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108 登場人物31(第25章)

 ここでは25章で登場した人々を紹介します。

 25章35話までお読みになってからご覧になることをお奨めします。



◎ 紹介する項目


 1. アマノ王国

 2. カンビーニ王国

 3. アコナ女王国

 4. ナンカン帝国

 5. カン(その他)

 6. エンナム王国

 7. ダイオ島

 8. スワンナム地方(その他)

 9. 海竜

 10. 歴史上の人物



 ◆ ◆ ◆ ◆



1. アマノ王国



◎ ヴァローラ・パチェコーニ

 名前のみ登場。

 猫の獣人。王宮の侍女。20代前半。カンビーニ王国出身。


 三歳の息子がおり、日中は『白陽保育園』に預けている。

 シノブ達が『白陽保育園』に行ったとき、息子らしき幼児を見かける。



 ◆ ◆ ◆ ◆



2. カンビーニ王国



◎ ストレーオ・デ・カンビーニ

 虎の獣人。アルストーネ公爵フィオリーナと夫のティアーノの第三子で次男。

 創世暦1002年2月7日、誕生。

 マリエッタの二番目の弟。


 誕生した日に合わせてシノブ達が訪問し、シノブの長男リヒトと友誼の儀を執り行う。



◎ ミリアーナ・デ・カンビーニ

 「101 登場人物29(第22章・第23章)」でも紹介。

 獅子の獣人。シルヴェリオとアルビーナの第二子で長女。

 創世暦1001年12月27日に誕生。


 ストレーオ誕生と合わせてシノブ達が訪問し、シノブの長男リヒトと友誼の儀を執り行う。



 ◆ ◆ ◆ ◆



3. アコナ女王国



有喜耶子(うきやこ) (ウキヤコ)

 エルフ。アコナの女王。7歳。

 女王となる前年に両親を亡くしている。


 シノブ達がアコナに訪問したときに会う。

 アコナの人々は伊予(いよ)の島と同系統の褐色エルフ。



舞津葉(まいつは) (マイツハ)

 エルフの女性。ウキヤコの補佐役。200歳くらい。他種族なら60歳の少し前。



真利化音(まりかね) (マリカネ)

 エルフの男性。ヨナ島の漁師の(おさ)。200歳くらい。他種族なら60歳の少し前。

 魔力が多く、身長6mほどの木人『素航狗(すこうく)』を使える。


 西から現れた謎の船団と遭遇した件を、女王のいるアコナ本島に渡って報告した。



 ◆ ◆ ◆ ◆



4. ナンカン帝国



(スン)文大(ウェンダー)

 名前のみ登場。

 虎の獣人。中年男性。現在の皇帝。(いみな)(チェン)



(チョウ)高錦(ガオジン)

 名前のみ登場。

 人族。青年男性。現在の宰相。(いみな)(ユー)



(グオ)師諭(シーユー)

 人族の男性。将軍。30代前半。(いみな)(ユー)

 代々の魔獣使い。大柄で武人としても優れている。


 グオ家はナンカンの建国前からの功臣で名家、代々将軍となっている。

 魔獣使いの技能で合計百頭もの虎や狼を飼っており、戦にも伴う。

 動物達の飼育には家伝の魔法薬を使っている。この魔法薬は強壮剤のようなもので安全。禁忌にも該当しない。

 魔法薬の秘伝を知るのは嫡男の家系のみ。現在全てを知るのはグオ将軍と父のみ。

 父、弟は共に軍で働いている。



(グオ)華明(ファミン) ((リー)(いみな)

 虎の獣人。グオ将軍の妻。30歳。


 カンの女性は高位の相手に対して(いみな)を告げる場合が多い。一種の謙譲表現。



(グオ)師迅(シーシュン)

 虎の獣人。グオ将軍の長男。12歳。(いみな)(クー)

 アルバーノ達と共に禁術使いを探る旅に出る。



(グオ)師慎(シーシェン)

 人族。グオ将軍の次男。9歳。(いみな)(シン)



(グオ)月明(ユェミン) ((メイ)は諱)

 人族。グオ将軍の長女。6歳。



(グオ)師貢(シーゴン)

