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049 道具3(フライユ伯爵領で開発した魔道具・帝国の魔道具)

 ここでは主にシノブ達がフライユ伯爵領で開発した魔道具や、ベーリンゲン帝国の魔道具について紹介します。

 11章8話までお読みになってからご覧になることをお奨めします。



◎ アミィが開発した魔道具


 アミィが眷属としての知識を活かして作成した魔道具。彼女の幻影魔術に由来するものが多く、通常の魔道具技師には作成不可能と思われる。



・狼の獣人に姿を変える魔道具

 狼の獣人のような付け耳と付け尻尾のセット。

 ジェレミー・ラシュレーがソレル商会に行くときに作った(6章9話)。

 その後、シノブ達の散策などにも使われる(9章7話)。

 後に、魔力蓄積の結晶を多く取り付けた常時型も開発する。

 フライユ伯爵領に行った後、帝国の間者を洗い出すため侍女のソニアに与えた(10章26話)。

 また、その後アルバーノが率いる特殊部隊にも与えた。



・透明化の魔道具

 アルバーノやソニアに渡している諜報用の魔道具(10章1話から)。

 装着者の姿を消すことができる。装着者だけではなく、手荷物程度なら一緒に消える。

 帝国の間者を洗い出すために彼らに与える。



・人族に姿を変える魔道具

 アルバーノやソニアに渡している諜報用の魔道具(11章3話から)。

 猫の獣人であるソニア達や、特殊部隊の隊員が人族に姿を変えることができる。

 帝国の間者を洗い出すために彼らに与える。



◎ ミュレ達が開発した魔道具


 フライユ伯爵領に行った後、魔術師のマルタン・ミュレやルシール・フリオン、魔道具技師のピッカール・ハレールなどが開発した魔道具。



・風邪や肺炎を治す魔道具

 浄化の魔道具を元にした装置。10章20話で登場。

 相手の魔力波動への同調と活性化を応用して、特定の魔力波動に対して活性化や減衰ができる。そのため、人間だけ体力や治癒能力を上昇させ、逆に細菌のみを弱めることが可能。

 一般の光属性の浄化では、そこにいる全ての細菌を死滅させるため、人体に直接使用した場合は体細胞にも影響が出る。しかし、この装置は特定の相手のみに作用できる。

 ただし現状では、人間の活性化と、肺炎などの原因となる一部の細菌やウィルスの減衰にしか対応していない。だから、全ての風邪が治るわけではない。


 ルシールが治療院で試験中の装置は、太い支柱で固定された金属の箱が、ベッドの上に覆いかぶさるように配されている。また、支柱と一体化した人が入れそうな巨大な金属の箱が、床に置かれている。



