062 主要登場人物の再紹介(13章末時点のメリエンヌ王国以外の国1)
ここでは主要登場人物を再度紹介します。
13章末までお読みになってからご覧になることをお奨めします。
なお、シノブが異世界のアムテリアの管理する惑星に行った日が、向こうの暦で創世暦1000年8月1日、13章末の時点が創世暦1001年3月25日です。
◎ 紹介する項目
1. ヴォーリ連合国
エルッキ・タハヴォ・アハマス
パヴァーリ・エルッキ・アハマス
アウネ・エルッキ・アハマス
ヨンナ・ペルッティ・アハマス
トイヴァ・マルコ・アハマス
リウッコ・トイヴァ・アハマス
サッラ・マルコ・アハマス
カッリ・ソリヤ・コレル
その他の人物
2. ベーリンゲン帝国
ヴラディズフ 二十五世
ライムント・フォン・シェスターク
ヴァミール・フォン・ガウロスヴァ
ヤレーム・フォン・コルヴェルカ
レドヴィック・フォン・ジェヴェラ
ドルジャン・フォン・ゼドラシェク
ベルノルト・フォン・ギレスベルガー
エグモント・フォン・ブロンザルト
ボニファーツ・フォン・ライゼガング
ヴォルハルト・フォン・ギレスベルガー
シュタール・フォン・エーゲムント
ヴェンドゥル・フォン・ゲーレンハイト
メグレンブルク伯爵家の人々
その他の人物
◆ ◆ ◆ ◆
・エウレア地方地図
「032 地図2(エウレア地方の国々)」から転載しました。
・各国関係図
「031 関係図1(各国関係図・メリエンヌ王国体制図)」から転載しました。
◆ ◆ ◆ ◆
1. ヴォーリ連合国
メリエンヌ王国の北方に位置する国。ほぼ100%がドワーフ。ドワーフ十二支族の連合国家。10年ごとに支族の族長が集まり、互選で大族長を決める。父権社会で、族長と長老衆は男のみ。
現在はアハマス族の族長が大族長。大族長は全体の方針を決めるが、それぞれの支族の内部には原則口出ししない。連合国家として他国とどう付き合うか、という外交面を担当する感じ。
メリエンヌ王国より若干小さく8割くらいの面積。山がちな国。
周囲の国とは行き来は少ないが、メリエンヌ王国とは交易があり仲が良い。
ベーリンゲン帝国とは国交はない。
アルマン王国とは少しだけ交流があるがドワーフは海が苦手なのでアルマン王国側が一方的にやってくるだけ。
通常、ドワーフの容姿は濃い茶色の目と黒い髪、浅黒い肌。男性は12歳くらいから髭が生え、長く伸ばす。女性の場合、髭は生えないし肌の色は男性ほど濃くはない。
◎ エルッキ・タハヴォ・アハマス
「009 登場人物4(第4章・ヴォーリ連合国)」でも紹介。
ドワーフ。イヴァールの父。アハマス族の族長であり、現在の大族長。40代後半。アハマス族のセランネ村に住む。
シノブ達が創世暦1000年10月にヴォーリ連合国に赴いたとき登場。
基本的にセランネ村にいるが、創世暦1001年1月にはシノブの結婚を祝いにベルレアン伯爵領を訪問。その後、フライユ伯爵領にも顔を出す。
◎ パヴァーリ・エルッキ・アハマス
「009 登場人物4(第4章・ヴォーリ連合国)」でも紹介。
ドワーフ。イヴァールの弟。17歳。成人して間もないので血気盛ん。
登場時はアハマス族のセランネ村に住んでいた。
シノブ達が創世暦1000年10月にヴォーリ連合国に赴いたとき登場。
創世暦1000年12月のベーリンゲン帝国との戦い(ガルック平原の会戦)に参戦。
現在は、フライユ伯爵領の北の高地で開発団の一員として働く。祖父のタハヴォなどと一緒にアマテール村に住む。
◎ アウネ・エルッキ・アハマス
「009 登場人物4(第4章・ヴォーリ連合国)」でも紹介。
ドワーフ。イヴァールの妹。12歳。好奇心旺盛。
登場時はアハマス族のセランネ村に住んでいた。
シノブ達が創世暦1000年10月にヴォーリ連合国に赴いたとき登場。
創世暦1000年12月のベーリンゲン帝国との戦い(ガルック平原の会戦)では、後方の支援部隊として都市グラージュ近郊まで従軍。
