039 登場人物13(第9章)
ここでは9章で登場した人々を紹介します。
9章後半までお読みになってからご覧になることをお奨めします。
◎ ホリィ
アムテリアの眷属、金鵄族。青い雌の鷹。全長60cmくらい。
アミィと同様に心の声も使えるので、シノブ達と思念で会話出来る。
風の魔術が得意であり、魔術も併用して通常の鳥の何倍もの速度で飛ぶ。
アムテリアから授かった魔道具でもある足環の効果で、普通の茶色い鷹に見せかけることも出来る。
◎ フィベール・ド・ビューレル
ビューレル子爵。シメオンの父。先代ベルレアン伯爵の甥。当代伯爵の従兄弟。40代半ば。
父親は先々代伯爵の第二子。
ベルレアン伯爵領の都市セヴランの代官を務めている。セヴランは領都セリュジエールの西側。
つやのある灰色の髪。灰色の瞳。シメオンに良く似た感じ。ほっそりとした文官。シメオンの父だけあって切れる人。ただし、普段は優しげ。
◎ オドレイ・ド・ビューレル
ビューレル子爵の妻。シメオンの母。40代前半。
ほっそりした美女。濃い栗色の髪。琥珀色の瞳。
先代フレモン侯爵の娘。
普段は都市セヴランに住む。
◎ シャルル・ド・ビューレル
先代ビューレル子爵。シメオンの祖父。
先代伯爵の弟(先々代の第二子)。
銀髪に近いアッシュブロンド。内政一筋の人。あまり表情を出さない。
普段は都市セヴランに住む。
◎ フェリシテ・ド・ビューレル
先代ビューレル子爵の妻。シメオンの祖母。
先代ラコスト伯爵の妹。元は金髪だが今は白髪、緑の瞳。ほっそりした老婦人。
普段は都市セヴランに住む。
◎ レリアル・ド・ビューレル
ビューレル子爵の娘。長女。シメオンの妹。12歳。
つやのある灰色の髪。灰色の瞳。シメオンに良く似た感じ。落ち着いた感じの少女。
普段は都市セヴランに住む。
◎ フェリーヌ・ド・ビューレル
ビューレル子爵の娘。次女。シメオンの妹。6歳。
濃い栗色の髪。琥珀色の瞳。明るい少女。
普段は都市セヴランに住む。
◎ モルガーヌ・エドガール
ロベールの妻。40歳前後。
薄い栗色の髪。青い瞳。気品のある婦人。
夫のロベールがシノブと共にフライユ伯爵領に定住することになったため、彼女もフライユ伯爵領に来た。ロベールが都市グラージュの代官となったため、代官夫人として都市グラージュで暮らす。
◎ ロジーヌ・アングベール
狐の獣人。騎士階級。ジェルヴェの妻。40代半ば。
ベルレアン伯爵家の侍女長だったが、夫のジェルヴェがシノブの家令となったため、フライユ伯爵家の侍女長に就任する。
落ち着いた婦人だが、しっかりと奥向きを支えている。
◎ フェルナン・アングベール
狐の獣人。騎士階級。ジェルヴェの一人息子。30歳前。
ベルレアン伯爵の侍従の一人で将来の家令候補だったが、ジェルヴェがシノブの家令となったため昇格し、ベルレアン伯爵の家令となる。
◎ アルメル・ド・シェロン
先代フライユ伯爵の妻。ベルレアン伯爵第二夫人ブリジットの母。50歳。
栗色の髪。青い瞳。ブリジットに似てほっそりした感じ。ミュリエルの祖母であり、彼女を見守る。
父が先々代ジョスラン侯爵で、甥が現ジョスラン侯爵。ジョスラン侯爵家は、代々農務卿の家系であり、農政に詳しい。そのため、フライユ伯爵領の農務長官に就任する。
◎ ディモリック・ドルジェ
元都市スクランシュ代官。太った男。40半ば。
栗色の髪、緑の瞳。
処刑されそうになるが助かる。北の高地の開発を担当する内務官の監督下で働くこととなった。
◎ トリニタン・ルビウス
元農務長官。栗色の髪、茶色の瞳。大柄な男。50歳前後。優しそうな人。
