055 主要登場人物の再紹介(13章末時点のフライユ伯爵家)
ここでは主要登場人物を再度紹介します。
13章末までお読みになってからご覧になることをお奨めします。
なお、シノブが異世界のアムテリアの管理する惑星に行った日が、向こうの暦で創世暦1000年8月1日、13章末の時点が創世暦1001年3月25日です。
また、名前は基本的に13章末の時点のものです。
◎ 紹介する項目
1. 主人公と家族
シノブ・ド・アマノ
アミィ
シャルロット・ド・セリュジエ
ミュリエル・ド・セリュジエ
セレスティーヌ・ド・メリエンヌ
アルメル・ド・シェロン
2. 側近、友人達
アリエル・ド・スーリエ
ミレーユ・ド・ベルニエ
シメオン・ド・ビュレフィス
イヴァール・エルッキ・アハマス
マティアス・ド・フォルジェ
ホリィ
◆ ◆ ◆ ◆
1. 主人公と家族
◎ シノブ・ド・アマノ (地球での名前: 天野忍)
「001 登場人物1(プロローグ~第2章)」でも紹介。
主人公。13章末の時点で19歳。
大学一年生(当時は18歳)の夏休みに神域に迷い込み、その中にあった洞窟に閉じ込められる。女神アムテリアの力で異世界へと旅立つ。
異世界に行ってからは女神アムテリアの強力な加護により膨大な魔力量を身に付ける。その魔力量を行使した魔術や身体強化は、人間とは思えない領域に達している。
創世暦1000年8月1日にメリエンヌ王国のベルレアン伯爵内の森(ピエの森)に出現し、従者となるアミィと出会う。シノブ・アマノと名乗ることにし、暫く森で修行した後、アミィと共に人里を目指す。
森から出た直後、ベルレアン伯爵の継嗣シャルロットを助けたことにより、ベルレアン伯爵領の領都セリュジエールにある伯爵の館に滞在することになる。
創世暦1000年10月にヴォーリ連合国で岩竜ガンド達と対決する。そのとき『竜の友』の名を得る。セリュジエールに帰還後、シャルロットと婚約する。
創世暦1000年11月に王都メリエに赴いたときに、ブロイーヌ子爵となり正式にシャルロットの婚約者になる。ブロイーヌ子爵であったときは、シノブ・アマノ・ド・ブロイーヌと名乗っていた。
その後、創世暦1000年12月のベーリンゲン帝国との国境での戦い(ガルック平原の会戦)に勝利し、翌年早々にフライユ伯爵となる。それ以降は、シノブ・ド・アマノと名乗る。フライユ伯爵となった直後に、シャルロットと結婚する。
また、フライユ伯爵となったと同時に東方守護将軍の位を授かった。これは、ベーリンゲン帝国との国境を守る国境防衛軍の最高司令官であり、以後、帝国との戦いを指揮する。
創世暦1001年2月に国王に岩竜ガンド達を紹介し、『魔竜伯』の名を授かる。
13章末の時点では、ベーリンゲン帝国の半分以上を攻略し、それらの地域も国境防衛軍の支配下である軍管区とされ、彼の管轄下にある。ただし実務的な部分は、メリエンヌ王国の貴族や王国軍が受け持っている。
好きなものは魚介類。最近の悩みは自由な時間が無いこと。
・地球での容姿
容姿: 黒髪黒目。
身長: 175cm
・異世界での容姿
種族: 人族(厳密には違うかもしれない)
容姿: 金髪碧眼(眼は青灰色に近い)。
身長: 183cm
・誕生日
2月14日
◎ アミィ
「001 登場人物1(プロローグ~第2章)」でも紹介。
狐の獣人。年齢は不明。少なくとも200歳以上。外見は10歳くらいに見える。
女神アムテリアの眷族である天狐族の一人がシノブの従者となるべく姿を変えた。シノブが異世界に来てから、ずっと側で仕える。
シノブが持っていたスマホの機能の一部を引き継いだため、地球の知識もそれなりにある。
200年くらい前に地上を監視する任務に就いていたことがあり、多少古いがメリエンヌ王国やその近辺の知識もある。
殆どシノブと行動を共にする。
13章末の時点では、シノブの側近中の側近として側に仕えている。フライユ伯爵領軍では司令官級となっているが、実際に軍を指揮することは殆ど無い。
好きなことはシノブの世話をすること。嫌いなものはシノブの邪魔をするもの。
・プロフィール
種族: 狐の獣人
容姿: 狐色(オレンジがかった明るい茶色)の髪。
薄紫の瞳。
身長: 141cm
・誕生日
8月1日(シノブと出会った日を誕生日とした)
◎ シャルロット・ド・セリュジエ
「001 登場人物1(プロローグ~第2章)」でも紹介。
人族。メリエンヌ王国の七伯爵の一人であるベルレアン伯爵と第一夫人カトリーヌの娘。女騎士。13章末の時点で18歳(登場時は17歳)。