・解放の腕輪

 『隷属の首輪』の対抗装置。11章2話で登場。

 ミュレ達が『隷属の首輪』を解析し、それを改造して作製した。

 兵士の腕に付けると、半径2mほどの奴隷の動きを止めることができる。解放する場合は、腕輪を相手の『隷属の首輪』に押し付ける。

 『隷属の首輪』と同じく、本人の魔力を使う。通常は接触するくらいの範囲で、魔力を込めると周囲にも影響する。



・解放の杖

 『解放の腕輪』と同様の『隷属の首輪』の対抗装置。11章2話で登場。

 ミュレ達が『隷属の首輪』を解析し、それを改造して作製した。

 魔術師用で、指定した方向の奴隷達の動きを封じることが可能。100mくらいが効果範囲となるが、大量に魔力を使う。



・解放の竜杖

 『解放の腕輪』と同様の『隷属の首輪』の対抗装置。11章6話で登場。

 ミュレ達が『解放の杖』を元に砦攻略の前に急遽作成した。

 竜が握ることのできる太い棒に『解放の杖』を大量に取り付けたもの。成竜が使うため、非常に大きい。



・無力化の竜杖

 風邪や肺炎を治す魔道具を応用した装置。11章8話で登場。

 ミュレ達が都市攻略の前に急遽作成した。今のところ、竜のための装備しか存在しない。

 『解放の竜杖』と同様に成竜が使うため、非常に大きい。



◎ ベーリンゲン帝国の魔道具


 ベーリンゲン帝国が使用している魔道具。開発の体制、経緯や時期などは現在のところ不明。シノブ達は、帝国の『排斥された神』が知識を授けているのではと推測している。



・隷属の首輪

 装着者を奴隷化する。帝国の軍事機密で、奴隷制度の維持にはかかせない。3章7話で話題に上がる。実際の登場は5章18話から。

 稼働中のまま外そうとすると、装着者の精神に異常をきたす。

 『隷属の首輪』を付けた者は、命令されたら己の家族でも躊躇なく殺すと言われている。

 戦闘奴隷に使う物は、装着者の能力を限界まで搾り出すため、常人離れした動きが可能となる。一般の農奴に使用している物は、意思を縛るだけで強化機能がない廉価版。



・魔力収奪の首輪

 魔力吸収の魔道具ともいう。6章31話~33話で前フライユ伯爵クレメンの次男アドリアンが使っていた。

 他者から魔力を奪い取る。身体強化が可能なら、常人離れした動きが出来る。

 帝国の将軍ボニファーツ達も使っている。帝国では大隊長なども含め、ある程度の高位の士官は魔道具で強化していることが多い。



・体力強化の腕輪

 戦闘奴隷用の『隷属の首輪』から隷属の効果を除外したようなもの。6章31話~33話で前フライユ伯爵クレメンの次男アドリアンが使っていた。

 装着者の体力を強化し、並はずれた力を出せるようになる。

 帝国の間者や帝国の高位軍人も使っている。



・敏捷強化の腕輪

 戦闘奴隷用の『隷属の首輪』から隷属の効果を除外したようなもの。6章31話~33話で前フライユ伯爵クレメンの次男アドリアンが使っていた。

 装着者の敏捷性を向上させ、常人より素早い動きが出来るようになる。

 帝国の間者や帝国の高位軍人も使っている。



・魔力障壁の魔道具

 物理攻撃や魔法攻撃を跳ね返す。ただし、連続攻撃に弱い。8章8話で登場。

 創世暦1000年末に行われたガルック平原の会戦で、帝国の騎士や軍馬が装着していた。

 それ以降の戦いでも帝国軍は使用している模様。



・回復の魔道具

 剣や槍の傷でも、速やかに回復する。解毒効果もある模様。8章8話で登場。

 創世暦1000年末に行われたガルック平原の会戦で、帝国の将軍ボニファーツが装着していた。

 なお、ボニファーツは首輪状のものを使っていた。



・魔獣のための『隷属の首輪』

 雪魔狼や魔狼を想定した隷属のための魔道具。10章23話で登場。

 その他の魔獣も近いサイズであれば、ある程度は調節して装着できる。

 比較的最近開発されたらしい。



・魔力の宝玉

 魔力を封じた拳大の結晶。10章27話で登場。

 帝国側の新しい魔道具は『魔力の宝玉』を取り外しや追加ができるようにしている。

 『魔力の宝玉』は何百人かの魔力を吸収したもの。『魔力の宝玉』一つに何百人もの獣人が必要らしい。

 つい最近開発されたらしい。



・『封印の棘』

 魔力封じの魔道具。10章27話で登場。

 人の腕程の太さの長い槍状の道具。魔力が充分にあれば、竜の肌も貫くことが出来る。

 『魔力の宝玉』を一個から最大三個装着可能。炎竜ゴルン達を封印するには『魔力の宝玉』を三個装着する必要があったらしい。

 つい最近開発されたらしい。



・竜のための『隷属の首輪』

 全長20mの成竜を想定した物。10章27話で話題に上がる。実際の描写は11章4話から。

 直径1m以上はある太い金属の首輪。『魔力の宝玉』を一個から最大四個装着可能。

 成竜なら『魔力の宝玉』が四個必要。

 つい最近開発されたらしい。



・対炎竜戦に使った治療用の魔道具

 強力な治療用の魔道具。10章27話で登場。

 全身の大怪我でも治療可能。ただし、欠損部分の再生は出来ない模様。

 『魔力の宝玉』を装着する。装着個数は一個、使い切ったら別の物を付ける。

 つい最近開発されたらしい。



・対炎竜戦に使った防御の魔道具

 強力な防御の魔道具。10章27話で登場。

 竜のブレスもある程度防ぐことが可能。

 『魔力の宝玉』を装着する。装着個数は一個、使い切ったら別の物を付ける。

 つい最近開発されたらしい。


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