結愛が小学三年生の頃 ④
結愛「お兄ちゃん、私とお兄ちゃんに変な噂が起きてるの」
祐介「俺の可愛い結愛が本当の妹じゃないって誰かに見抜かれてしまったのか」
結愛「それはかなり飛び過ぎじゃないかな?見抜いた人は嘘つきと断定出来るのと、何かの読み過ぎで空の人っぽいもん。その情報にお得は感じがないし」
祐介「その二人の噂に何かのお得が有るとしたら、日当たりの悪い時間が許せないと言っている、隣の家の人くらいだけど」
結愛「そうなんだ・・でも、嫌がれる噂で得があるの?」
祐介「ここに居心地が悪いと、引っ越しする人の特集をワイドショーが放映したの見た友達がいたよ」
結愛「お兄ちゃんに友達がいるとは知らなかったよ」
祐介「真の友達とは言えない関係だけど、クラスメイト以上の会話が成立している者は数人はいるよ」
結愛「それを聞いてちょっとの納得になったよ。下校時間まもなく帰宅するお兄ちゃんに、友好を深める時間はなさそうでしょ?それも嫌われるような成績を取っていれば、そんなガリ勉オタクと決めつけられてるよね」
祐介「そこは不本意という感じでしかないけど、家で勉強に掛ける時間は作れてないよ」
結愛「そこがお兄ちゃんの不思議なんだよね。私が帰って来たお兄ちゃんをずっと見てるけど、勉強に向かった所を見た記憶がないもの。私が寝るとお兄ちゃんも直ぐに寝てるってお母さんも言ってたから」
祐介「お母さんはそれを知ってるの?」
結愛「そこは家の中の事は何もかもで、特にお兄ちゃんの事と成ればだよ。あの人お兄ちゃんが大好き過ぎ」
祐介「お兄ちゃんとしては嬉しい知らせだけど」
結愛「それでも家から出たら、私達二人の仲がとっも怪しいと言われているんだよ」
祐介「それは学校の前まで、お兄ちゃんの腕に絡みついてる結愛が目撃されてるからだと思うけど」