領民にも慕われ、『ベルレアンの戦乙女』と呼ばれている。登場時はヴァルゲン砦の司令官。
シャルロットの母は先代国王エクトル六世の娘なので、彼女はかなり低いが王位継承権を持つ。
魔術の才能もあるが、主に身体強化中心で、結果として武術の方が得意。シノブやアミィから魔力操作方法を教わり修行することで、国でも有数の武人に成長する。
13章末の時点では、シノブの妻となり懐妊中でもある。創世暦1001年11月頃に出産の予定。フライユ伯爵領軍の次席司令官でもあるが、懐妊に伴い実務からは遠ざかっている模様。
登場時は男子のいないベルレアン伯爵家の跡継ぎとして男勝りの面を見せていたが、婚約後は女性らしさを増す。むしろ、本来こういった性格だったと思われる。それもあって、とても幸せな新婚生活を送っている模様。
殆どシノブと行動を共にするが、帝国との戦いが本格化してきた頃、シノブの誕生日(創世暦1001年2月14日)に懐妊が判明し、以後は戦いに赴くことはない。
・プロフィール
種族: 人族
容姿: 濃い青の瞳。薄く白い肌。
緩いウェーブのプラチナブロンド。
身長: 172cm
・誕生日
創世暦982年12月25日
◎ ミュリエル・ド・セリュジエ
「001 登場人物1(プロローグ~第2章)」でも紹介。
人族。ベルレアン伯爵と第二夫人ブリジットの娘。シャルロットの異母妹。13章末の時点で10歳(登場時は9歳)。ブリジットは第19代フライユ伯爵アンスガルの娘。
外見年齢が近いアミィと親しくなる。シノブを『シノブお兄さま』と慕う。
『ガルック平原の会戦』で当時のフライユ伯爵(第20代クレメン)が反逆の末に自死し、跡取りもいなくなった。そのため、第21代フライユ伯爵となったシノブの婚約者になる。成人した彼女がシノブと結婚して得た子供が第22代フライユ伯爵になる予定。
賢い少女で、内政や商業に関するアイディアを出すことも多い。治癒魔術の才能を持つ。
・プロフィール
種族: 人族
容姿: アッシュブロンド。
髪は緩いウェーブ。腰までかかる長い髪。
薄く白い肌。緑の瞳。
身長: 136cm
・誕生日
創世暦991年3月3日
◎ セレスティーヌ・ド・メリエンヌ
「017 登場人物6(第6章・王家とアシャール公爵家)」でも紹介。
人族。メリエンヌ王国王女。13章末の時点で15歳(登場時は14歳)。
側妃オデットの娘。
シノブに興味を示す。シャルロットのことは「シャルお姉さま」と慕っている。
彼女自身の希望でもあるが、国王や王太子の後押しもあり、フライユ伯爵となったシノブの側で暮らすようになる。13章末の時点では、シノブとの距離も縮まり家族として遇されるようになる。
王女だけあって、駆け引きや根回しは得意らしい。
・プロフィール
種族: 人族
容姿: 濃いめの金髪に青い瞳。
身長: 164cm。
・誕生日
創世暦985年12月5日
◎ アルメル・ド・シェロン
「039 登場人物13(第9章)」でも紹介。
人族。第19代フライユ伯爵アンスガル(故人)の妻。ベルレアン伯爵の第二夫人ブリジットの母。50歳。
ブリジットに似てほっそりした感じ。ミュリエルの祖母であり、彼女を見守る。
父が先々代ジョスラン侯爵で、甥が現ジョスラン侯爵。ジョスラン侯爵家は、代々農務卿の家系であり、農政に詳しい。そのため、フライユ伯爵領の農務長官に就任する。
現在は、フライユ伯爵家を裏から支えつつ、孫のミュリエル達の貴婦人教育も行なっている。
・プロフィール
種族: 人族
容姿: 栗色の髪。青い瞳。
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2. 側近、友人達
◎ アリエル・ド・スーリエ
「001 登場人物1(プロローグ~第2章)」でも紹介。
人族。シャルロットの部下。女騎士。19歳。
魔術に強い。知識タイプ。三人の女騎士の中では最も魔術寄り。
ルオール男爵の娘。ルオール男爵はベルレアン伯爵領に隣接する町ルオールを所領とする。
シノブやアミィから魔力操作法を教わり修行することで、国でも有数の魔術師に成長する。また、登場時は中隊長格であったが『ガルック平原の会戦』に伴い王太子テオドールの身を守った功を称され、大隊長格に昇格する。
その後、マティアス・ド・フォルジェ(フォルジェ子爵)と婚約する。フォルジェ子爵はフライユ伯爵付きの子爵で、フライユ伯爵領軍の第三席司令官。
