103 地図19(ヤマト王国・アウスト大陸)
ここではヤマト王国とアウスト大陸の地図や地名を紹介します。
第23章までに描写された内容で、今まで地名のみを記していたものです。
◎ 紹介する項目
1. ヤマト王国
2. ヤマト王国 中央~南部
3. ヤマト王国 中央~北部
4. アウスト大陸
◎ 注記
以下に掲載する地図はおおよそのイメージです。
ゲームのマップ風に作成しているので、実際の地形や縮尺とは若干異なります。
なるべく設定の地形や位置間隔に合わせていますが、「だいたいこんな感じ」とお考え下さい。
地図の内容は創世暦1002年1月初めのものです。
◎ 地図の境界線
黒い破線は、各地方の境を意味します。
◎ 地形について
山脈(灰色のもの)は、人の行き来ができない高山です。ごく一部の例外を除いて、山越えは不可能であり、軍の移動などはできません。
山地(茶色のもの)は、険しい山地ですので、移動が困難です。ただしヤマト王国は山地が多いので街道を敷設しています。
アウスト大陸は、多くは山地を避けて街道を敷設します。
濃い緑色は森、薄い緑色は草原もしくは普通の土地です。
薄茶色は砂漠です。
海のうち、濃い青の部分は魔獣が多い海域です。通常は航海を避けます。進入した場合、高い確率で巨大な海生魔獣に襲われ船が沈みます。
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1. ヤマト王国
地球でいう日本に相当する国。地形は日本とほぼ同一。
人口は200万人くらい。メリエンヌ王国が300万人、アマノ王国(旧帝国)が250万人。
ヤマト王国は大王家と三つの王家が治める国。日本に当てはめると、本州の関東以西を大王家、東北地方をドワーフの王家、九州を獣人の王家、四国をエルフの王家が治める。なお、大王家は人族。
◎ ヤマト王国 全図
◎ 秋津の島
本州に当たる島。ヤマト一族が大王として君臨する。ただし、東北地方に相当する地域はドワーフの王家が治める。
地形は本州とほぼ同一。
大王領の人口は120万人強。人族が多いが獣人族もいる。
ドワーフの王の治める地、陸奥の国は人口36万人。殆どがドワーフ。
・都
秋津の島の都市。ヤマト王国の首都で大王の宮殿がある。人口15万人。
地球でいえば京都に当たる。
17章13話から19話にかけて描写される。ヤマト王国の大王家や都、そしてイズハと家族を襲った陰謀が解き明かされる。
・カワド
ナムザシ(日本の東京都や近辺に相当)に存在する町。カワド城がある。カワド城は日本の江戸城に相当。19章29話に登場。
・カミタ
ナムザシの聖地。日本の神田に相当。19章28話などに登場。
一般にはカミタの神殿や隣接する禁域(10km四方に近い)も含めて呼ぶ。
大和健琉がドワーフの祖霊将弩と素無男を取った。
・タイズミ
陸奥の国の都。地球でいえば平泉に当たる。
ドワーフの姫である亜日夜刀美が父で王の長彦と鍛冶勝負をした。20章22話などで登場。
◎ 筑紫の島
地球でいう九州に相当する島。人口29万人。
地形は九州とほぼ同一。
獣人が多い。王は熊の獣人の熊祖一族。当代の王は熊祖武流(後に改名して熊祖威佐雄となる)。
・王都ヒムカ
筑紫の島の都市。クマソ王の宮殿がある。人口3万人。
地球でいえば宮崎県の東側、中央から少し北の海岸沿いに当たる。
主に16章で描写される。王子タケルと光翔虎のシャンジーが、クマソ・タケルと出会った場所。
◎ 伊予の島
地球でいう四国に相当する島。人口13万人。
地形は四国とほぼ同一。
エルフの女王が治める。殆どはエルフ、一部だけ狸の獣人が住む。
・王都ユノモリ
伊予の島の北西部にある。人口1万2千人。
温泉が多い。松山市に相当。
主に18章で描写される。女王ヒミコが座す白鷺宮が存在する。
◎ ヤマト王国の近辺
23章25話でシノブ達が見た地図に載っている地名など。ヤマト王国の知識階級や遠洋航海をする者なら知っている。
全て現在のところ話題に出たのみ。
・ワタリ島
北海道に相当する島。ドワーフが住んでいる。
