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092 地図15(キルーシ王国・アルバン王国・大砂漠)

 以下の情報は、「20章14話」までで触れられたものです。

 該当話をお読みになってからご覧になることをお奨めします。



 以下に掲載する地図はおおよそのイメージです。

 ゲームのマップ風に作成しているので、実際の地形や縮尺とは若干異なります。

 なるべく設定の地形や位置間隔に合わせていますが、「だいたいこんな感じ」とお考え下さい。



◎ 地図の見方

 黒い破線は、国境線を意味します。



◎ 地形について

 山脈(灰色のもの)は、人の行き来ができない高山です。ごく一部の例外を除いて、山越えは不可能であり、軍の移動などはできません。


 山地(茶色のもの)は、険しい山地ですので、移動が困難です。原則として道を作りません。



◎ キルーシ王国

挿絵(By みてみん)



・大砂漠

 オアシスに遊牧民が僅かに住む程度。

 高緯度にも関わらず砂漠となっている理由は不明(大砂漠の北端で北緯54度、南端で北緯42度くらい)。


・アマズーン湾

 大砂漠が終わった辺りに近い、大きな湾。


・エレビア半島

 大砂漠が終わった辺りに近い、大きな湾(アマズーン湾)の西側の小さな半島。

 エレビア王国の領土。


・アズル半島

 大砂漠が終わった辺りに近い、大きな湾(アマズーン湾)を挟んで南側の大きな半島。

 アゼルフ共和国の領土。



 ◆ ◆ ◆ ◆



◎キルーシ王国

 人族と獣人族の国。

 建国、およそ二百年前。正確には創世暦795年(現在が創世暦1001年)。



・キルーシ王家

 現国王ガヴリドル、王太子ヴァルコフ。

 第三王女ヴァサーナはエレビア王国との使者になった。

 国王には妃が二人、王太子には妻が一人。

 第一王妃ユリーヴァはアルバン王国から嫁いだ。ヴァルコフとヴァサーナの母。

 第二王妃ダルヤーナはテュラーク王国から嫁いだ。第一王女ロザーミラと第二王女ミラシュカの母。

 ロザーミラはアルバン王国の王太子に嫁いだ。ミラシュカは未婚。



・王都キルーイヴ

 アマノ王国の諜報員が潜伏し、情報収集した(19章12話)。

 将軍ヴァジークが反乱を起こした(20章10話)。

 王立図書館がある。



・都市ヴォースチ

 『南から来た男』が残した転移の地下遺跡が近くのディリャネの丘にあった(19章14話)。

 ヴォースチは、シノブが姿を消して魔力を探った。それ以前に、アマノ王国の諜報員も訪れている。

 キルーシ家が王家となる前に太守を務めていた。当時(500年近く前)、大商人ルバーシュらしき人物がヴォースチから大砂漠に旅立った。



・都市ガザーヴィン

 ガザール家が太守を務める都市。王都キルーイヴからは300km少々。

 ガザール派の東側の五つの都市のうちで最も北。

 名前が出たのみ。


・都市チェルザン

 最もエレビア王国に近い都市。名前が出たのみ。


・都市ペレーニウ

 二番目にエレビア王国に近い都市。湾沿い。名前が出たのみ。


・都市オーズィル

 三番目にエレビア王国に近い都市。湾沿い。名前が出たのみ。


・都市ヴィツィリ

 王都キルーイヴの東の海岸都市。名前が出たのみ。


・都市トゥーシク

 王都キルーイヴの東の内陸都市。名前が出たのみ。



・オームィル砦

 国境の砦。南北の小砦を合わせて二千名くらいで国境を見張る。

 シノブは国境に城壁を造る前と後に立ち寄った(20章12話~14話)。



・キルーシ地方の歴史

創世暦300年ごろ

 『南から来た男』がキルーシ地方に訪れ、混乱期に入る。


創世暦350年ごろ

 ヴァルーシ王国が建国。

 『南から来た男』との戦いで最も活躍した家系がヴァルーシ王家。


創世暦450年ごろ

 ヴァルーシ王国が三つに分裂。混乱期。

 最後の王の王太子(エレビア家)、次男の王子(キルーシ家)、王弟(ガザール家)の三派が争う。


創世暦496年

 ガザール王国(ガザール家)が誕生。

 争いに敗れたエレビア家は南西の都市の太守、キルーシ家は北西の都市の太守になる。


創世暦500年前後

 伝説によれば、後の大商人ルバーシュがガザール王国で商いをするが、失敗する。その後ルバーシュはキルーシ家が治める都市ヴォースチに行き、キルーシ家の支援を受け大砂漠に旅立つ。