現在は、フライユ伯爵領の北の高地で開発団の一員として働く。祖父のタハヴォなどと一緒にアマテール村に住む。
◎ ヨンナ・ペルッティ・アハマス
「009 登場人物4(第4章・ヴォーリ連合国)」でも紹介。
イヴァールの祖母。60代前半。
登場時はアハマス族のセランネ村に住んでいた。
シノブ達が創世暦1000年10月にヴォーリ連合国に赴いたとき登場。
現在は、フライユ伯爵領の北の高地で開発団の一員として働く。夫のタハヴォなどと一緒にアマテール村に住む。
◎ トイヴァ・マルコ・アハマス
「020 登場人物8(第6章・その他の人々)」でも紹介。
ファブリ・ボドワンに雇われているドワーフ。ボドワン商会の王都の支店で勤務。40代半ば。
支店に常駐し武器の製造、手入れを行う。イヴァールと同じセランネ村の出身。
イヴァールの戦斧を作った武器職人。
創世暦1000年12月のベーリンゲン帝国との戦い(ガルック平原の会戦)では、後方の支援部隊として都市グラージュ近郊まで従軍。
現在は、フライユ伯爵領の北の高地で開発団の一員として働く。家族と共にアマテール村に住む。
◎ リウッコ・トイヴァ・アハマス
「020 登場人物8(第6章・その他の人々)」でも紹介。
ファブリ・ボドワンに雇われているドワーフ。ボドワン商会の王都の支店で勤務。20代前半。
トイヴァの息子。イヴァールと同じセランネ村の出身。
創世暦1000年12月のベーリンゲン帝国との戦い(ガルック平原の会戦)では、後方の支援部隊として都市グラージュ近郊まで従軍。
現在は、フライユ伯爵領の北の高地で開発団の一員として働く。家族と共にアマテール村に住む。
◎ サッラ・マルコ・アハマス
「023 登場人物10(第7章前半・伯爵家とその他の人々)」でも紹介。
ドワーフの女性。40歳前後。トイヴァの妻。リウッコとティニヤの母。
創世暦1000年12月のベーリンゲン帝国との戦い(ガルック平原の会戦)では、後方の支援部隊として都市グラージュ近郊まで従軍。
現在は、フライユ伯爵領の北の高地で開発団の一員として働く。家族と共にアマテール村に住む。
◎ カッリ・ソリヤ・コレル
「052 登場人物18(第12章)」でも紹介。
コレル族のドワーフ。族長の次男。20代半ば。
戦士だが、鍛冶や鉱石掘りの方が得意。帝都の攻略に加わっており、地下通路の調査を行う。
・その他、イヴァールの親族
ティーナ・タハヴォ・アハマス(ドワーフ。イヴァールの母。40歳前後)
アーロ・タハヴォ・アハマス(ドワーフ。イヴァールの叔父。セランネ村の長。40代前半)
・その他、北の高地への移住者
イルッカ・アイモ・アハマス(ドワーフ。セランネ村の高位戦士。戦争に参加。大武会にも出場)
マルッカ・アイモ・アハマス(ドワーフ。セランネ村の高位戦士。戦争に参加。大武会にも出場)
カレヴァ・ヤニ・アハマス(ドワーフ。セランネ村の高位戦士。戦争に参加。大武会にも出場)
・その他
タネリ・シートン・アハマス(ドワーフ。イヴァールの次にセランネ村の戦士長となった。戦争に参加)
・「055 主要登場人物の再紹介(13章末時点のフライユ伯爵家)」で紹介した人物
イヴァール・エルッキ・アハマス
・「057 主要登場人物の再紹介(13章末時点のフライユ伯爵家の家臣2)」で紹介した人物
タハヴォ・ペルッティ・アハマス
ティニヤ・トイヴァ・アハマス
※ドワーフの名前について
ドワーフの名前は、[ファーストネーム]・[父親のファーストネーム]・[支族名]となる。
嫁入りや婿入りをした場合「父親のファーストネーム」は相手の家のものになる。支族名も同様。
身分での差はない。
※大武会
創世暦1001年1月末にフライユ伯爵領で実施された武術大会。
◆ ◆ ◆ ◆
2. ベーリンゲン帝国
メリエンヌ王国の東方にある国。人族が3割、獣人族が7割。支配階層が人族で農奴が獣人族。
人族が獣人族を一方的に支配している。