ヤマト王国の北端からは20km弱。ただし魔獣の海域があり行き来は容易ではない。
・アコナ列島
沖縄に相当する列島。褐色エルフが住んでいる。
ヤマト王国の南端からは200km程度。ただし魔獣の海域があり行き来は容易ではない。
・北大陸
エウレア地方などがある大陸。地図に記載されているのは東端近くの一部でしかない。
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2. ヤマト王国 中央~南部
◎ ヤマト王国 中央~南部
※以下、上で紹介した項目は除外する。
◎ 秋津の島
・ナニワの町
秋津の島の都市。大王領に含まれる。人口5万人。
地球でいえば大阪に当たる。
シャンジーが行方不明になったと知ったシノブが、17章7話で訪れタケル達と再会。また、狐の獣人の少女イズハと出会った場所。
・都の南東の神域(丸の場所)
イソミヤと呼ばれる場所。東に突き出した半島全体および近くの海の全てが神域となっている。
シノブが17章34話で訪れ、七柱の神々と食事を共にする。
他にも21章3話など幾度か訪問している。
・都の北東の高山(星型の場所)
光翔虎のフェイジーが修行に使った場所。地球なら槍ヶ岳に当たる山。
17章7話~8話でシャンジーがフェイジーと決闘する。
◎ 筑紫の島
・王都ヒムカの北西の神域(丸の場所)
16章6話で日本から帰還したシノブが出現した場所。山中の直径数kmが神域となっている。
九州の古名は筑紫洲であり、シノブは日本に相当する場所だと察する。
他にも16章13話や16章28話など幾度か訪問している。
・霧の山
筑紫の島の山。竜がいると言われてタケルやシャンジー達が向かった。
地球でいえば宮崎県と鹿児島県の県境、霧島山系に相当。
嵐竜ヴィンとマナスがヤマト王国に訪れたときに使う、小さめの狩場がある(星型の場所)。16章19話からタケルが竜を探しに登る。
タケルは王都ヒムカから南下し、キシロの村(16章14話)、アマガの村、霧の山の麓のヒナモリの村(16章19話)などを経て山に入る。
◎ 伊予の島
・アナミの町
伊予の島の北東部、アワナガ地方で最大の町。代官所がある。阿波市に相当。
人口5千人程度。アワナガ地方全体だと人口2万5千人程度。狸の獣人が多い。2万人ほどが狸の獣人。
18章29話でソニア達が訪れる。巨大木人を悪用したエルフの若者をこらしめる。
東にはオオアサの町、ナルカドの港がある。ナルカドは鳴門市に相当。
ナルカドの北東の島は淡道の島といい、都からだとナニワの町、淡道の島、ナルカドの港の経路で渡る。
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3. ヤマト王国 中央~北部
◎ ヤマト王国 中央~北部
※以下、上で紹介した項目は除外する。
◎ 秋津の島
・ナムザシ
大王領の一部。日本の東京都や近辺に相当。
かつてドワーフの英雄である雄雄名将弩がいた場所。19章28話などで登場。
・オオイド
ナムザシに存在する町。日本の大井に相当。19章28話に登場。
・アシタ
カミタの禁域の一部。禁域となってからは名前は秘されている。
・イリタニ
現在のところ話題に出たのみ。
カワド城の近くにある町。光翔虎のヴェーグが過去に訪れた(24章9話)。
カワド城は日本の江戸城に相当。
・エチゴの町
現在のところ話題に出たのみ。
大王領の一部。日本の新潟に相当。
ソニア達が伊予の島に行ったとき、エチゴの商人と名乗った。
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4. アウスト大陸
地球でいうオーストラリアに相当する大陸。
北端は南緯16度少々で、南端は南緯40度を少し下回る程度。ヤマト王国の真南にある。東西は3000km、南北は2000kmを超える。
砂漠が多い。普通の人族と獣人族は、住みやすい緑地がある場所を選んでいるが、砂漠近くの乾燥地を利用する者達もいる。
エルフは森林の奥に住んでいる。外部との交流はない。