 ルバーシュが持ち帰った宝石は一部がキルーシ家にも渡され、それが後の躍進に繋がったらしい。


創世暦700年ごろ

 混乱期。エレビア家とキルーシ家が盛り返す。

 中盤の一時期はエレビア家が中央を制すが、最終的にはキルーシ家が勝利する。


創世暦795年

 キルーシ王国が誕生。ガザール家は東の太守になる。

 そのころ、エレビア家は南西の半島(現在のエレビア半島)に脱出。



 ◆ ◆ ◆ ◆



◎エレビア王国

 人族と獣人族の国。半島の小さな国だが、エウレア地方との航路としては重要。

 二百年ほど前にエレビア一族が移住、それから混乱期に入る。

 創世暦852年にエレビア一族が半島を纏め、エレビア王国が誕生する。



・エレビア王家

 国王ズビネク、王太子シターシュ、第二王子リョマノフ。

 国王には妃が二人、シターシュには妻が一人、リョマノフは独身。他にリョマノフと同腹の姉オツヴァがいる。

 先王と彼の妃二人は存命。



・王都エレビス

 エレビア半島の西側。人口1万8千人。

 20章14話の時点では東域探検船団が滞在中。滞在しているのはアマノ王国の船団が中心で、ナタリオ、ソニアなどがいる。



・都市ヤングラト

 エレビア半島の先端、南東部。人口1万人。

 太守、先代国王の次男ラジミール。

 20章14話の時点では東域探検船団が滞在中。滞在しているのはカンビーニ王国の船団が中心で、王太子のシルヴェリオなどがいる。

 ミリィとエルフのソティオスは、ここからアゼルフ共和国へと旅立った。



・都市ペルヴェン

 地図には入っていないが、王都エレビスの西(左側)に存在する。

 エレビア半島の西側。人口1万3千人。

 東域探検船団が初めて寄港した際の太守、先代国王の三男マカーコフは失脚。現在はエレビア王国でも有数の武人ラドロメイが太守を務めている。

 20章14話の時点では東域探検船団が滞在中。滞在しているのはガルゴン王国とアルマン共和国の船団が中心で、ガルゴン王太子カルロス、アルマン共和国の先王ジェドラーズなどがいる。



 ◆ ◆ ◆ ◆



◎アゼルフ共和国

 エルフの国。遥か昔から存在する。

 高度な魔術を伝えているらしく、『南から来た男』やルバーシュはアゼルフ共和国から何らかの知識を得たらしい。



・イスケティア

 ミリィやソティオスが向かっている集落。

 アゼルフ共和国を構成している支族の一つ、テレシア支族の中心集落。

 名前が出たのみ。



◎テュラーク王国

 人族と獣人族の国。キルーシ王国の東(右)。

 キルーシ王国を狙っているらしい。

 騎馬民族系。



・王都フェルガン

 地図の範囲外。テュラーク王国の国境から東(右)に450km程度。

 名前が出たのみ。



◎スキュタール王国

 人族と獣人族の国。西メーリャ王国の東(右)の国名が入っていない箇所。

 騎馬民族系。



◎西メーリャ王国

 ドワーフの国。



 ◆ ◆ ◆ ◆



◎ アルバン王国 西部

挿絵(By みてみん)



・アスレア海

 東域の南の海。



 ◆ ◆ ◆ ◆



◎アルバン王国

 人族と獣人族の国。

 建国、およそ三百年ほど前。正確には創世暦689年(現在が創世暦1001年)。

 『南から来た男』は、ここからキルーシ地方に渡ったらしい。大商人ルバーシュの出身地も『南から来た男』と同じ地域らしい。



・王都アールバ

 名前のみ登場。


・都市ダクール

 『南から来た男』の伝説を収集するため、ホリィ達が都市ダクールから王都アールバの街道を旅する(20章2話)。

 名前のみ登場。


・都市アストラ

 大商人ルバーシュの出身地として伝えられる都市。名前のみ登場。



・アルバン地方の歴史

創世暦300年ごろか少し前

 『南から来た男』が登場、大きく乱れる。『南から来た男』は北に去るが、その後も混乱が続く。


創世暦350年ごろ

 東西に一つずつ国が出来る。西(地図に含まれている範囲)にカーフス王国、その東にシールバ王国が誕生する。


創世暦400年代の終盤

 東のシールバ王国は更に東の騎馬民族に侵略され、大きく乱れる。


創世暦500年ごろか少し前

 伝説によれば、後の大商人ルバーシュが都市アストラの近くの海か川で何かを得る。

 その直後、ルバーシュは大儲けしようと混乱するシールバ王国に旅立つ。しかし大きな成果を得られなかったのか、ルバーシュはカーフス王国の北のガザール王国(現在キルーシ王国が存在する地域)に向かう。