メリエンヌ王国より大きく1割増し程度の面積。メリエンヌ王国とは仲が悪い。
魔法文化が発達しており高度な強制力をもつ隷属の首輪がある。隷属の首輪で従えた奴隷部隊による強力な軍隊を持つ。
西側と南東を除いて国境は高い山脈に囲まれ、メリエンヌ王国以外へ陸路で侵略するのは困難。ヴォーリ連合国、デルフィナ共和国側に抜けるのは無理。
西側(メリエンヌ王国側)は比較的標高が低い山で、軍隊が移動できる程度に整備された道がある。
・ベーリンゲン帝国・西部~中央部地図
「046 地図5(ベーリンゲン帝国・西部~中央部 都市名入り)」から転載しました。
図中の番号などについては、そちらを参照してください。
◎ ヴラディズフ 二十五世
「029 登場人物12(第8章)」でも紹介。
人族。40代後半。ベーリンゲン帝国の第二十五代皇帝。代々、ヴラディズフの名を継ぐ。
7章冒頭(創世暦1000年11月頃)で登場。以後、12章終盤まで度々描写されるが、シノブと出会ったのは最後のごく僅かな間のみ。
創世暦1001年3月6日、帝都の地下神殿で神像と一体化しシノブ達と戦うが敗北。明確な描写は無いが死亡したと思われる。
◎ ライムント・フォン・シェスターク
「029 登場人物12(第8章)」でも紹介。
人族。50歳前後。ベーリンゲン帝国の宰相。メッテルヴィッツ侯爵。
マリアローゼ・フォン・シェスタークの祖父。
皇帝ヴラディズフ二十五世の側に侍るため、同じ場面での登場ないし記述が殆ど。創世暦1001年3月6日、帝都での戦いに際し竜人化した。明確な描写は無いが死亡したと思われる。
◎ ヴァミール・フォン・ガウロスヴァ
「047 登場人物15(第10章後半)」でも紹介。
人族。ベーリンゲン帝国の内務卿。ドルゴルーコフ侯爵。50歳前後。
10章後半(創世暦1001年2月中旬)で登場。
皇帝ヴラディズフ二十五世の側に侍るため、同じ場面での登場ないし記述が殆ど。創世暦1001年3月6日、帝都での戦いに際し竜人化した。明確な描写は無いが死亡したと思われる。
◎ ヤレーム・フォン・コルヴェルカ
「047 登場人物15(第10章後半)」でも紹介。
人族。ベーリンゲン帝国の財務卿。ボアリューク侯爵。50歳前後。
登場やその後の経緯についてはドルゴルーコフ侯爵と同様。
◎ レドヴィック・フォン・ジェヴェラ
「047 登場人物15(第10章後半)」でも紹介。
人族。ベーリンゲン帝国の商務卿。ゴドガノフ侯爵。40代半ば。
登場やその後の経緯についてはドルゴルーコフ侯爵と同様。
◎ ドルジャン・フォン・ゼドラシェク
「047 登場人物15(第10章後半)」でも紹介。
人族。ベーリンゲン帝国の農務卿。プシェミスク侯爵。50代半ば。
登場やその後の経緯についてはドルゴルーコフ侯爵と同様。
◎ ベルノルト・フォン・ギレスベルガー
「029 登場人物12(第8章)」でも紹介。
人族。ベーリンゲン帝国の大将軍。勲功伯爵。40代半ば。ゴドヴィング伯爵の弟。
ゴドヴィング伯爵領は2番目に西側(王国側)。一番西はメグレンブルク伯爵領。
7章冒頭(創世暦1000年11月頃)で登場。以後、8章中盤まで度々描写されるが、シノブと出会ったのは最後のごく僅かな間のみ。
創世暦1000年12月のベーリンゲン帝国との戦い(ガルック平原の会戦)の帝国側の主将。創世暦1000年12月21日、都市グラージュでシノブと戦うが敗北し、死亡。
◎ エグモント・フォン・ブロンザルト
「029 登場人物12(第8章)」でも紹介。
人族。ベーリンゲン帝国の将軍。勲功子爵。40歳前後。ブロンザルト子爵の弟。
創世暦1000年12月のベーリンゲン帝国との戦い(ガルック平原の会戦)の帝国側の副将。ベルノルトの側に侍るため、同じ場面での描写が殆ど。
創世暦1000年12月21日、都市グラージュでベルレアン伯爵コルネーユと戦うが敗北し、死亡。
◎ ボニファーツ・フォン・ライゼガング