ドワーフは後述のゴディア島に住む。ドワーフ達は島から出ないが、人族や獣人族の商人が金属製品を買い付けに渡航する。
◎ アウスト大陸
◎ ドゥアル
街道脇の小集落。五十戸にも満たない規模。
アウスト大陸の東側、内陸に300kmほど入ったところ。南北はほぼ真ん中あたりで南緯27度ほど。
シノブ達がモアモア飼いの少女チュカリと会った場所(23章2話)。
◎ ナンジュマ
ドゥアルから30kmほど東の大集落。交通の要衝で戸数は千を優に超える。金鉱もあり裕福な町。
シノブ達は、モアモア飼いの少女チュカリと彼女の家に行く(23章3話~5話)。
◎ ウィルンヤ
ナンジュマから北西に2000kmほど離れた場所。北海岸に近い(南緯18度)。
経度はヤマト王国の筑紫の島とほぼ同じ。
岩竜オルムルとヨルムが木人で人に扮して魔獣使いの情報を探った(23章32話)。
◎ ゴディア島
現在のところ話題に出たのみ。
ドワーフが住む。大陸との交流は僅か。南緯41度くらいから南緯43度くらい。
北緯にすれば青森市から旭川市に相当する。
アウスト大陸とゴディア島自体は、およそ200kmは離れている。海峡には大小幾つかの島があり、それらを伝う場合だと最も間が広い場所で50km程度。
◎ カカザン島
森猿スンウ達がいる島。五芒星に似た形をしている。
島の位置は南緯14度少々。アウスト大陸の北海岸からは200kmくらい。
シノブ達はアウスト大陸の調査の一環で訪問し、スンウ達と仲良くなる(23章34話)。
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※関連地理情報
それぞれの国についての説明は「003 地名1(エウレア地方の国々)」に記載。
メリエンヌ王国内についての説明は下記に記載。
「004 地名2(メリエンヌ王国)」
「024 地名4(メリエンヌ王国・その2)」
「036 地名5(王都メリエ)」
「038 地名6(フライユ伯爵領)」
「069 地名7(ヤマト王国)」
「083 地名8(ヤマト王国・ウピンデムガ)」
※関連地図
・メリエンヌ王国周辺
「011 地図1(メリエンヌ王国周辺)」「043 地図4(メリエンヌ王国周辺 都市名入り)」に掲載。
・エウレア地方全体(アマノ王国成立前)
「032 地図2(エウレア地方の国々)」に掲載。
・ベルレアン伯爵領・王領・フライユ伯爵領の拡大図
「041 地図3(ベルレアン伯爵領・王領・フライユ伯爵領)」に掲載。
・ベーリンゲン帝国(現在のアマノ王国)
「046 地図5(ベーリンゲン帝国・西部~中央部 都市名入り)」に掲載。
・メリエンヌ王国南部およびカンビーニ王国
「054 地図6(マリアン伯爵領周辺・カンビーニ王国・シュドメル海)」に掲載。
・ガルゴン王国およびアルマン王国
「065 地図7(ガルゴン王国・アルマン王国)」に掲載。
・エウレア地方全体(アマノ王国成立後)
「071 地図8(エウレア地方の国々・アマノ王国建国後)」に掲載。
・アマノ王国およびデルフィナ共和国
「072 地図9(アマノ王国・デルフィナ共和国)」に掲載。
・エウレア地方と周辺
「073 地図10(エウレア地方・東域および南方大陸の一部)」に掲載。
・アマノ王国・第一期街道開通後
「075 地図11(アマノ王国・第一期街道開通後)」に掲載。
・東域(アスレア地方)
「084 地図12(東域の国家)」に掲載。
・アマノ王国・第二期街道開通後
「091 地図14(アマノ王国・第二期街道開通後・河川あり)」に掲載。
・キルーシ王国・アルバン王国・大砂漠
「092 地図15(キルーシ王国・アルバン王国・大砂漠)」に掲載。
・広域地図(エウレア地方、アスレア地方、アフレア大陸の一部)
「097 地図16(第21章末までの補足)」に掲載。
合わせてアスレア地方の西南部や中西部も掲載。
・広域地図・イーディア地方
「100 地図17(広域地図・イーディア地方)」に掲載。
合わせてアウスト大陸の集落の名も掲載。
・アスレア地方北東部
「102 地図18(アスレア地方北東部)」に掲載。
合わせて東方の地名なども掲載。




