞んでいく視界にイリスが近づいてくるのが見えた。


「刃様、どうか気を落とさないで下さい」


遠のいていく意識の中イリスの声が聞こえて来た。


「貴方の才能や成長は私の想像以上のものでした。あんな短期間であそこまで強化魔法を使いこなし魔法を3つも覚え、独学で魔弾を会得し、ましてや魔法を同時使用なんて一週間やそこらでできるものではありません。私に1度負けたからと自信を失わないで下さい」


イリスに抱きかかえられるのを感じた。


「貴方は若い、まだまだ伸び代があります。人々を救うヒーローになりたいとおっしゃっていましたが、どうか強くなる事に焦らないで下さい。確かに人々を救うには誰よりも強くならなくてはいけないことですが人は直ぐには強くなれません」


そして最後にー


「貴方は1人ではありません、貴方の夢に私も精一杯協力いたします」


その言葉を最後に聞いた所でオレの意識は途切れた。














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