処刑されそうになるが助かる。北の高地の開発を担当する内務官の監督下で働くこととなった。
◎ サベール・ジュベルドー
外務長官。半白髪、茶色の瞳。やせた文官。50過ぎ。
処刑されそうになるが助かる。北の高地の開発を担当する内務官の監督下で働くこととなった。
◎ ギャストン・メルリアーヴ
モゼル砦守護隊長。黒髪、茶色の目、がっしりとした長身の武人。実直な感じ。30歳前後。
処刑されそうになるが助かる。北の高地の開発を担当する内務官の監督下で働くこととなった。
◎ アルバーノ・イナーリオ
元戦闘奴隷。カンビーニ王国の出身。ソニアの叔父。40歳。三人兄弟の末っ子。
濃い金髪に金色の瞳。大柄で細身。185cmくらい。
明るい感じ。少しおっちょこちょい。でも人は良い。美男子とも言っていい顔立ち。
戦闘力は結構ある。戦闘奴隷だった間に、能力を引き出された。
出世した長兄、地道に従士となった次兄に反発し、家を飛び出した。
ソニアが生まれる頃に出て行ったため、直接面識はない。
◎ トマーゾ・イナーリオ
ソニアの父。カンビーニ王国の従士階級。40代前半。三兄弟の次男。180cmくらい。
濃い金髪に金色の瞳。大柄で細身。アルバーノより、若干背が低い。
◎ エレナ・イナーリオ
ソニアの母。カンビーニ王国の従士階級。40歳前後。
◎ ガウディーノ・デ・アマート
メリエンヌ王国に駐在しているカンビーニ王国の大使。獅子の獣人。40代前半。187cmくらい。
王家とも近い血筋。
金髪。青い目。筋肉多い。大柄。髭あり。
本来は豪快な性格。ただし、祝宴では礼儀正しくしていた。
◎ サビーナ・デ・アマート
ガウディーノの妻。猫の獣人。30代後半。
金髪。金眼。ほっそりしたしなやかな感じ。社交的な感じ。
◎ アリーチェ・デ・アマート
ガウディーノの娘。猫の獣人。14歳。
金髪。金眼。ほっそりしたしなやかな感じ。ちょっとおてんば。
◎ リカルド・デ・バルセロ
メリエンヌ王国に駐在しているガルゴン王国の大使。虎の獣人。40代半ば。188cmくらい。
金髪に黒い筋の入った髪。金色の目。大柄。細いが筋肉質。髭なし。
渋い感じ。
◎ マルガリータ・デ・バルセロ
リカルドの妻。人族。30代後半。
栗色の髪。黒っぽい瞳。ちょっとふくよか。
優しそうな人。
◎ ナタリオ・デ・バルセロ
リカルドの息子。虎の獣人。16歳。
金髪に黒い筋の入った髪。金色の目。大柄。細いが筋肉質。父よりはまだほっそりした感じ。
◎ アルフォンス一世
歴史上の人物。
第二代メリエンヌ王国国王。エクトル一世の長男。37歳で即位。
創世暦438年に誕生、創世暦475年に王位を継ぐ。
公式にはエクトル一世の第一夫人ユルシュルの子とされているが、実は、エクトル一世と聖人ミステル・ラマールの子供。
聖人ミステル・ラマールは、一般には男性と伝わっているが、実は女性。当時は、男子が尊重されていたため、男装で過ごした。
両親から強い加護を受け継ぎ、そのため超人的な活躍をした。初代エクトル一世と並ぶ伝説的な英雄。
男子に恵まれ、四人の息子を持つ。長男が第三代国王テオドール一世、次男アシャール、三男オベール、四男シュラールである。次男から四男は、三公爵家の初代となる。
ちなみに、シノブがこの世界に現れたのは創世暦1000年である。
◎ シャルロット・ド・セリュジエ
歴史上の人物。
第十四代ベルレアン伯爵。女性。創世暦800年頃の人物。
現在のシャルロットに良く似た外見。
番外編「002 子狐の恩返し ~セリュジエールむかし話~」に登場。