 名前のみ登場。

 虎の獣人。グオ将軍の父。55歳。(いみな)(ガイ)

 少し前に大将軍を退(しりぞ)き、今は宮護将軍。


 夫人は後宮の女官を務めており、泊まり込みも多い。



願仁(ユンレン)

 人族。老年の男性。現在の大神官。

 ユンレンは神官として授かった名。

 現在の皇帝の叔父(父の弟)だが、神官なので政治や軍事には関与しない。



鉄斉(テーチー)

 人族。中年の男性。大神殿の高位の神官。



陳海(チェンハイ)

 猫の獣人。十歳前後の少年。大神殿の見習い神官。



美操(メイツァオ)

 エルフの少女。20歳。他種族なら12歳半。

 『(ファ)の里』の操命(そうめい)術士。他でいう魔獣使い。

 本名は(ファ)緑美(リュメイ)。メイツァオは操命(そうめい)術士としての名。

 (おさ)の曾孫。


 シノブ達に協力し、禁術使いを探る。



高操(ガオツァオ)

 エルフの男性。100歳前後。他種族なら30代前半。

 『(ファ)の里』の操命(そうめい)術士。

 (おさ)の孫でメイツァオの父。本名は(ファ)緑高(リュガオ)


 シノブ達に協力し、禁術使いを探る。



◎ 『(ファ)の里』の(おさ)

 エルフの女性。220歳くらい。他種族なら60代前半。

 『(ファ)の里』の操命(そうめい)術士。


 『(ファ)の里』はナンカンの領土内にある。

 ただし魔獣の森の隠れ里で、ナンカン側は存在を知らない。



 ◆ ◆ ◆ ◆



5. カン(その他)



大角(ダージャオ)

 「105 登場人物30(第24章)」でも紹介。この章の時点では死亡しており、話に上がるのみ。

 狂屍(きょうし)術士。男性。カンの出身。

 神角(シェンジャオ)大仙の弟子。


 現在のナンカンの都ジェンイーにいたこともあるらしい。ただし当時はナンカンの建国前、少なくとも二百年以上は昔。

 五十年ほど前にカンを脱出。アスレア地方に渡ってスキュタール王国に潜んでいた。

 創世暦1002年1月、スキュタール王国でシノブ達に倒された。



小角(シャオジャオ)

 「105 登場人物30(第24章)」でも紹介。この章の時点では死亡しており、話に上がるのみ。

 狂屍(きょうし)術士。カンの出身。

 ダージャオの弟子。ダージャオに師事してからの行動は同じ。

 創世暦1002年1月、スキュタール王国でシノブ達に倒された。



大戮(ダールー)

 この章の時点では死亡しており、話に上がるのみ。

 狂屍(きょうし)術士。男性。カンの出身。操命(そうめい)術も使える。

 神角(シェンジャオ)大仙の弟子。『威戮(ウェルー)(ダー)』という異名を持つ。

 創世暦1002年1月、アーディヴァ王国でシノブ達に倒された。


 憑依術を極めており、多くの肉体を乗り継いで少なくとも400年以上は生きた。

 操命(そうめい)術はグオ家の先祖から学んだ。そのとき当時のグオ家の跡取りを殺害して姿を消す。

 シェンジャオ大仙に操命(そうめい)術を学んだことを理由に破門され、カンを追放される。

 その後スワンナム地方でエンナム王国の建国に関わり、更に後にイーディア地方に渡ってアーディヴァ王国の初代大神官ヴィルーダとなる。


※ダールーの経歴

 創世暦680年ごろ、正体を隠してグオ家の弟子となる。

 数年後、グオ家の跡取りを殺して逃亡する。

 創世暦760年ごろ、シェンジャオ大仙に破門される。

 暫く後、先々初代エンナム王ハイヴァンとなる子供を弟子にして海戮(ハイルー)の名を授ける。そして共にカンを脱出する。

 創世暦780年ごろ、エンナム王国の建国直後にハイヴァンと別れる。

 創世暦790年代後半(?)、ヴィルーダと名を変えてイーディア地方に侵入する。


 以後は「101 登場人物29(第22章・第23章)」のヴィルーダの項に記載。



 ◆ ◆ ◆ ◆



6. エンナム王国



◎ エンナム・ヴィルマン

 人族。エンナム王国の王。中年男性。

 狂屍(きょうし)術士で操命(そうめい)術も学んだ一人。術士としての名は威戮(ウェイルー)