「029 登場人物12(第8章)」でも紹介。
人族。ベーリンゲン帝国の将軍。勲功子爵。30代後半。ライゼガング男爵の弟。
創世暦1000年12月のベーリンゲン帝国との戦い(ガルック平原の会戦)の帝国側の副将。ベルノルトの側に侍るため、同じ場面での描写が殆ど。
創世暦1000年12月21日、ガルック平原でシノブと戦うが敗北し、死亡。
◎ ヴォルハルト・フォン・ギレスベルガー
「047 登場人物15(第10章後半)」でも紹介。
人族。ベーリンゲン帝国の新たな大将軍。勲功伯爵。20代半ば。
ゴドヴィング伯爵の次男。ベルノルトの甥。
ゴドヴィング伯爵領は2番目に西側(王国側)。一番西はメグレンブルク伯爵領。
10章後半(創世暦1001年2月中旬)で登場。
皇帝直轄領の北東部、ノード山脈で炎竜ゴルンやイジェ、その子シュメイを捕らえる。その後、シノブ達と戦い炎竜達を奪還されるが、数度に渡りシノブと対決する。
創世暦1001年3月6日、帝都の地下神殿でシノブと戦うが敗北し、死亡。
◎ シュタール・フォン・エーゲムント
「047 登場人物15(第10章後半)」でも紹介。
人族。ベーリンゲン帝国の新たな将軍。勲功子爵。30歳前後。
エーゲムント子爵の次男。
10章後半(創世暦1001年2月中旬)で登場。ヴォルハルトと行動を共にしているので、同じ場面での描写が殆ど。
創世暦1001年3月6日、帝都の近くの空で竜達が動かす巨大な石像と戦うが敗北し、死亡。
◎ ヴェンドゥル・フォン・ゲーレンハイト
「047 登場人物15(第10章後半)」でも紹介。
人族。ベーリンゲン帝国の将軍。勲功子爵。20代後半。
ゲーレンハイト男爵の長男。
10章後半(創世暦1001年2月中旬)で登場。ヴォルハルトと行動を共にしているので、同じ場面での描写が殆ど。
創世暦1001年2月15日、シノブ達が炎竜ゴルン達を救った際にイヴァールと戦うが敗北し、死亡。
◎ メグレンブルク伯爵家の人々
「050 登場人物16(第11章前半)」でも紹介。
エックヌート・フォン・リーベルツァー(現在のエックヌート・リーベルツァー)とその家族。
創世暦1001年2月17日、メグレンブルク伯爵領を攻略したシノブ達と出会う。その後、帝国の神の支配から解かれ、家族の全てがシノブの家臣となる。
当主がエックヌート、その夫人がエマリーネとロスティーネ。長女フレーデリータがエマリーネの、長男ネルンヘルムがロスティーネの子。全て人族。
・その他の帝国皇族、貴族
ロジオン・フォン・ベーリンゲン(人族。皇太子の息子。3歳。帝都決戦後、先代アシャール公爵ベランジェに庇護される)
カテリーナ・フォン・ベーリンゲン(人族。皇太子の娘。2歳。帝都決戦後、先代アシャール公爵ベランジェに庇護される)
ヴィクトール・フォン・ガウロスヴァ(人族。内務卿ドルゴルーコフ侯爵の孫息子。12歳。帝都決戦後、シノブ達の下で学ぶことになる)
マンフレート・フォン・コルヴェルカ(人族。財務卿ボアリューク侯爵の息子。30歳前後。帝都決戦後、シノブ達の下で学ぶことになる)
・「056 主要登場人物の再紹介(13章末時点のフライユ伯爵家の家臣1)」で紹介した人物
フレーデリータ・リーベルツァー
ネルンヘルム・リーベルツァー
マリアローゼ・フォン・シェスターク
マヌエラ・フォン・アンブローシュ
・「057 主要登場人物の再紹介(13章末時点のフライユ伯爵家の家臣2)」で紹介した人物
ヘリベルト・ハーゲン
オットー・マイドルフ
クラウス・アヒレス
ディルク・バスラー
エックヌート・リーベルツァー
※「勲功爵」について
ベーリンゲン帝国の高位の士官には、「勲功爵」と呼ばれる一代限りの爵位が自動的に付与される。世襲ではない点を除けば、通常の爵位と何の差もない。
大将軍が勲功伯爵、将軍が勲功子爵、大隊長が勲功男爵。また、小隊長以上の士官は同様に騎士階級となる。




