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死んだと思ったら異世界に召喚されたのでヒーローはじめました。  作者: 米川米太郎
第1章 異世界に召喚されたヒーロー
2/12

第1話 ヒーローと出会い

第1話です。思ったより早く投稿できました。


ー--

--ー--

--------

「ー--ん・・・?」


オレはふと目を覚ました。


「ん? オレは死んだはずだよな?どこだここ?」


辺りを見渡すと見慣れない光景が広がっていた。周りには巨大な木々に囲まれ葉が生い茂り、木漏れ日が溢れていた。木々の隙間からは見た事もないリスの様な小動物がこちらを見ていた。


「それになんだこれ?」


オレは地面に目をやった。


道路に倒れていたはずなのにいつの間にか祭壇のようなものに立っていた。かなりの時間が経っているのだろうか? 所々ヒビが入り、コケがあちこちに生えている、それには魔法陣の様なものが描かれており、その中央に俺はいる。


「ここは・・・あの世か?」


ふとそう呟いた。


「ここはあの世ではありませんよ」


「ー!」


祭壇の下から女性の声が聞こえた。


祭壇の階段に駆け寄り、その先に居たのは--ー


「はじめまして、異界の民よ-私は大魔導士イリスと申します」


奇妙な格好をした女性がいた。


髪は金髪のロングヘア、整った顔立ち、瞳は透き通った緑色、明らかに日本人じゃない事がわかる。紫色のローブを纏い、両手には茶色い手袋を着けていた。


「ああ・・・オレは西園寺(さいおんじ) (やいば)あの世じゃないってどう言うことだ?あんたは何なんだ?ここはどこだ?オレは死んだ筈だぞ」


自己紹介しつつ、オレは階段の先にいる女に質問した。頭がこんがらがっている、今は状況を知りたくて必死だ。


「落ち着いてください・・・と言うのも無理な話ですね、ついて来てください、歩きながら話しましょう」


女はオレに背を向け歩き出した。


「あっ! おい、待ってくれ!」


オレは慌てて祭壇の階段から降りて女の後をついていった。


「ついて来いって、どこに行く気だ?」


女に質問する。


「私の家です」


女は振り向き微笑みながら言った。


「・・・」


これからどうすればいいか分からないオレはこの女の後をついていくことしか選択肢が無かった。




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