 軍人達に匹敵する体格の良い男。


 大戮(ダールー)の弟子筋。奪命符など式神による術を得意とする。

 シノブ達に追い詰められ、自死して巨大木人に憑依。しかし結局は倒される。



◎ エンナム・ヴィジャン

 人族。ヴィルマンの長男。六歳。

 父と同じく術士としての才能はあるが、まだ魔力操作を学び始めた段階。禁術は教わっていない。


 ヴィルマンの死後、王子の位を返上。アマノシュタットに移住して人々の役に立つ術を学んでいく。



◎ コンバオ

 豹の獣人の男性。エンナム海軍の司令官。30代後半。


 謎の艦隊を率いて魔獣の海域の横断に成功、アコナの海域に入る。ただしアコナの木人との遭遇戦で警戒心を抱き、まずは横断の結果を報告すべく引き上げる。

 これらの行動は奪命符で家族の命を握られていたからで、符の除去の後はヴィルマンを糾弾する。

 ヴィルマンの死後は、エンナム王国を立て直す中心人物の一人となる。



◎ ハールヴァ

 人族の男性。エンナムの軍人。30代半ば。

 狂屍(きょうし)術士で操命(そうめい)術も学んだ一人。術士としての名は海戮(ハイルー)


 大戮(ダールー)の弟子筋。海猪(うみいの)を操る。

 実はエンナム王家の分家の生まれ。王家が威戮(ウェイルー)の名を継いだため、海戮(ハイルー)の名は分家に渡された。

 奪命符が仕掛けられており、シノブ達が追い詰めたときに発動、直後に符の毒で命を落とす。



◎ カイオール

 人族の老人。エンナム王国の南の都市ホミンの近くに住んでいる。

 狂屍(きょうし)術士で操命(そうめい)術も学んだ一人。術士としての名は凱戮(カイルー)


 大戮(ダールー)の弟子筋。海猪(うみいの)を操る。

 エンナム王家の分家の生まれ。ハールヴァの祖父。

 海猪(うみいの)を狩っていたところを見つかり拘束される。その後アマノシュタットに移送された。

 奪命符が仕掛けられており、シノブが除去する。



◎ シャイール

 人族の青年。エンナム王国の南の都市ホミンの近くに住んでいる。

 狂屍(きょうし)術士で操命(そうめい)術も学んだ一人。術士としての名は殺戮(シャールー)


 大戮(ダールー)の弟子筋。エンナム王家の分家の生まれ。カイオールの弟の孫。

 カイオールと共に拘束され、アマノシュタットに移送された。

 奪命符が仕掛けられており、シノブが除去する。



◎ ニネーヴァ

 猫の獣人の男性。エンナムの軍人。

 ヴィルマンの使者として都市ホミンに行き、更にカイオール達に会いに行く。

 カイオールと共に拘束され、アマノシュタットに移送された。



 ◆ ◆ ◆ ◆



7. ダイオ島



◎ ダイオ・パジャウ

 人族の男性。ダイオ島の島王。23歳。

 父母は既に没しており、妻と子の三人家族。兄弟はなし、妹達は嫁いだ。叔父などの傍系王族はいる。


 かつてエンナムに朝貢のため赴いたとき、奪命符を仕込まれた。

 賢明な人物で、アコナやヤマトにエンナムの魔の手が伸びる前にと決起する。

 奪命符はシノブが除去した。



◎ ダイオ・ミカヤ

 豹の獣人の女性。島王の妃。21歳。


 夫と同様にエンナムで奪命符を仕込まれた。

 聡明で夫の決起を後押しする。その後、シノブが奪命符を除去した。



◎ ダイオ・トゥラス

 豹の獣人の少年。島王の息子。3歳。


 脱命符は仕掛けられていない。

 母に似て武術好きらしい。シャルロット達の槍術に興味を示し、教わろうとする。



◎ イールヴァ

 人族の中年男性。エンナムから送り込まれた監督官。

 狂屍(きょうし)術士で操命(そうめい)術も学んだ一人。


 エンナム王の分家で、百二十年ほど前にダイオ島に送り込まれた。

 シノブ達に捕縛され、奪命符を除去した上でアマノシュタットに移送される。



 ◆ ◆ ◆ ◆



8. スワンナム地方(その他)