創世暦500年代の中盤

 大商人ルバーシュがカーフス王国の王都で店を開く。その後、カーフス王の相談役になる。

 カーフス王国の王都で店を開いた後のルバーシュは歴史書などに残っており、事実である可能性が高い。


創世暦500年代の後半

 東のシールバ王国から騎馬民族が去る。


創世暦600年ごろから

 カーフス王国は東西の統一を目論見るが、疲弊して再度戦乱の時代になる。


創世暦650年ごろ

 カーフス王国が滅亡する。


創世暦689年

 アルバン王国が誕生する。カーフス王国の末裔が初代アルバン国王の第一王妃になる。



 ◆ ◆ ◆ ◆



 下記のみ、黒い破線はエウレア地方と他の境界線、紫の破線は国境線を意味します。


◎ 大砂漠

挿絵(By みてみん)



・大北洋

 東域の北の海。

 接しているのがドワーフの国で、海が苦手な彼らは船を出すことがない。

 また、海生魔獣も多いらしい。



・魔獣の海域

 魔獣が多い海域。通常は航海を避ける。進入した場合、高い確率で巨大な海生魔獣に襲われ船が沈む。



・アマノスハーフェン

 アマノ王国唯一の港町。イーゼンデック伯爵領の東部に位置する。



(1)第一補給港

 シノブが魔術で造った港。アマノスハーフェンから150kmほど。魔獣が出ないから城壁は無し。

 周囲は断崖絶壁で、耕地用の土地は存在しない。


(2)第二補給港

 シノブが魔術で造った港。第一補給港から200kmほど。魔獣が出ないから城壁は無し。

 周囲は断崖絶壁で、耕地用の土地は存在しない。


(3)第三補給港

 シノブが魔術で造った港。第二補給港から200kmほど。魔獣が出る可能性があり周囲を城壁で囲む。

 南側が海で、北を上にした半円の城壁が二重に存在する。外側が半径2kmほど、内側が半径300mほど。内側の城壁の中は港湾設備や飛行船のための空港、居住区。内側の城壁と外側の城壁の間は耕地や緑地にする予定の場所。

 20章4話でミュレ子爵マルタンの指揮する飛行船が着陸する。


(4)第四補給港

 シノブが魔術で造った港。第三補給港から200kmほど、エレビア王国の都市ペルヴェンから150kmほど。

 魔獣が出る可能性があり周囲を城壁で囲む。構造は第三補給港と同じ。


(5)朱潜鳳(しゅせんほう)フォルスの棲家(すみか)

 大砂漠に聳える中央山地帯の東側。20章14話でシノブ達が訪れる。

 東(右)のオアシスには少数民族のメジェネ族が住んでいる。



 ◆ ◆ ◆ ◆



※関連地図

・メリエンヌ王国周辺

 「011 地図1(メリエンヌ王国周辺)」「043 地図4(メリエンヌ王国周辺 都市名入り)」に掲載。


・エウレア地方全体(アマノ王国成立前)

 「032 地図2(エウレア地方の国々)」に掲載。


・ベルレアン伯爵領・王領・フライユ伯爵領の拡大図

 「041 地図3(ベルレアン伯爵領・王領・フライユ伯爵領)」に掲載。


・ベーリンゲン帝国(現在のアマノ王国)

 「046 地図5(ベーリンゲン帝国・西部~中央部 都市名入り)」に掲載。


・メリエンヌ王国南部およびカンビーニ王国

 「054 地図6(マリアン伯爵領周辺・カンビーニ王国・シュドメル海)」に掲載。


・ガルゴン王国およびアルマン王国

 「065 地図7(ガルゴン王国・アルマン王国)」に掲載。


・エウレア地方全体(アマノ王国成立後)

 「071 地図8(エウレア地方の国々・アマノ王国建国後)」に掲載。


・アマノ王国およびデルフィナ共和国

 「072 地図9(アマノ王国・デルフィナ共和国)」に掲載。


・エウレア地方と周辺

 「073 地図10(エウレア地方・東域および南方大陸の一部)」に掲載。


・アマノ王国・第一期街道開通後

 「075 地図11(アマノ王国・第一期街道開通後)」に掲載。


・東域(アスレア地方)

 「084 地図12(東域の国家)」に掲載。


・アマノ王国・第二期街道開通後

 「091 地図14(アマノ王国・第二期街道開通後・河川あり)」に掲載。


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