13章末の時点では、結婚の直前。
・プロフィール
種族: 人族
容姿: 明るい栗色の髪に、琥珀色の瞳。肌は色白。
身長: 170cm
・誕生日
創世暦981年4月10日
◎ ミレーユ・ド・ベルニエ
「001 登場人物1(プロローグ~第2章)」でも紹介。
人族。シャルロットの部下。女騎士。16歳。
剣、槍、弓、乗馬が得意。魔術の適正は低い。
ソンヌ男爵の娘。ソンヌ男爵はベルレアン伯爵領に隣接する町ソンヌを所領とする。
シノブやアミィから魔力操作法を教わり修行することで、国でも有数の武人に成長する。また、登場時は中隊長格であったが『ガルック平原の会戦』に伴い王太子テオドールの身を守った功を称され、大隊長格に昇格する。
その後、シメオン・ド・ビュレフィス(ビュレフィス子爵)と婚約する。ビュレフィス子爵はフライユ伯爵付きの子爵で、フライユ伯爵領の行政長官。
13章末の時点では、結婚の直前。
・プロフィール
種族: 人族
容姿: 燃えるような赤毛に、青い瞳。
肌は多少日に焼けている。
元々は白いが訓練に熱中して日に焼けた。
身長: 164cm
・誕生日
創世暦984年6月23日
◎ シメオン・ド・ビュレフィス
「001 登場人物1(プロローグ~第2章)」でも紹介。
人族。登場時はビューレル子爵の嫡男でベルレアン伯爵領の内務次官。25歳。
冷静沈着なタイプ。表情が乏しく何を考えているかよくわからないと言われていた。
なお、登場時の名前はシメオン・ド・ビューレル。
シノブを見込み、シャルロットの婚約者となるように後押しする。二人の婚約が決まってからは、長年の心配事が無くなったせいか、少しだけ感情表現が豊かになる。
シノブがフライユ伯爵となったとき、フライユ伯爵付きの子爵として別家を立てる。そのため、改姓しシメオン・ド・ビュレフィス(ビュレフィス子爵)と名乗る。
また、フライユ伯爵領に行った後にミレーユを婚約者とする。13章末の時点では、結婚の直前。
・プロフィール
種族: 人族
容姿: つやのある灰色の髪。一見銀髪にも見える。
髪はきっちりと揃えられている。
灰色の瞳。白い肌。理知的な容貌。
身長: 178cm
・誕生日
創世暦975年7月20日
◎ イヴァール・エルッキ・アハマス
「009 登場人物4(第4章・ヴォーリ連合国)」でも紹介。
ヴォーリ連合国のドワーフの戦士。アハマス族の族長エルッキの長男。25歳。
アハマス族のセランネ村に住む。陽気な面もあるが、戦いには厳しく真面目。
竜を倒す実力を持ったシノブに感服し、友と認める。
創世暦1000年10月にヴォーリ連合国でシノブと共に岩竜ガンド達と対決し『鉄腕』の名を得る。
岩竜ガンドとの戦いが終わった後、シノブの従者となる。シノブがフライユ伯爵となった後は、司令官級の客将として遇される。
また、フライユ伯爵領に行った後に同じドワーフのティニヤ・トイヴァ・アハマスを婚約者とする。13章末の時点では、結婚の直前。
・プロフィール
種族: ドワーフ
容姿: 濃い茶色の目、黒い髪と髭。浅黒い肌。
身長: 151cm
・誕生日
創世暦975年9月1日
◎ マティアス・ド・フォルジェ
「020 登場人物8(第6章・その他の人々)」でも紹介。
人族。登場時は王族を警護する金獅子騎士隊の隊長で子爵の嫡男。大隊長格。30歳前後。
聖地に赴く王女の護衛隊の隊長も務める。妻とは死別し、三人の子供がいる。
『ガルック平原の会戦』に参加するが、直前に子爵位を継ぎフォルジェ子爵となる。戦の後はフライユ伯爵付きの子爵となり、フライユ伯爵領軍の第三席司令官にもなる。
また、フライユ伯爵領に行った後にアリエルを婚約者とする。13章末の時点では、結婚の直前。
・プロフィール
種族: 人族
容姿: 栗色の髪。碧の瞳。
如何にも軍人という外見の凛々しい偉丈夫。
身長: 180cmくらい
◎ ホリィ
「039 登場人物13(第9章)」でも紹介。
アムテリアの眷属、金鵄族。青い雌の鷹。全長60cmくらい。
アミィと同様に心の声も使えるので、シノブ達と思念で会話出来る。
風の魔術が得意であり、魔術も併用して通常の鳥の何倍もの速度で飛ぶ。
アムテリアから授かった魔道具でもある足環の効果で、普通の茶色い鷹に見せかけることも出来る。
シノブがフライユ伯爵になった直後に、彼の下に来る。偵察担当として文字通り各地を飛び回る。
・プロフィール
種族: アムテリアの眷属、金鵄族
容姿: 青い雌の鷹。全長60cmくらい。




