083 地名8(ヤマト王国・ウピンデムガ)
ここではヤマト王国とウピンデムガについて紹介します。
◎ 紹介する項目
1. ヤマト王国
2. ウピンデムガ
◆ ◆ ◆ ◆
1. ヤマト王国
地球でいう日本に相当する国。地形は日本とほぼ同一。
人口は200万人くらい。メリエンヌ王国が300万人、アマノ王国(旧帝国)が250万人。
ヤマト王国は大王家と三つの王家が治める国。日本に当てはめると、本州の関東以西を大王家、東北地方をドワーフの王家、九州を獣人の王家、四国をエルフの王家が治める。なお、大王家は人族。
以下は「069 地名7(ヤマト王国)」で紹介した地方や場所。
・筑紫の島
・王都ヒムカ
・霧の山
・キシロの村
・アマガの村
・ヒナモリの村
・秋津の島
・ナニワの町
・都
・アダシ
以下は「069 地名7(ヤマト王国)」からの再掲載。一部、新規情報に合わせて内容を改訂。
◎ 伊予の島
地球でいう四国に相当する島。人口13万人。
地形は四国とほぼ同一。
エルフの女王が治める。褐色の肌のエルフが大半だが、狸の獣人も住む。
人口比で言えば、エルフが85%近く、狸の獣人が15%少々。
以下からが新規掲載分。
◎ 淡道の島
本編では名前のみの登場。
淡路島に当たる島。ここまでは大王領で、エルフは住んでいない。
ソニアが率いる潜入部隊は、ここから伊予の島へと渡った。
◎ ナルカドの港
ソニア達が上陸した場所。伊予の島の最東端近く。
鳴門市に相当。
◎ オオアサの町
ナルカドから西に10km程度。
商人に扮したソニア達がアワナガ地方の重職の先代である多怒金良と出会う。
◎ アナミの町
オオアサの町から西に20km程度。人口5千人程度。
アワナガ地方で最大の町。代官所がある。阿波市に相当。
◎ アワナガ地方
アナミ、オオアサ、ナルカドなどを含む地方。
伊予の島の北東部。徳島県に相当。
人口2万5千人程度。狸の獣人が多い。2万人ほどが狸の獣人。
アワナガには代官の下に五人の重職がいて、そのうち一人はエルフで残りが狸の獣人。
◎ ヨシ川
アワナガ地方を流れる川。吉野川に相当。
◎ 王都ユノモリ
伊予の島の北西部にある。人口1万2千人。
温泉が多い。松山市に相当。
女王ヒミコが座す白鷺宮が存在する。
◆ ◆ ◆ ◆
2. ウピンデムガ
南方探検船団が上陸した、南方大陸の北端の草原地帯。北の海岸線で北緯18度くらい。年間を通して昼は30℃を超える灼熱の大地。四季は存在しない。
ウピンデムガに住む者達は、南方大陸をアフレア大陸と呼ぶ。
アフレア大陸は地球のアフリカ大陸に相当するが、北の大部分が海となり、他の大陸と接触している場所も無い。
大まかに言えばサハラ砂漠の南端くらいからが陸地であり、それより北は海。
黒い肌の人族と獣人族が、ウピンデムガなど北部の草原地帯に住む。獣人族は、虎、獅子、豹、猫の獣人。髪はどの種族も黒い。
更に南には別の種族もいる模様。
ウピンデ族には、以下の七つの支族がある。
エクドゥ(赤・獅子の獣人)
チュング(橙・獅子の獣人)
ヤマンジャ(黄・虎の獣人)
キジャン(緑・虎の獣人)
ブーウィ(青・豹の獣人)
ランジャ(藍・豹の獣人)
ザンバウ(紫・猫の獣人)
括弧の中の色は支族の象徴色で、衣服にも用いる。
括弧の中の種族は、支族の大半を占める種族。ただし、どの支族にも均等に人族はいるし、多少は他の支族に婿入りしたり嫁いだりする。
ウピンデムガは草原が殆どで、大きな木は少ない。二つの大きな湖が水源で、湖および湖から海へ流れる川の近くは農業も盛ん。しかしウピンデムガの周囲は砂漠であるため、外に向かうほど厳しい土地となる。
そのためか、魔法植物が多く授けられており、それらを使って独自の魔道具文化を築いている。
ウピンデムガ全体だと、4万平方kmを少々上回るくらい。メリエンヌ王国やアマノ王国だと、小さめの伯爵領に相当するくらいの面積。
シノブ達が訪れた集落や砂漠は標高300m前後。
人口、ウピンデムガ全体で6万人ほど。
砂漠を挟んで数百km向こう、東にマザリギ族、西にマガリビ族が住む。これらの地はウピンデムガとほぼ同じ大きさらしい。南も砂漠を越えると、小さな集落が幾つかある。
ただし、その向こうはウピンデ族の人々も詳しくない。また、大陸の全体像は知られていない。
◎ マザクブ
ヤマンジャ支族の中心地となる集落。支族の族長が住む。
南方探検船団は、マザクブで交易の交渉をしていた。そのためシノブ達が最初に訪れたのもマザクブ。
◎ クシニド
エクドゥ支族の中心地となる集落。支族の族長が住む。
砂漠の一件が終わったあと、クシニドで歓迎の宴が開かれる。
◎ ニドマジ湖
二つの湖では小さい方。ヤマンジャ支族の中心地マザクブが湖岸に存在する。
◎ クブマジ湖
二つの湖では大きい方。エクドゥ支族の中心地クシニドが湖岸に存在する。
◎ 砂漠
ウピンデムガの周囲に広がる。魔獣が多く、通り抜けられる場所は限られている。
シノブ達が行ったのは、クシニドから南に当たる場所。
以下も同じ日に掲載しました。
「082 登場人物25(第18章)」
 