神操(シェンツァオ)大仙

 エルフ。操命(そうめい)術士。創世暦500年ごろの生まれ。300歳ほどで没した。


 『操命(そうめい)の里』を築いた伝説的人物(里を築いたのは創世暦700年より少し前)。

 実は女性だったが生前は幻惑の術で隠しており、本当の性別を知るのは共に里を築いた者くらい。

 死後は眷属に生まれ変わり、現在は里の中央にある生命の大樹にいる。シノブ達の前にはエルフの少女の姿で現れ、メイリィと名乗る。



◎ 当代の大操(ダーツァオ)

 エルフの男性。操命(そうめい)術士。230歳前後。

 『操命(そうめい)の里』の(おさ)

 妻もエルフで、200歳前後。


 カン発祥の術士は、師匠が術士としての名を授けるのが一般的。また、同じ名を次代以降が受け継ぐことも多い。



 ◆ ◆ ◆ ◆



9. 海竜



◎ マート

 名前のみ登場。

 海竜の雄。成体。四百数十歳。北太平洋に棲家がある。



◎ ティア

 名前のみ登場。

 海竜の雌。成体。四百歳前後。マートの(つがい)

 創世暦1002年2月、卵を産む。三月には孵る予定。



 ◆ ◆ ◆ ◆



10. 歴史上の人物



神角(シェンジャオ)大仙

 狂屍(きょうし)術士。

 ダージャオの師匠。祖師と呼ばれる。

 現在のところ、詳細や生死は不明。生きている場合、カンのどこかにいると思われる。



◎ ハイヴァン

 虎の獣人の男性。エンナム王国の初代国王。カンの南部(現在のナンカン)出身。


 漁師の三男として生まれるが、狂屍(きょうし)術士の大戮(ダールー)の弟子となり故国を離れる。術士としての名は海戮(ハイルー)

 その後スワンナム地方の北部にエンナム王国を起こす。

 操命(そうめい)術は得意だったが狂屍(きょうし)術は苦手で、奪命符は使えなかった。


 創世暦750年に誕生。即位が創世暦780年。50歳で息子に王位を譲る。

 即位の直後、師匠のダールーが他所に渡ると宣言し、袂を分かつ。



◎ ウェルマン

 人族の男性。エンナム王国の第二代国王。

 創世暦775年に誕生。即位は創世暦800年。

 奪命符を使う才能を持っており、ダールーが残した書物で学び技の会得に成功する。

 その後エンナム王家は奪命符に頼りきりになる。

 術士としての名は威戮(ウェイルー)。以降のエンナム王も、この名を継いだ。



◎ コンホウ

 虎の獣人の男性。創世暦740年に誕生。エンナム海軍司令コンバオの先祖。

 初代国王ハイヴァンの腹心の一人で、建国の功臣とされている。実際には禁術を使うハイヴァンに悩みつつも、建国による平和実現のために従っていたらしい。



◎ 初代大操(ダーツァオ)

 人族の男性。操命(そうめい)術士。創世暦600年ごろの生まれ。200歳ほどで没した。

 シェンツァオ大仙の弟子で高弟の一人だった。

 極めて優れた術士で長寿の術も会得し、長生きした。


 森猿スンウ達の先祖と共にアウスト大陸に渡った(創世暦685年ごろ)。しかし海猪(うみいの)など渡航の際に働く魔獣が減ったため、森猿達をカカザン島に残して去る。

 帰還後に、その件をシェンツァオ大仙から叱責され、高弟から外される。



※シノブがこの世界に来たのは創世暦1000年。

※25章の冒頭は創世暦1002年2月。


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